王冠 第38話 王冠

像那(ヨンナ)族の将軍タホテが 前に進み出て進言する

“聖なる国”である楽浪(ナンナン)国に 侵攻はできないと…!

タホテをはじめ 多くの兵が消沈する原因は

大将軍ウナルの敗戦が大きなものになっていた

『もしや怖気づいたのか!!!』

『天のお怒りに触れたくないだけです!』

ホドンが 先鋒者として壇上に上がる

すでに天は 楽浪(ナンナン)国を見捨てたと 高らかに宣言する

『昨夜 高句麗(コグリョ)の始祖 東明聖王のお告げがあった!

“天を愚弄した罰で

楽浪(ナンナン)国の自鳴鼓(チャミョンゴ)を 切り裂くであろう”

間もなく 自鳴鼓(チャミョンゴ)の破壊の知らせが届く!』

その知らせを送ろうと ラヒが チャミョンと死闘を繰り広げていた

『私はただ 楽浪(ナンナン)の民を守りたいだけ

高句麗(コグリョ)へ行き 感じた

楽浪(ナンナン)は高句麗(コグリョ)に勝てない!』

『自分を正当化しようとするな』

『自鳴鼓(チャミョンゴ)を壊し 兵士の命を救うのが言い訳だと?!

両親の命を守り 民を救うのも言い訳と?!!!』

『高句麗(コグリョ)は信じられない

大武神王が楽浪(ナンナン)を 兄弟国と扱うはずがない』

『王は信じられなくても 夫のことは信じる!』

チャミョンは ラヒが最も聞きたくない言葉を口にした


『ホドンが愛する女性は あなたではない』

『自分だというつもり?!』

『王子が愛するのは 自分の父親と高句麗(コグリョ)だけ!

私への愛や あなたに対する罪悪感など 小さなもの』

真紅の覆面の下で もはやラヒは泣き出していた

裏切られて憎んでも 国を売る罪悪感や憐み

氷のような冷酷さもすべて 愛なのだと訴える

国境では

ホドンの演説で 動揺する兵を鎮めることはできたが

出陣できないまま時間だけが過ぎていく

ラヒからの伝言を 鷹が知らせてこなければ どうすることもできない

ホドンはこの際 ラヒを無視して国境へ攻め込むと言い出すが…

『お前の命令は誰も聞かぬ!!!

チェ・リがユ・ホンを討つ前から 19年間もこの日を待っていた

5部族から1万8千も兵を動員したのだ!

このまま撤退しては 二度と機会は訪れぬ』

自鳴鼓(チャミョンゴ)を神聖化し 戦を避けるしかない楽浪(ナンナン)国

大国高句麗(コグリョ)は 肥沃な大地を求め侵攻するしか道はない

この2つの国のせめぎ合いは 漢に飲み込まれかねない刹那の闘いである

チャミョンとラヒとの死闘の決着に すべてが懸かっていた

『そなたとは国の守り方が違う

たかが太鼓を作ったくらいで偉そうにするな!』

『母上を非難してたけど 本当の偽善者は王太女の方では?!

本当に愛しているのは楽浪(ナンナン)ではない ホドン王子よ!!!』

違う…とは言わないラヒ

それがいけないことかと聞き返す

『壊しても無駄なこと また作り直すから

楽浪(ナンナン)にとっての自鳴鼓(チャミョンゴ)は

父上であり 大将軍であり 私なのだから…!』

動揺するラヒ

その一瞬を突き ラヒの首筋に剣をあてるチャミョン!

『諦めて 楽浪(ナンナン)と高句麗(コグリョ)は 兄弟国になれない

私たちは姉妹 だけど上下関係がある

楽浪(ナンナン)もまた 高句麗(コグリョ)に逆らえない

それでも兄弟国だと?!』

『……』

『陛下を呼んでくる』

ラヒを姉と思うチャミョンは 疑わずに背を向けた

しかしラヒは その背に手裏剣を…!!!

