こんばんは。
広島市安佐南区のライフオーガナイザー 井手本亜希です。
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高校受験が終わり
ホッとしているところですが
今回の受験に関しては
私自身色々と思うところがあり
来春受験を控えている方の中には
私たち親子のような状況の方も
いらっしゃるかも・・・
と思い、記事にしておくことにしました。
今日の記事は
「広島県の公立高校受験」
に限ったことになります。
更に、来春の受験を最後に
翌年からは大幅に受験制度が改正されます。
なので、今の中学2年生に限定されますので
ご了承ください。
そして、今から書くのですが
とても長い記事になると思います。
(長すぎて分けるかもしれませんが)
まず、息子は今回の公立高校の受験で
志望校に合格しましたが
こちらの記事にあるとおり
本人の希望で偏差値の低い方の高校を
受験しました。
しかし、その学校でも
受験の10日前に受けた模試はD判定でした。
(合格可能性20%~40%)
このドッキング判定というのは
予め内申点を申告しておき
より受験に近い形で偏差値を出して
合格判定を出したものです。
第一志望(実際に受験した高校)はD判定。
この模試は全5回あったのですが
最初から最後まで変わりませんでした。
広島県の公立高校の採点は
調査書(内申点)と学力検査(入試)の割合が
ほぼ5:5。
そして、その調査書(内申点)は
1年生の時から3年間分が加味されますが
その割合は1:1:1。
つまり、1年・2年・3年の成績が
同じ割合で内申点として加算されるので
「3年生になったし、受験がんばろう!」
と思っても、大幅に挽回することはできないのです。
ちなみに改定後は
ほぼ同等の比率だった学力検査と調査書の割合は
「学力検査:調査書:自己表現=6:2:2」
になり、調査書の比率も
中1:中2:中3=1:1:3
となります。
学力検査(入試)重視+中3の比率が高くなるので
3年生になってからの挽回も十分可能です。
※広島県の公立高校入試改定についてはこちら
しかし、残念ながら改定に間に合わなかった(?)息子。
内申点の低さが、最後の最後まで影響しました。
入試は当日勝負なので、どうなるか分かりません。
でも内申点は既に確定している点数なので
少しでも高い方が、確実に合格に近づいています。
ここで、どうして息子の内申点が
こんなに低かったのか?
それは
「提出物を出していないから」
なのです。
そして、このことが
「記事にしておこう」
と思ったきっかけでもあります。
提出物を出す。
一見簡単なことのように見えますし
逆に、そんなことで点とれるなら楽勝
という方もいるかもしれません。
でも、それが難しい子どももいるということです。
息子もそうですが、私自身もそうでした。
とんがっている訳でもなく
反抗的な態度を取ろうとしている訳でもない。
でも、自分にとっての優先順位が低く
いつの間にか締め切りを迎えていたり
更には、そのことを
「とりあえず怒られても、その場をしのげばいいか」
という気持ちでやり過ごしたりします。
とても分かりにくい表現かもしれませんが
そういうことなのです。
よく
「学校の提出物も出せないなら
社会に出ても締め切りを守れないよ!」
と言われますが
そんなことはありません。
それは自分自身の優先順位の問題なので
仕事の締め切りは守ることが出来ます。
そうでなければ
仮にも金融業と呼ばれる保険会社に勤務するなんて
ムリだったと思います。
息子も
課題を出された時点では、やらなきゃと思っていた。
毎日部活で疲れたり、他にやりたいことがあったので
ついつい課題をしないまま、ほったらかしにしていた。
いつの間にか締め切りになり
「集めます」
と言われ・・・
その時点で持ってきていた場合は
やっていない白紙のままワークブックを提出。
持ってきていなかった場合は、未提出。
という状況でした。
提出物の評価は、内容により
「A・B・C・未提出」
の4段階で評価されます。
息子の場合、(白紙で)提出してC。
もしくは未提出、がほとんどでした。
そして、次の課題の際
「前回やっていないから、そこもやらなきゃいけない?」
など余計なことを考え、益々出来ない・・・
という負のループです。
先生によっては
「ご家庭でも管理を・・・。」
と言われましたが、わが家はそれをしませんでした。
中学生ですし、今親が無理やりやらせても
この先ずっと、という訳にはいかないからです。
更に、こうなることは小学生の頃に
予想がついていました。
本人にはそのことを何度も話し、
中高一貫校を受験する
という選択肢も与えていました。
それでも、本人が公立中学への進学を選んだからには
自分で何とかするしかないのです。
そして、内申点が低いとどうなるのか?
