緊急事態宣言が発令された1月8日、
東京都社会福祉協議会保育士会のみなさんへお話させていただきました。
保育士さん・保育園の看護師さんたちが対象で、ご依頼を受けたのは1年前のこと。
当時はこんな状況になるなんて、想像もしていませんでした。
この緊急事態下で大変な状況のなかを、大勢の方がご参加くださいました。
※お写真公開承諾済み
「地域の育児支援と性教育について」のお話しさせていただいたあとの質疑応答で、
4歳児の男の子と女の子がふざけながら、
V字バランスのような姿勢をしたあとに、おちんちんをお尻に押し付けていました。
保護者に伝えたほうがよいですか?
パンツを脱いでお尻をくっつけ合っていることがあります。どう声をかけたらいいですか?
こんな声が、複数の先生から挙がりました。
オンライン越しにうなずいている先生が何人もいたから、現場では珍しいことではないんだろうな。
子どもたちが「性行為」をまねた遊びをするのは、
「パパとママの夫婦生活を見てマネしている可能性」が高い…。
日常生活のなかで目にしたことを、そのまま模倣して遊んでいるだけなんだと思う。
わたしからは、
①パンツの中など水着に隠れているところを出していいのは、トイレとお風呂の中だけ。「お友だちどうしで見せたり触ったり押し付けたりしない」と教える。
②「イヤだ」「やめて」ということは、ふざけていても仲が良くても「すぐにやめる」ように繰り返し教える。
③「恥ずかしい」「汚い」のような表現で、ネガティブなイメージを刷り込まない伝え方をする。
そして、保護者さんへは、
個人的な事実として伝えるのではなく、「性行為のまねごとをした子どもがいた」と人ごととして伝えたうえで、
「当園では①~③のように指導しています。ご家庭でも同じようにしてみませんか?」と、家庭と園で連携して性教育をする。
このように提案してお答えしました。
そして、幼児におすすめの性教育本をご紹介。
- 『わたしのはなし』山本直英・和歌山静子【作】/童心社
- 『ぼくのはなし』和歌山静子【作】山本直英【監修】/童心社
- 『とにかくさけんでにげるんだ』ベティー・ボガホールド【作】安藤由紀【訳】河原まり子【絵】/岩崎書店
- 『いのちのまつり』草場一壽【作】平安座資尚【絵】/サンマーク出版
- 『おへそのひみつ』やぎゅうけんいちろう【作】/福音館書店
- 『おちんちんのえほん』やまもとなおひで【文】さとうまきこ【絵】/ポプラ社
- 『いいタッチわるいタッチ』安藤由紀【文】
この、saitaplusさん3回シリーズの中でも、
性教育のおすすめ本をご紹介しています。
わたし自身もわが子の育児中に、
保育園の先生方にはたくさん助けてもらいました。
だからこそ、この言葉を聞いて考えさせられます。
よりよい保育のために学びの場をもっと設けたいと思っているけれど、今は感染対策ばかりを優先しなくてはならず、できないことだらけでもどかしいんです。
現場のご苦労、お察しします。
子どもたちやママパパの強い味方の保育園。
保育士会の皆さまとのご縁を嬉しく思っています。
講師にわたしを推薦してくださった方、ありがとうございました。
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ご出産祝いにもぜひ。
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