本 第17話 本

 

『余は この華城(ファソン)に 新たな都を創る

物を売買したい者には商業を行わせ

畑を耕したい者には犂(すき)を握らせる

身分の差などなく 貧富や貴賎の別もない 理想の世を創るのだ

そのために華城(ファソン)へ新たに都を移し 新たな朝鮮を開く

華城(ファソン)遷都を実現する鍵だ

先王は亡くなる前 余が大志を遂げる際に

世に公開せよと文書を残された』

 

博士(パクサ)チョン・ヤギョンが引き継ぎ話し始める

『10年前王様は 博士(パクサ)キム・スンホンと掌議(チャンイ)ムン・ヨンシンに

その文書が入った箱を 宮殿に運ぶように命じられた

だが2人は 不慮の事故に遭い 文書の入った箱も消えてしまった』

キム・スンホンは キム・ユンシクの父であり

ムン・ヨンシンは ムン・ジェシンの兄である

4人の表情は 緊張で強張っている

正祖(チョンジョ)が示したのは…

『これは キム・スンホンが残した 辞職願であり遺書だ

これを手がかりに そなたたちに消えた先王の文書を探してほしい

余の夢と望みを そなたたちも共に抱いてくれ』

王の密命を受け 真っ先に意欲を示したのはキム・ユンシクだ

『今は顔もよく思い出せないけど 父がどんな人だったか知りたいんです

その文書を探せば 父の最期の足取りを辿れば 少しは分かると思うんです』

ムン・ジェシンは…

『ムン・ヨンシン あの情けない人間の望んだ世が実現するのか見たい

俺もその文書を探す 俺の兄貴だ その情けない奴…』

ようやく4人に密命を下すことが出来た正祖(チョンジョ)

領議政(ヨンイジョン)チェ・ジェゴンは…

『キム・ユンシクとムン・ジェシンは この密命を遂行する最適任者といえます

しかし王様 愚かな私には 老論(ノロン)の息子イ・ソンジュンだけでなく

南人(ナミン)や少論(ソロン)でもない…

『ク・ヨンハか

あの面白い奴もまた 余が立て直すべき朝鮮の 未来を担う者だ』

チョン・ヤギョンは 感慨深げに問う

『あの者たちに… 暗号が解読できますか?』

『信じるしかない』

4人が集ったのは 貰冊房(セチェクバン)の地下の隠し部屋だ

さっそく密命を果たすべく 皆が考え始めていた

遺書となった辞職願が 密命を解く暗号文となっているのだ

※貰冊房(セチェクバン):現在の貸本屋

“王様と私は2人で 月明かりの下 糸で結ぶごとく心をひとつにする

書物と経典で人材を成し 均しく教え導いた 学問の向かう先であり

国の始まる所に 失った心をとどめる”

 

暗号文に感動し 愉快そうにク・ヨンハが…

『10年前の晩 王は先王の文書を持って来るよう命じ キム・スンホンは

“我が身が失われようとも 心は王様の側にいる” そう答えた そこでこうだ

“失った心をとどめる”』

『きっと先王の文書をどこかに残したのかと』

『それなら同様に 先王の文書が何であるかは

冒頭に答えが隠されているかも “糸で結んだ心”… 破字(パジャ)だ!』

※破字(パジャ):漢字を分解したもの

黄柑製(ファンガムジェ)で破字(パジャ)の問題に触れたソンジュンとユンシクは

同時に破字(パジャ)だと思いつく

『父は破字(パジャ)を使って問題を出すのが好きでした

“王” “二” “人” “月” “失” “糸”…』

暗号文から破字(パジャ)に出来る文字をつないでいくと…
「金縢(クムドゥン)」

イ・ソンジュンが解読する

ク・ヨンハが すぐに考えを巡らせる

 

『「金縢(クムドゥン)」といえば 針金で封じた箱を指すけど』

『「書経」に出てくる周の時代の逸話だ 命を捧げ主君を救おうとした話

「金縢編(クムドゥンジサ)」だ』

 

スラスラと答えるムン・ジェシン

キム・ユンシクは…

『金縢(クムドゥン)といえば紅壁書(ホンビョクソ)…

もしかして先輩は何もかも知ってたんですか?』

紅壁書(ホンビョクソ)が現れた現場で ムン・ジェシンの腕輪を拾ったハ・インス

父である兵曹判書(ピョンジョパンソ)ハ・ウギュに進言するが…

『心証も物証もあるのに 確証がないのか』

大司憲(テサホン)の息子を 義禁府(ウイグンブ)まで出動させ

間違いでしたでは済まされないことである

ハ・ウギュは慎重を期す

また 迂闊に動けば王の警戒を強めることにもなるのだった

 