『まさか… 刃に毒を?』

『夾竹桃の毒だ 覚えておいて 私も楽浪(ナンナン)を愛してる

たとえ属国になろうとも… 祖国を守りたい』

毒に侵されたチャミョンは 次第に目がかすんでいく…!

国境では 催促のほら貝が鳴り響き 耐え切れなくなる無恤(ムヒュル)が

ホドンに剣を投げつけ 自決を迫る!

しかしまだ 死ぬことはできないというホドン

『私の息子が死を恐れるのか!

だから扶余(プヨ)の血族だと非難されるのだ!!!』

『結局父上は 息子を死に追い込んだ祖父上と同じことしています!

私は伯父上たちとは違う 無駄死にはしません』

『お前は 恥というものを知らないようだな

だが私は耐えられぬ 斬ってやる!!!』

『父上に殺されるなど真っ平です!』

無恤(ムヒュル)は 本気で息子に斬りかかり

ホドンは 返り討ちにする勢いで抗う!

そこへ 争っている場合ではないと ウナルが割って入る

タホテが 戦線離脱したというのだ…!

チャミョンとラヒの決着は まだつかずにいた

目がかすみ 苦しみながら ラヒを追い詰めるチャミョン!

『ホドンが死んでもいいの?!!!』

『……』

『死んだら後悔するはず』

それは ホドンの名を出されて怯んだからか

あるいは 毒に侵されて集中力が途切れたのか…

ラヒは 迷うことなくかんざしを チャミョンの胸に突き立てた!

それは奇しくも…赤ん坊の時に ラヒの母ジャシルに刺された同じ場所

『結局はただの女だった

愛という名の毒に… 負けてしまった 悪いのはお前だ

ホドンは お前しか見ていなかった

私の自尊心を傷つけた罪を… 絶対に許せない!!!』

動けなくなった体で横たわったまま

チャミョンは ラヒが 太鼓を切り裂く光景を見つめるしかなかった

ホドンは 離脱し退却するタホテの前に立ちはだかっていた

しかしタホテは 最後の警告を無視し 退却を強行する…!

『許可なしに戦線を離れる罪は 死を以て償わせる!!!』

『母親が扶余(プヨ)人のくせに生意気だ!

母親の国に帰りやがれ! 青二才め!!!』

ホドンが放った槍が命中し タホテは即死した

その遺体を磔(はりつけ)にし ホドンは兵を震え上がらせる

『楽浪(ナンナン)国が怖いのか!

自鳴鼓(チャミョンゴ)など ただの太鼓に過ぎぬ!私は恐れていない

高句麗(コグリョ)の兵よ!!!

今日こそ我が大武神王に 楽浪(ナンナン)国を捧げよう!!!』

そこへ 大空に鷹の姿が見えた!

自鳴鼓(チャミョンゴ)が破壊されたことで 一気に士気が高まり

ホドンは 兵を率いて進軍する!!!

高句麗(コグリョ)軍が 国境を越える頃

引き裂かれた自鳴鼓(チャミョンゴ)の前に イルプムはチャミョンを発見する

瀕死ではあったが まだ息はあるようだ

チャチャスンとミチュが チャミョンを荷馬車に乗せて運ぶ

一刻も早く毒を抜かなければ命はない!!!

神器が引き裂かれ 巫女が姿を消した

誰一人 王太女ラヒの仕業だと疑う者はいない

そこへトスギが 火急の知らせを持って飛び込んでくる!

『高句麗(コグリョ)軍が 国境を越えて攻めてきました!!!』

次妃ジャシルは 言い知れない不安に怯えている

そして ある確信を持ち 侍女チソをも遠ざけ ラヒのもとへ急ぐ!!!

同じ時 イルプムが 王妃モ・ハソに報告する

巫女チャミョンは 意識不明の重体!

自鳴鼓(チャミョンゴ)の破壊は王太女ラヒの仕業であり

チャミョンを攻撃したのもラヒであるという

生きていると知れれば 再び狙われる恐れがあり

王宮に置くことができず宮外に避難させたと!

