コロナにより、

両親学級が中止になったり

妊婦健診に同行できなかったり

お産の立ち合いができなかったり…

 

地域や産院によって違うけれど、

パパが学ぶ機会が減ってしまいました。

 

そんなパパたちに知ってほしいことのひとつが、

帝王切開になったときのサポート。

 

わたしが妊娠中カップルにお話しするとき、

「お産で20~25%に起こることは何だと思いますか?」と質問します。

 

パパたちからは、

「破水の確率?」

「痛みが強い確率?」

なかなか正解にたどり着きません。

 

正解は、帝王切開になる確率。

 

帝王切開になるときは、以下のどちらかです。

 

■逆子などで計画的なもの

 

■何らか緊急事態が起きて突然帝王切開になるもの

 

とくに、ママの心が置いてきぼりになりやすいのが

緊急事態で帝王切開になったとき。

 

陣痛に耐えながら

「赤ちゃんが苦しがっている」など怖い説明を受け、そのまま手術台に上がる…

 

ママからしてみたら、恐怖と不安でたまらない…。

 

 

 

しかし。

そんな恐怖で出産したママが

 

「陣痛が短くすんでよかったね」

「らくなお産でよかったね」

「元気に生まれたんだからそれでいいじゃん」…

 

悲しくなる言葉をかけられていることもあります。

 

もしも妻が帝王切開になったとき

特に緊急の帝王切開になったときには、

 

「怖かったね」

「びっくりしたね」

「よくがんばったね」

「ママががんばったから、元気な子だよ」

そう声をかけてあげてほしい。

 

帝王切開は、自分のために受ける手術ではありません。

 

赤ちゃんのために受ける手術です。

 

誰かのために受ける手術は、ドナーと帝王切開だけ

 

わたしの好きな言葉です。

 

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帝王切開のママの気持ちに寄り添う本。

著者の細田さんはお友だちです。

帝王切開で出産したお友だちへのプレゼントにもお勧めですよ。