しかしインスは 父の忠告を無視する

年を取って気弱になった父に 不満すら抱くのであった

部下に 官軍の出動を指示し 自らの考えで動き始める

4人はそんな事態も知らず 会議を続けていた

 

『学問の向かう先とはどこだ それよりも…

金縢之詞(クムドゥンジサ)は実在するのか?』

『とにかく探してみよう 俺も知りたい

兄貴たちが会った人間や足取りを辿れば

金縢之詞(クムドゥンジサ)の行方も分かるはず』

ムン・ジェシンはク・ヨンハを連れ 調査に出かける

残されたイ・ソンジュンとキム・ユンシクは 暗号文を解くことに専念する

ヨンハは 自分の捜査網を駆使し探そうとするが 手がかりすらない

ジェシンが 金縢之詞(クムドゥンジサ)について語る

『金縢之詞(クムドゥンジサ)は…

息子を死なせた先王が 後悔を記した文書だ』

『何だと?』

『金縢之詞(クムドゥンジサ)の存在が 世に知られるのを恐れ

その文書を消すために兄貴は殺された 事件の裏には老論(ノロン)がいる』

『知らないと言っただろ なぜ嘘をついた』

歩きながら話している2人を 突然官軍が取り囲む…!

現れたハ・インスが ニヤニヤと近づく

『昨晩 広通(クァンドン)橋で紅壁書(ホンビョクソ)が落とした物だ

この腕輪がお前の物であることは

成均館(ソンギュングァン)の誰もが知っている』

インスを殴りつけようと拳を振り上げるジェシン

それを必死に止めるヨンハ

 

すると…!

 

ヨンハがつかむジェシンの腕には 消えたはずの腕輪が…

いや つかんでいるヨンハの腕にも…!

ヨンハは インスの手から証拠だとして持っている腕輪を取り上げる

 

『これはもういいだろ 大物(テムル)が欲しがっててさ』

キム・ユンシクは感慨深く 父の遺書を読む

辞職願であり遺書となったこの父の文章が 解読すべき暗号文として

今こうして自分が向き合っていることの運命的な縁を感じるのだった

『金縢之詞(クムドゥンジサ)があるという

“学問の向かう先 国の始まる所”ってどこだろう 僕に探せるかな

こんな大役を任されたこともなければ 政治になんて興味もない

頭もよくないし… 父さんの夢や考えなんて見当もつかないし それに…』

いつになく真剣な表情で ユンシクの前にソンジュンがひざまずく

『僕が そばにいる

この任務が手に負えず途方に暮れる時も 僕がついてる

危険なことを始めたと悔やむ時も 君の側には僕がいる

嫌気が差して諦めたくなる時も 自分の力がまったく及ばず もどかしい時もだ

そして… 結局は僕たちが何も出来ず 失敗したとしてもだ

キム・ユニ いつも君の側には僕がいるから』

愛する人に 初めて“ユニ”と呼ばれた

ユンシクの表情が一瞬だけ “ユニ” の顔になった

 

ムン・ジェシンは 博士(パクサ)チョン・ヤギョンに呼ばれる

『王様からのお達しがあった 今後は紅壁書(ホンビョクソ)となるのを控え

付け入る隙を与えるなと』

『ご存知でしたか…』

『父親が大司憲(テサホン)とはいえ兵曹(ピョンジョ)に捕まれば命はない』

『分かってます 助ける力も 助ける意思もない人だと思います 僕の父は』

『君の兄も名文家だった 君の文章から君の兄の姿が浮かび 懐かしかった

真似ようと努力を?』

『“民を愛し 国を憂えねば 詩ではない

次代を痛感し この世に憤慨せねば 詩ではない

善を勧め 悪を警戒する志がなければ 詩ではない”』

『それは…』

『俺の愛読書は 成均館(ソンギュングァン)の万年学生だった

チョン・ヤギョンの詩集です』

『とはいえ出席日数が足りねば 君は今回も「論語」は落第だ』

ク・ヨンハは 過去の朝報(チョボ)を調べている

10年前の事実関係を探るためだ

※朝報(チョボ):新聞のこと

『清から使臣が来たんだな それで歓迎行事が行われたと…

使臣が来る際は 都の警備を固めるから

賊が現れれば 朝報(チョボ)に載ったはず

都に通行禁止令がしかれる中 金縢之詞(クムドゥンジサ)を運んできた

キム・スンホンらを護送できたのは 漢城府(ハンソンブ)の役人だけだ

その晩当直だった人間で 勤務地が明記されてないのが5人

誰かが金で雇われたのは明らかだ』

続いて賭場に顔を出し 10年前に大金を手にし成り上がった者を捜す

 

しかしそこに ヨンハの父親が現れ 無理矢理屋敷に引き戻される

ヨンハの父は ヨンハと両班の令嬢との縁談を進めていたのだ

『その結婚はしません』

『バカ言うな!自分の子も半端な両班にする気か?!