愕然とする王妃

この事態が発覚した瞬間 頭をよぎったことであった

違ってほしいと願ったが 予想は的中してしまった

次妃ワン・ジャシルもまた 娘の口から事実を知り 激怒していた

何度その頬を殴りつけても足りない

しかしラヒは 自分の行動に悪びれることなく

涙を流し その正当性を訴える

『母上がおっしゃったのです

“憎むことを知らねば 燃えるような恋はできぬ”と』

ジャシルは 呆れ果てて笑うしかなかった


『国を滅ぼす女の話は聞いたことがある

まさか自分の娘が!

男一人のために 国を売るとは思わなかった!!!』

『母上も チャミョンを憎んでいたはずです』

『王女としては敵でも 巫女としてのチャミョンはお前の味方なのです!

嫉妬する必要はない!!!』

そこへ 王妃モ・ハソが現れる

次妃ワン・ジャシルが 涙ながらに詫びの言葉を口にする

常に自信に満ち モ・ハソを見下してきたジャシルが… である

『チャムクが予言したとおりでした

楽浪(ナンナン)を滅ぼす娘とは ラヒのことだったのです!!!』

すぐに甲冑を身に着け 出陣しろと命ずる王妃に

ラヒは 泣きながら嫌だと懇願する

『そんなにチャミョンが憎かった?!

ラヒ どうして… ここまで堕ちてしまったのですか!!!』

『チャミョンが憎くてたまらなかった… 殺したいくらい!!!

でも… 殺すつもりはなかった』

さめざめと泣く姿は 子供の頃のままだった

怒りに任せ ホドン王子に斬りかかり 好きだと言って泣き叫んだ時のまま…

王妃モ・ハソは 出陣したくないなら 今は生き延びねばという

そして…

戦に勝てば父上に

負けた時は 激怒した民に殺されるだろうと言い渡す

『売国奴と言われ殴り殺されても文句は言えない

私は… それを直視できない まだ間に合う

非難する漢人に紛れて 山東半島へ逃げなさい!』

次妃ジャシルも そうした方がいいと娘を促す

しかしラヒは それさえも嫌だと拒絶する

国境の関が次々に陥落し 今にも王宮に攻め入られようとしている

それがすべて 王太女ラヒが引き起こしたこととは

いまだ知らないチェ・リ王であった

もはや時間の問題だと 笑顔満面の無恤(ムヒュル)

鷹の到着が あと少し遅れていれば

父と息子のどちらかが 命を落としていたであろう
今となってはそれも過ぎたことである

高句麗(コグリョ)軍の妨害により 川を渡れず 都に戻れないワン・ホル

伝令に現れたトスギが いきなりワン・ホルを殴りつけ 気絶させた

乱心したかと 剣を構えるプトゥン

実は 大将軍に告げていない報告があったというトスギ

王宮が陥落し もはやチェ・リ王は 捕らわれの身となるだろうという

それを聞いたプトゥンは 王様!と叫び 続いて父プダルを思い泣き叫ぶ

望みのない都に 大将軍を行かせてはならないというトスギ

いつの日か高句麗(コグリョ)を討つため 決して死なせてはならないと…!

楽浪(ナンナン)の王宮では

副将軍プダルが ホドンの前に引きずり出されている

『楽浪(ナンナン)を裏切った不届き者よ!

王太女をだましてまで国を奪うのか!卑怯な奴め!』

それに答えることなく ホドンは テチュの方を見る

心得たとばかりに テチュは プダルを斬り殺した!!!

王宮内に敵が迫る中 チェ・リ王の前に 王太女ラヒが座っている

次妃ワン・ジャシルが 娘に代わりひれ伏した

『陛下 心よりお詫び申し上げます

苦労の末 建てた国を 私の娘が…

高句麗(コグリョ)に売り渡してしまいました!』

ラヒは ひれ伏さなかった

いまだ信じて疑わないホドンの言葉を そのまま口にする

『高句麗(コグリョ)王は 約束してくださいました

玉璽と王の証を渡せば…

陛下や楽浪(ナンナン)国の民が 平和に暮らせるのです』

その真っ直ぐな目を じっと見つめるチェ・リ王

ワン・ジャシルは もはやこれまでと懇願する

『陛下 王太女を殺してください!

