さら助産院でママと話しているときに

 

「あれ?それってモラハラ?」

「DVのグレーゾーンじゃないかな…」

そう思うことがあります。

 

よくあるのは

 

「育児中は稼いでないんだから」

「家の中だけにいるんだからオレの言うことを聞け」

「育児なんて誰でもできるんだから」

 

夫からそう言われて自信をなくしている…という相談。

 

残念ながら

そういう女性に会うことが少なくないのが現状です。

 

そういう相談を受けたとき、

わたしはいつも

「あなたはどう思ったの?」を考えてもらうようにしています。

 

「悲しかった」

「いやだった」

 

「そう思ったんだね、

まずはその気持ちを伝えてみることから始めてみない?」

 

と伝えます。

 

結婚し、出産し、家族になるスタートの時点で

「その言葉を言われるのはイヤだ」

「その言葉を言われると悲しい」…

自分の気持ちをパートナーに伝えることはとっても大事。

 

「これくらいいいだろう」

「夫婦なんだからこれくらい許される」…、

どう思うかには個人差がある。

 

これって、

すべての人間関係の基本で、人権なのに、

恋人や夫婦だとあいまいになりやすい。

 

そして、

「これくらいいいだろう」の延長に

モラハラ・DV・性暴力…があるように思うんです。

 

だから

 

自分がイヤだと思う気持ちを大事にしてほしい

 

そう伝えたい。

 

 

今日、弁護士の太田啓子さんによる

「男らしさから自由になるために」セミナーに参加しました。

 

印象的だったのは

DVモラハラ妻の特徴はそれぞれなのに

モラハラ夫の特徴は似ている

ということ。

 

①妻を罵倒し非難しつつ、離婚を拒否する

「稼ぎもないくせに」

「毎日育児しかしていないのに」

 

②弁護士や裁判所の介入を極端に嫌がる

「妻と直接話せば解決する」

「妻がそんなことを言っているわけがない」

 

③泣いて謝罪した後、妻が許さないとキレる

「こんなに謝ってるだろう!」

 

④妻が自分を立ててくれなくなったと不機嫌になる

 

そうか。

 

「稼ぎもないくせに」という時点でモラハラなんだ。

 

助産院で、ママから聞いた話を思い出します。

 

でもね。

 

「モラハラ夫だからあきらめて」ではなくて

「自分の気持ちを大切にしてほしい」と伝えたい。

 

夫婦って育っていくものなのだから。

 

くりかえしくりかえし

「そう言われると悲しい」

「そういう言葉は傷つく」

 

そう自分の気持ちを伝えて、関係性を築いていってほしい。

 

きちんと気持ちを伝えあい

尊重しあい

リスペクトしあえう夫婦になってほしい。

 

大切にしてほしいのは

夫がどう思うかではなく

「自分がどう思うのか」なんです。

 

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さら助産院では、授乳以外でも

産後ママのお悩み相談に対応しています。

 

どんなことも安心してお話しくださいね。

 

夫婦げんか・夫の浮気・暴力・離婚相談…

 

キャリ―バックを抱えて助産院へ駈け込んできたママもいました。

 

たいていのことは経験済みなので、驚きません(笑)

 

さら助産院のモットーは、

「産後ママの笑顔が増えること」なんです。

 

 

夫婦関係のご相談のあとに書いていくれた、うれしいクチコミ。

 

大袈裟ではなく、私の人生を豊かにしてくれた、そんな助産院です。

 

結婚・出産・育児と目まぐるしく変わった環境の中、私は自分の心が、どこか置いてけぼりになってしまったような気持ちを持っていましたが、直井先生との会話の中で、
自分自身を尊重すること、母として、妻として、働く女性として、前を向いて進んで行こうと思える言葉をかけていただきました。

 

※このご夫婦はモラハラ関係ではありません

 

太田啓子さんのこちらの本もおすすめですよ。

 

 

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直井亜紀の著書です。

 

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助産師プロデュース。

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