前回のブログ投稿からだいぶ月日が経ってしまいました。
その間、我が家の愛犬ミニチュアダックスフンドのサクラが
老衰で日に日に弱っていったため、仕事をしながら介護に追われる日々でした。
少しでも回復してくれることを願っていたのですが…
きのう午後2時過ぎ、私に撫でなでながら静かに息を引き取りました。
元々、サクラは10数年前に海岸沿いの雑木林の木に紐でくくりつけられ、捨てられていた子で、すぐに保護して我が家に迎え入れました。
しつけも全然されておらず、とても臆病で手のかかる子でしたが我が家の癒しでもありました。
サクラを保護する数年前に同じくブリーダー放棄で捨てられ、保護したペキニーズのモモとは
すぐに打ち解け、仲良くじゃれ合っていたものです。
そのモモが同じく、老衰で旅立ってから約5年…
後を追うようにサクラも虹の橋へと旅立っていきました。
皆さんは虹の橋という詩をご存じですか?
この詩はインディアンの間で伝わった詩といわれていますが作者は不明です。
そのうち世界中に広まり、日本でも多くの動物愛好家の中で知られるようになりました。
以下、日本語訳 ※訳しかたが人によって若干違います
天国には「虹の橋」と呼ばれる場所があります。
飼い主にこよなく愛されていた動物は全て、この虹の橋に集まります。
誰もが皆、走り回ったり遊んだり出来るよう、ここには草原や小高い丘があります。
食べ物や飲み水も豊富にあり、太陽が暖かく照り付けてとっても心地よい場所です。
病気や老いで弱っていた動物達は、全て元の元気な体に戻ります。
傷ついたり体が不自由だった動物達も、全て健康で活力に満ちた体を取り戻します。
それはちょうど、飼い主がペットが元気だった頃を懐かしむ時の姿です。
動物達はみんな満ち足りており、何の不満もありません。
でも、たった一つだけ気がかりなことがあります。
それは一緒に虹の橋に連れてくることの出来なかった、飼い主であるあなたのことです。
動物達はみんな仲良く集まってはしゃぎ回りますが
そのうち、ふと足を止めて遠くを見つめる時が来るでしょう。
やがて瞳がらんらんと輝き、体が震えだしたかと思うと、突然
仲間のもとから離れて緑の草原を駆け抜け、飛ぶように走るのです。
そう、あなたを見つけたのです。
この世を去った飼い主が、虹の橋で待っているペットを迎えに来たのです。
特別な感情で結ばれたあなた達は、とうとうこの場所で再会を果たし、もう二度と離れることはありません。
ペットはあなたの顔にキスの雨を降らせ、あなたも懐かしいペットの体を撫でて長いこと見ることの出来なかった、その瞳を見つめます。
そしてあなたとペットは、共に虹の橋を渡って行くのです。
以上
※この詩には第二部と第三部までありますが第一部のみ載せました
私は犬猫の保護活動をしてきたので、これまで病気や老衰で沢山の子を見送ってきました。
延命処置をした時も選択しなかった時も、結局はその都度、もっとああしてあげれば良かった、こうしてあげれば良かった、果たしてこれで良かったのか?と後悔ばかり…
そんな時にこの詩に出会いました。
いつか私が旅立った時、この子達と再会できることを生きがいとして毎日を一生懸命に生きていきたいと思います。
同じように愛するペットを亡くされ、ペットロスに陥っている方。どうか、この詩を読んでいつかまた最愛の子に出会える日を心待ちにして元気になってください。