年度末には「いのちの授業」をお話しする機会が増えます。

 

「いのちの授業」では、

妊娠・出産の科学的な流れについてや、

卵子の寿命やジェンダーギャップ、性的同意などのお話をしています。

 

年度末には1000人以上の中学生にお会いしました。

 

 

授業を受けた生徒さんたち。

 

15歳の心でいろんなことを感じてくれて、

感想文のほとんどはスペース内にぎっしり。

 

家族のこと、自分自身のこと、将来への希望や不安…

いろんなことを書いてくれます。

 

 

ぼく自身、すごいと思える胸を張って言えることがありません。まわりに期待されて、それ以上のことができてもすごいとは思えません。自分で限界を決めつけて、満足をしたくないからです。直井先生の話を聞いて、自分の考える世界がより良い方向へ向かう第一歩が踏めたような気がします。自分の可能性を自分で決めないで生きていきたいです。

 

最近は、夢をあきらめていまし​た。この授業を受けて、改めて自分の夢を大事にしたくなりました。

 

これからは、助けられて守られるばかりではなく、だれかを助け、だれかを支えられる人になりたい。自分が生きる価値を考えるのではなく、自分は自分だと割り切って、そこからどうやって生きて、決断するかが大切だと思いました。

 

僕はちょっとだけ家出をしたことがあります。家出と言っても、夕方から夜の9時くらいまで家を出ただけです。でも、帰るとお父さんは車で僕を探しに行っていて、お母さんは怒っているよりも心配そうに優しく迎えてくれました。お父さんが帰ってくると、涙を浮かべながら「もうこんなことをしないで」と言ってくれました。僕も自然と涙があふれてきて、親が自分をどれだけ大切に思ってくれているのかを知りました。先生の話を聞いて、その時のことをもっと実感しました。僕は人のかかわりを大事に生きていきたいです。

 

保健体育や家庭科で習わなかったことが多くあった。お母さんのおかげで今があると思ったら感謝でいっぱいになった。誰にも分け隔てなく接することができる人になりたい。

 

いつもけんかをしているお母さんやお父さんに対する印象が変わりました。うざいと思ってきた親の気持ちを考えたら、今までの自分の態度が許せないと思えてきました、今日からは親孝行な息子になりたい。

 

命について軽く考えていました(正直)。今日の授業を聞いたら、母親への感謝があふれてきました。そして、自分がどのように生きていくべきかを考えました。僕は将来、人を助ける仕事がしたいです。僕の夢は消防士です。

 

男女は、性別は違うけれど同じ人として生まれている。男だから女だからという理由で、人の考えや気持ちをバカにする行為はしてはいけないと思いました。なので僕は、自分の考えや人の考えをバカにする人には「それはだめだよ」と言える人になりたい。

 

先生の中学時代の話が今の私に近かった。私も自分自身がなくて、自分のことが嫌いです。友達から「好き」って言われ言葉もすべて気持ち悪いと思っていました。ですが、先生の話を聞いて、自分に自信をつけるために努力をしたい、自分を好きになりたいと思いました。とても素敵な授業で、素敵な時間でした。

 

 

 

授業の後に先生方と感想文を読みながら

 

「この子は家族にこんなことがあってね…」とか

「クールな子だと思っていたけど、こんなにやさしいこと書くんだね」とか

 

生徒さんの背景をお聞きする時間が好き。

 

先生方から

「卒業生へのプレゼント授業」と言っていただくと、

期待にこたえられているかドキドキしつつも励みになっています。

 

生徒さんたち、ご卒業おめでとうございます。

 

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令和5年度も、すでに多くお声掛けいただきありがとうございます。

 

時間が許すかぎり、遠方でも喜んで出向きます。

 

こちらのフォームよりお問い合わせくださいませ。

 

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直井亜紀の書籍です。