王太女に罰を与え 陛下が自決なされば 私と王后様も後を追います』

観念して剣を捧げる王妃モ・ハソ

しかしチェ・リ王は 受け取ろうとしない

楽に死んでは 民に申し訳ないという…

『モ・ヤンヘ夫人は直ちに逃げ 私の言葉を大将軍に伝えよ

大将軍は決して自決してはならぬ これは私の最期の命令だ

最後まで生き延び 楽浪(ナンナン)を救うよう

楽浪(ナンナン)は ユ・ホンとの戦いに耐え抜いた国だ

その力を信じ 楽浪(ナンナン)の民を救え』

『謹んで 陛下の命を奉じます』

『娘のラヒからは 王太女を剥奪する

民に断罪された場合は 甘んじて罰を受けよ』

『私は 民を救うために最善を尽くしました!!!』

『だが!!! 可能ならばホドンの妻として生きよ

そして全力で楽浪(ナンナン)の民の安全を守り 大将軍を助けるのだ』

『謹んで… 陛下の命を奉じます』

モ・ヤンヘ夫人が王宮から脱出し

まもなくして 兵を率い 大武神王 無恤(ムヒュル)が入城した

ホドンは これを出迎える

『チェ・リは自決したのか?』

『部屋に監禁しました』

先ほどまでチェ・リ王が座っていた玉座に 無恤(ムヒュル)が座った

高句麗(コグリョ)の重臣が 揃って着席する

『次は 楽浪(ナンナン)の民心を収拾する番です』

ホドンの進言を 無恤(ムヒュル)は聞く気などなかった

楽浪(ナンナン)の民は 過酷な鉱山か森林伐採場へ送り

死ぬまで働かせると言ってほくそ笑む

重臣を下がらせ 父と息子の関係に戻り 説得を試みるホドン

兄弟国として楽浪(ナンナン)の民を扱うべきだと…

根本的に 無恤(ムヒュル)の考えは違っていた

30万人の楽浪(ナンナン)人

18万人の高句麗(コグリョ)人

両方の民が婚姻し子孫が増えれば

それはつまり “高句麗(コグリョ)”という名の “楽浪(ナンナン)国”だと!

