和服のオーガナイズ・その1~目的を決めて全部出す~ | くらしをととのえる

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広島のマスターライフオーガナイザー 井手本亜希です
元・片づけられない女、今はライフオーガナイザーです
たくさん読んだ収納の本、たくさん買った収納グッズ、
それでも片づかなかった家が片づいたのは・・・
ライフオーガナイズとの出会いでした

おはようございます。

広島のライフオーガナイザー 井手本亜希です。


今日は、先日から妹と取りかかった「和服オーガナイズ」について。


今年の秋で母が亡くなって丸6年、七回忌を迎えます。


母は独身の頃京都で和装小物を扱う会社に勤めており、退職後も和裁を習ったり、ずっと和服に関わった人生でした。


そんな母ですから、自身もそれなりに和服を所有し、私達姉妹にも最低限の用意をしてくれていました。


ただ残念なことに、私たちは着付けも出来ず、和服自体に全く詳しくない・・・。


実家の納戸に納めてある和服の存在に「あぁ、アレを何とかしなきゃ・・・。」とは思いつつも、なかなか腰が上がらず早6年。


実家には、両親が他界した後に結婚した弟家族が住んでいます。


今までは「ウチに置いたままでもいいよー。要る時に取りに来れば?」という弟の言葉に甘え置かせてもらっていましたが、妹が新居を建てたことをきっかけに「実家からは引き上げよう。お姉ちゃんの分もウチに置いてあげるよ。」という、これまたありがたい一言で重い腰を上げました。

そんな経緯があり、やっと取りかかったオーガナイズ。


まずは「目的を決めて全部出す」です。


目的・・・

・自分たちの和服が必要な時にすぐ使える状態にする

・母の和服は気に入った柄で日傘を1本作り、残りは手放す


母の和服はサイズが合わないため、私達が「着る」という目的で残しておくことは難しい。

それに、自分用に仕立ててもらった和服でさえ着る機会がほとんどないのに、母の和服をお直ししたところで多分着ることはないだろう・・・という結論にいたりました。


特に私には娘がいませんので、私が亡くなったあとに夫や息子が途方に暮れるような量を持つことはやめよう、とも思いました。


そして「全部出す」

出す、といっても実家にあったので妹が車で運んできてくれました。


・・・結構ありました。そして、思った以上に重たい!


この量を見て、若干げんなりしながらFacebookに「今から和服オーガナイズ!」とアップすると


なんとステキ女子が多いことでしょう!

「参加したい!」「楽しみだね~♪」「私、和服のリメイクやってる!」など、オーガナイザーの方々からのコメント多数。


げんなり姉妹で「お・・・お願いすればよかったかも。」


と言いながら、ひとつひとつ中身を確認しました。


まずは、必要になった時に慌てないように喪服

喪服は母が亡くなった時、とても慌てたのです。

母が病院で亡くなり、夜遅くに実家に連れて帰り翌日が通夜という時。


急に思い出したんです。


「黒は染が悪かったらすぐ分かるし、姉妹は親の葬式の時に並んで座るけぇ同時に染めた喪服がいいんよ。二人のも同じときに仕立てたからね。」


と、母が言っていた言葉。

夜遅く、妹と二人であーでもないこーでもない言いながらやっと二着の喪服に辿り着き小物を準備していた時です。


「あれ?なんかこの二つ、生地が違わん?」


「・・・・・・・・!」


よく見ると、夏用の絽の喪服と冬用の喪服でした・・・やり直し!


もう一度探し出し、やっとの思いで準備をしました。


そんな経緯があったので、すぐに分かるようにそれぞれの帯とセットに。

妹が「誰の、いつの(季節)喪服」という付箋をつけてくれました。


ちなみに、喪服の中からこんなものが・・・

IMG_20150715_084401538.jpg

『皇室献上絹』(笑)

「いくら黒は染が悪かったらダメ!って言っても、皇室献上絹じゃなくていいじゃろ~!私ら庶民じゃし。」


妹と大爆笑でした。



まず、目的を持ってから作業に取り掛かると「出しただけ、見ただけで終わった」になりませんね。

和服オーガナイズ、まだまだ続きます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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