その答えは
「本人の将来への選択肢が少なくなる」
ということです。
別に内申点が低いからといって
生きていけないわけではありません。
でも、もしかしたら
なりたい職業には就けないかもしれません。
それを理解した上で、それでも
自分の中での優先順位が上がらないのであれば
仕方がないことなのです。
定期テストで割といい点数を取っていたことも
一部の先生の怒りを買うことになりました。
担任の先生によっては
「井手本君、いくら定期テストで90点台を取っていても
提出物出せないなら5は取れないのよ、ずっと3よ!」
「答えだって渡してあるんだから
丸写ししてでも出しなさいよ!」
と言われました。
言いませんでしたが
「日本の教育、こんなことでいいのか!?」
と思いましたね・・・。
逆に、提出物が全部Aだけど50点台しか取れない子に
同じように怒っているのかというと、そうではないはず。
先生にとっては
提出物、という当たり前のことが出来ない
と不真面目に見えているのだと思います。
そのコントロールが、
テストで50点から90点に点数を上げるのと同じくらい難しいとは
思ってもみないのでしょうね。
息子がラッキーだったのは
受験で関わる中3の担任の先生が
とても理解がある先生だったこと。
絶対に責めるようなことを言わず、本人には
「もったいないなぁ。どうやったら出来るかなぁ。」
と言ってくれ、親に対しても
「井手本君は決して頭が悪い子ではないんですよ。
僕は井手本君のポテンシャルを信じています。」
と言ってくださるような先生でした。
受験に取り組む際
負の感情をエネルギーに変えることがあるかもしれません。
でも、「見返してやる!」という感情を抱き続けたままだと
戦うべき敵や目的を見失う可能性もあります。
息子が以前の担任の先生のように
ずっと責められ、それに対して「見返してやる」という
負の感情をエネルギーに変えて受験に挑んでも
今のように、スッキリとした気持ちで終えられていたかどうか
分からないと思います。
大変長くなりましたので、続きを書きたいと思いますが
ここまで読んで
「うちの子、そうだわ。」
と思われたお母さん。
そして、そのことに
「なんで、提出物くらい出せないの!」
と怒りの感情を抱いていたお母さん。
もしいらっしゃったら
そういうことが、かなり困難な子もいる
ということを、まずは理解してあげて欲しいのです。
私は専門家ではないので分かりませんが
このことが発達障害などに関係しているかもしれません。
でも、関係していようがしていまいが
身近な人に理解されなかったり
先生から責められるということは
間違いなく良い結果を生みません。
そして、今
4月から中学3年生になるとしたら
記事の最初に書いたように
内申点での大幅な挽回は難しいかもしれないです。
息子も3年生になってからは
以前よりは提出物などを頑張りました。
それでも、大幅アップとはいかなかったのです。
どれくらい内申点が悪かったのか
今日あらためて知る機会がありました。
本人が
「塾に行ってみようかな」
というので(ビックリ!!!!!)
無料体験を申込に、面談に行ってきました。
そこで、記入したシートを見ながら先生が
「部活は何に入るんですか?
テニス!いいですねぇ~。中学もテニス?」
などと、ヒアリングの内容をスラスラとメモしていたのですが
「高校入試の時点での内申点、分かりますか?」
と聞かれ、答えたら
急にペンがピタッと止まり、顔を上げて
( ゚Д゚)!
こんな顔で
「え・・・。」
と、言葉を失っていました(笑)
小さな声で
「それは・・・内申点かなりキツかったですね・・・。」
と言われ
私は合格すると信じて疑わなかったのですが
「あ、客観的に見るとかなりヤバかったのか。」
と思いました。(よく考えたらD判定ですしね。)
それくらい、提出物が出せず
非常にまずい状況でしたが
おかげさまで合格することが出来ました。
本当に長くなってしまったので、次の記事で
内申点が足りない受験の時
どういう方向性で取り組んだのか
について書きたいと思います。
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