ウナルが呼ばれた

『今この瞬間から ホドンと楽浪(ナンナン)人を会わせてはならぬ

チェ・リだけでなく 国を売った王太女にも会わせるな!』

父王でありながら 無恤(ムヒュル)は息子を信じてはいない

もはや楽浪(ナンナン)にとって ホドンは裏切り者である

族長ソン・オックを殺された 7000の沸流那(ピュリナ)族もまた

ホドンを恨み 憎んでいるのだ

『気をつけろ お前には敵が多い』

国中が戦勝に沸く中 王妃メソルスは ホドンへの恨みに燃えていた

無残にもホドンに殺された 亡き父の亡骸の前で…

『父上のご霊前で約束いたします

この手で 必ずホドンを斬り 恨みを晴らします…!』

降伏の儀式が始まろうとしていた

自分が信じ目指してきた結末にならず ホドンは考え込んでいる

テチュが 儀式に行く時間だと促す

『“プク”は見つかったか』

『行方不明で生死も分かりません』

白装束に身をまとい 降伏の儀式へ赴くチェ・リ王

王妃と次妃は 身支度を手伝いながら “後から逝く”と告げる

『陛下 悪いのはすべて私なのです』

神妙なワン・ジャシルの手を取り 何も語らず見つめるチェ・リ王

そして 王妃モ・ハソに向き直る

『1人の男として… そなたに会えて幸せだった』

『あなた…』

ひしと抱き合う王と王妃を ジャシルは うつむいて見守るのだった

ラヒは 父上の最期の姿を見届けたいと 見張り兵を説き伏せ中に入る

儀式は 今まさに始まろうとしていた

『亡国の罪人チェ・リによる 降伏の儀式を執り行う』

白装束のチェ・リが 玉座に君臨する無恤(ムヒュル)の方へ歩いていく

高句麗(コグリョ)兵が奇声を上げ 勝ち誇る

『父上!』

『……どくのだ』

駆け寄る娘ラヒを じっと見つめ そして前に向き直るチェ・リ

その視線の先には ホドンが立っている

『高句麗(コグリョ)の王子が 遊女のように

私の娘に体を売り 代価として楽浪(ナンナン)を得た』

『王も遊女も大して違いはないのです 民の機嫌を取り臣下の顔色を窺う

体を売る代わりに 知恵を売るのが王です

楽浪(ナンナン)を得るためなら ラヒでなく 豚にでも体を売っていた!

……謝罪は致します』

愕然とするラヒ

自分が信じて従った夫は 豚にでも… と言い放った

無恤(ムヒュル)が 罪人チェ・リに言い放つ!

『亡国の罪人は歩いてはならぬ 這え!』

命令に従い 這いつくばって進み出るチェ・リ

その姿に泣き叫ぶ重臣たち…!

『王の言うとおりだ 亡国の罪人は 天を仰ぐことを許されぬ』

止めどなく涙を流し 父の屈辱に耐えるラヒ

父親を こんな姿にしたのは すべて自分なのだと…

チェ・リの軍師リュジが 役に立つことができなかった不忠を詫び

その場で舌を噛み切って絶命した

死体を片付けよというウルドゥジの命令を 無恤(ムヒュル)が撤回させる

忠臣の死に敬意を払うこともなく ただ時間が惜しいという理由であった

『罪人チェ・リは 高句麗(コグリョ)の陛下に 臣下の礼をせよ!』

ひれ伏し 石の地面に額を打ち付けるチェ・リ

それに取りすがり 嫁として義父無恤(ムヒュル)に 父の命乞いをするラヒ!

『お前など嫁ではない!』

『あなたの息子と枕を共にしたのです 嫁と認めてください!』

チェ・リは 滅びたとはいえ一国の王太女として振舞えと諌める

それでもラヒは納得できない

こんなはずではなかったと…!

『王子は 約束してくださいました

自鳴鼓(チャミョンゴ)を裂けば 兄弟国として処遇すると!』

ホドンは 表情もなくラヒに言い渡す

『王太女は下がりなさい』

『ホドン… お願い… 約束を守って!』

面倒くさそうに苛立ちながら 無恤(ムヒュル)が叫ぶ

『二度と私たち親子の前に その顔をさらすでない!

国を売って民の期待を裏切った!

父親までも罪人にしたその娘を追い出せ!!!』

泣き叫ぶ娘の声を聞きながら 
何度も額を打ち付けるチェ・リ

同じ時

モ・ヤンヘ夫人 プトゥン トスギに見守られ

王宮の方向に拝礼するワン・ホルの姿があった

『ワン・ホルは 陛下の遺志を継ぎ 必ずや楽浪(ナンナン)を再建させます』

悲しみのあまり 血を吐くワン・ホルは

プトゥンとトスギに チャミョン王女を捜せと命じた

『王女様を中心に 楽浪(ナンナン)国を再興させるのだ!』

無恤(ムヒュル)は 処刑の方法を チェ・リ自身に選ばせた

首を斬れという望みに 勇ましいと高笑いし ウナルに処刑を命じる

しかしチェ・リは ホドンに頼むと言い出す…!

『かつては婿として 心から大事に思っていた

私の首を斬る者は お前しかいない』

『光栄です 陛下のために… 私が斬りましょう』

『以前 お前が偽りの亡命をした時 私が授けた剣を使うのだ

国を滅ぼした罰として あの剣で首を斬られよう』


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