いろんな中学校生へ「いのちの授業」をお話ししに行きますが、
学校によって、学年によって、反応が全く違うと感じます。
今日お話しした中学生たちは、とっても素直な反応でした。
授業中に気になることがあればすぐに声を上げ、笑いだし、盛り上がり…。
でも、わたしが静かに語りだしたら、水を打ったようにシーンとして聴いてくれる。
相手の気持ちを受け止めることができる生徒さんたち。
感想文を読むと、むき出しの感情が並んでいました。
「わかってほしい」
「つらい」
「自分を好きになりたい」
用紙の隅から隅までびっしりと、思春期の揺れる気持ちが並んでいます。
とくに多い単語は、
「嫌い」
「好き」
葛藤している気持ちが伝わってきて、読みながらこみ上げるものがあります。
自分のことが嫌いです。でも唯一好きなところは思いやれる心です。まわりでは暴言を吐いている人が多数います。止めるのが怖くて知らんぷりしているけれど、まわりに流されないようにしたい。自分のことを好きになりたいから。
最近はなんだか母とよくケンカをします。母のことを嫌いと思ったことは何十回もあります。でも、朝はちゃんと起こしてくれるし、ご飯も作ってくれる。そう考えたら大事にされてるのかな。
いつも母さんに反論したり無視したり嫌いって言ってるから、悲しませていると知っています。今日の話を聞いていたら母さんにやったらいけないことだと思って涙が出ちゃいました。今日帰ったら「今までごめん」って伝えてみます。
いつも「命は大切」って思うけど、しばらくすると人の悪口を言っていたり、親はどうせ自分のことなんかどうでもいいんだとか、きっと嫌われてるんだろうとか、マイナスなことばかり思ってしまいます。授業の最後の方では泣くつもりなんかなかったのに勝手に涙が出てきてしまいました。自分の心を変えてくれた今日の授業は絶対忘れません。
最初は「どうせ、つまんない説教の授業だろう」と思ってました。でも聞いてみたらまじめで楽しい内容で、いのちについて考えさせられました。自分のことが嫌いだったので、好きになりたいと思いました。
ぼくはコミュ障です。頭悪いです。とりえが何ひとつない人間だと思っています。まわりからも愛されず愛せないような人間だと思っていました。けれど、先生の話を聞いたら、自分も愛されたいし愛したいという新たな考えが浮かんできました。僕が生まれたときに両親はどんな顔をしたかなと考えたら、自分は何かをするために生まれてきた気がします。それは何なのかわかりませんが、愛する人を楽しませたり守ったりして幸せに過ごしたい。そして、自分を愛せる人になりたいです。
嘘で愛するのではなくて心から笑って「自分が好きだ」と言いたいです。先生の話は、明るく始まり重いことを考えるふしぎな授業でした。とにかくぼくは、これからの人生「自分を好きでいたい」です。
ストレートでむき出しの感情を文字化できること自体がすごいと思う。
大人でもなかなかできない作業だよ…。
これだけ文字化できる能力に気づいて自信を持ってほしい。
……だれでも自分を好きになりたいし、
「理解してほしい」と思っている。
でも、うまく言語化できなかったり、
イライラしたり、殻に閉じこもったり、
どうせわかってもらえないと頑なになったり…
思春期って、心と体がアンバランスになる時期。
私の言葉が今は受け止められない子もいるかもしれないけれど、
60分間の内容のうち、一部でも心に留まっていたら嬉しいな…。
いろんなことを考えながら帰路につきました。
中にはこんなうれしい感想文も…。
うれしい♡
しばらくこの言葉を思い出して頑張れそうです。
今日は目標ができました。直井先生とは初めて会ったけれど、先生のようにすごく明るくて、まわりも明るくできる人になりたい!そのためにはまず自分もまわりの人も大切に思って生きていきたいです。
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「いのちの授業」は、「お母さんに感謝しましょう」という内容ではありません。
受精卵の時点から始まり、自分の命がどう育ち迎えられたのか、医学的根拠と普遍的な事実に基づいてお話しいたします。
養育親家庭、LGBTの生徒さんにも細心の配慮をしており、人権やジェンダーの内容も含みます。
遠方でも、日程の許す限り出張いたします。
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