さら助産院では、なにがなんでも母乳育児とは考えていません。

 

ママが楽しく自信をもって育児することを大事にしています。

 

ですが、なかには

助産師=母乳宗教

 

このように考えている医師もいるようで、もどかしく感じることもあります。

 

心配になるのは、

「助産師と小児科医の話す内容が違うと、ママが混乱するのではないか」ということ。

 

母乳育児をがんばろうとしているときに小児科を受診して、混乱して母乳育児をやめてしまう方や、泣きながら助産院へお越しになるママもいます。

 

ママたちによると、小児科医に言われた話とはこのようなものでしな。

 

親のエゴで母乳しかもらえないのは、子どもがかわいそう

 

母乳なんてバカらしいことはやめろ

 

助産師が母乳母乳言うから、ミルクを飲ませない親が増えて困る

 

母乳は10分も飲ませたらダメ。母乳は5分で止まるんだから長く飲ませる意味がない。空乳(からちち)吸わせられる子がかわいそう。

 

ミルクは吐いたっていいんだから、飲めるだけ無理やりでも飲ませてあげるのが正しい。

 

こんな衝撃的な医師の言葉を聞くたびに悲しくなります。

 

 

傷ついたと泣いているママに対して

「ひどいねー」

「こんなにがんばって育児しているのにねー」と、

共感して悔しさを受け止めたことは数えきれず…。

 

ママたちは決してこだわってなんかいません。


だって、

「なにがなんでも意地でも母乳だけで育てたい」

「たとえ医学上の必要があっても、母乳育児にこだわり続けます」

こんな極端なことを言う方にお会いしたことはありませんから。

 

こだわりじゃないんですよ。

 

ママが母乳育児を飲ませたいと思うのは…

 

哺乳類の本能!

ママのエゴじゃない!!

 

だから、

母乳を飲ませたいというママを応援し、

全力でお手伝いがしたいと思っています。

 

助産師として、定期的に学び、

常に最新情報をインストールし、

適切なアドバイスできるよう研鑽に努めています。

 

母乳育児について、エビデンスある学びを続けています。

根拠のない個人的な意見をお伝えしたことはありません。

 

最後に、

医師による上記発言にはなんら根拠がないことと、

そのように話すのはほんの一部の小児科医に過ぎないことを付け加えておきます。

 

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直井亜紀の書籍です。