母乳だけではなく、ミルクも補う混合栄養。
「預けるときにミルクも飲めたほうがいいから」
「パパも飲ませることができるから」
という理由で、混合栄養を希望する方とよくお会いします。
また、具体的なバランスを示して
「ミルクが2割、母乳が8割で授乳したい」と希望する方もいます。
しかし、実は
混合栄養は難しい!
「足りなそうだから」とか
「欲しがっていたら」とか
「おなかいっぱいになるまで」とか
これって全てがあいまいな判断。
言葉が話せるならまだわかる。
でも相手は新生児。
それも「はじめまして」から数日しかたっていないのに、「どう思っているのか」を判断するのは難しいですよね。
さらに、
「飲む=おなかがすいている」とは限りません
哺乳瓶はお口の中に流れ込む構造になっているので、満腹でも飲めてしまいます。
そして、実は赤ちゃんは、
空腹だから泣くだけではなく
満腹でも泣くんです!!
これを判断するのは難しいですよね…。
また、冒頭のように
「ミルクが2割、母乳が8割で授乳したい」というのはさらに難易度があがります。
「母乳だけだと大変だから」とか
「ミルクも飲めるようにしたいから」と考えるお気持ちはわかります。
これはまるで、
「野球が好きだけど甲子園に行くようになったら大変だから、県大会で準優勝を目指してます」というようなもの。
とにかく混合栄養は難しいんです。
産院を退院してすぐから混合栄養が前提で進めて、どんどんわからなくなっているママによくお会いします。
まずは母乳育児を目指してみませんか?
結果論として混合になることはあるかもしれないけれど、はじめからミルクありきで進めるよりは難しくありません。
「分からないから」「足りなかったらかわいそうだから」と、どんどんミルクが増えてしまいます。
わたしは「母乳にするべき」とか「ミルクはダメ」とは思っていません。
でも、多くのママに関わっていると
「もっと早い時期にお会いできていたら母乳だけになっただろうに」という方が、とーっても多いのが現状なんです。
はじめての育児で適切なミルク量を判断するのは難しい。
ミルクをどれだけ飲ませたらいいか迷ったら、母乳育児に詳しい助産院や母乳外来への相談をおすすめします。
さら助産院では、
母乳不足を感じていたが母乳中心になった方が94%
※初診が生後2か月未満の場合
お力になれたらうれしいです。
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