岐阜県富加町に行きました。
双葉中学校1~3年生の生徒さん260人に、「いのちの授業」をお伝えさせていただきました。
会場は大きなタウンホール。
あたたかくて快適な会場です。
遠く岐阜県なのに、定期的にお招きいただいているありがたいご縁です。
美濃加茂市、可児市、八百津町、富加町…。
岐阜県のなかに知り合いの先生が多くいらっしゃることもとっても嬉しい。
そのご縁で、なかには小学生の時に授業を受けてくれている生徒さんたちもいました。質問をすると挙手をして答える男子生徒さんたち💛
講演後の質問タイムで、挙手をして質問してくれた男子くん。
「助産師をしていて、うれしいのはどんなときですか?」
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「赤ちゃんの成長を見守れることがうれしいです。でも、こうやって『はじめまして』の中学生に会っていのちの話を聞いてもらえて、いっしょに笑ったりする時間もとても楽しいです。質問してくれた〇〇君に今日会えたことも、わたしはうれしいことです」
とっさに答えたけれどこれは本音。
多くの小中学生に会えること。
「いのち」について一緒に考える時間を過ごせること。それは私にとってうれしい時間。
そして、いつも伝え方を配慮しているのは、いろんな成育歴の生徒さんがいるということ。
両親が離婚している生徒さん、DV被害にあった生徒さん、親が他界している生徒さん…いろんなご家庭があって「普通」なんてひとつない。
だからこそ、いろんな成育歴の生徒さんが書いてくれた感想文を読むと胸がいっぱいになります。
両親が離婚しているけれど、生まれたときにはお父さんが楽しみにして応援してくれたのかなと思いました。お母さんに、ちょっとでも楽になってもらえるように親孝行したいです。
私はすぐに家族に反抗しちゃったり、「あの子はいいなあ、わたしなんてダメダメで」と思うことが今までたくさんありました。今日の話を聞いて、家族や私を支えてくれている人たちに申し訳ない気持ちになり、感動しました。毎日感謝して生きていきたいし、もしまた自分が嫌いになったら今日の授業を思い出しまた。
直井先生の体験談を聞きながら、すごく印象に残りました。赤ちゃんでも人のぬくもりや愛情が分かるのかなと思ったり、本当は赤ちゃんの頃にしかわからないことがあるのかなと思ったりした楽しい講演会でした。
おとうさんとは一緒に暮らしていないけれど、生まれたときにお父さんは笑ってくれたのかな、生まれてきていいよって言ってくれたかなとと思ったら、お話を聞いていて涙が出ました。私が大きくなっていつか会ったときに、「こんなにがんばっているんだよ」って見てもらえるように、輝いている大人になりたい。
可能性の塊の中学生たち。
素晴らしい未来になるように願っています。
ご縁をつないでくださった、校長先生、教頭先生、ありがとうございました。