近頃 左議政(チャイジョン)の息子とつるんでるらしいな

世渡り上手な奴め!何の得にもならない桀鰲(コロ)だか何だか

少論(ソロン)の奴とつるんで 父の気を揉ませていたが

しかしつき合うなというわけではないぞ

今は老論(ノロン)がひっくり返り 少論(ソロン)の時代にもなり得る』

『南人(ナミン)の世に備えて そいつとも仲良くしてるけど

その噂は聞いてませんか?!』

強欲な父親を睨みつけ 嫌味の捨て台詞で帰ろうとする

父親は そんな息子に…

『漢城府(ハンソンブ)を探るのはもうやめておけ!

目立つな…! 他の奴らが軽傷で済むことも

お前には致命傷になりかねん!』

屋敷を出るク・ヨンハ

ハ・インスの取り巻きが ヨンハの屋敷を見張っている

なぜインスが ヨンハとその実家を見張れというのか

取り巻きたちには理解できなかった

ヨンハは 晴れない思いを抱え ジェシンを誘って酒場に行く

『王の密命なんて俺には不似合いだ 堅苦しくて真面目なのは退屈だよ

俺が信じるのはお前だ だから必ず探し出せよ

俺も見てみたいからな 王の言う立派な世の中を』

『酔ったのか?それとも何かあったのか』

いつになく深刻そうなヨンハの様子に ジェシンは異変を感じ取る

その時 酒を飲み大騒ぎしながら通り過ぎる一団が…

『あいつだよ 漢城府参軍(ハンソンブチャムグン)ユン・ヒョング

事件直後に 賭博の借金を清算してる

何の金で返せたのか調べれば 事件との関連が分かる

司憲府(サホンブ)に行けば 当時の監察(カムチャル)記録があるはず』

司憲府(サホンブ)に忍び込み ヨンハの言う証拠を探すジェシン

監察(カムチャル)記録は見つかった 記録に刻まれた名は

イ・ジョンム

ハ・ウギュ

見つけたジェシンが衝撃を受けているところへ 父ムン・グンスが…!

『公務を行う場だ いくら息子といえども…』

『これが… なぜここに? 答えてください なぜ父上の棚に?!

兄上の事件記録と共に 左議政(チャイジョン)と兵曹判書(ピョンジョパンソ)の

監察(カムチャル)記録が入っているんですか!』

『お前はこの父が お前の兄を殺した連中を許したとでも思っていたのか?』

『それじゃ 事件には左議政(チャイジョン)と兵曹判書(ピョンジョパンソ)が…

本当ですか?!』

『ゆえに今後は… 兄の事件はこの父に任せて お前は手を引け』

『……』

『生きていても 死んだも同然だった

連中に復讐する日だけを待ちわびてきた

父の計画を… 邪魔するな』

父に反抗してきた 父を責めてきた 父を軽蔑してきた自分がいた

今さらながら ジェシンは兄を思った 兄を思い 父を思った…

 

左議政(チャイジョン)と兵曹判書(ピョンジョパンソ)の酒席に

突然ユン・ヒョングが乱入する

兵曹判書(ピョンジョパンソ)ハ・ウギュは 悲鳴のように叫ぶ

『お前は… ここをどこだと思っておる!!!』

 

それを無視し ユン・ヒョングは左議政(チャイジョン)イ・ジョンムの方へ…

『どなたかな?』

『辛丑年12月1日の晩 左議政(チャイジョン)様にご協力した

漢城府(ハンソンブ)のユン・ヒョングです』

『1杯注ぎに来たのだろう?』

 

慌てふためいているのはハ・ウギュだけだった

イ・ジョンムは 冷静にヒョングの乱入の意図を探る

『左議政(チャイジョン)様のお命を救うため こっそり参りました

10年前の件を嗅ぎ回る連中が現れました

通行禁止令をすり抜け 私がキム・スンホンらを手引きした晩の件ですよ』

迷惑がっていたハ・ウギュも ヒョングの話を聞く姿勢になる

『いただいた土地の権利書の出処まで探られています

お二方にご迷惑をかけぬよう 人里離れた山奥にこもって暮らすつもりです』

『それで?』

『小さな住まいと畑が必要だと思いませんか?』

『フフ…獲物を捕らえてしばらく経つのに 今さら猟犬がうるさく吠えれば

飼い主はどうすると思う?』

『私に分かるのは その猟犬が生き残るには

煮え立つ釜に放り込まれる前に飼い主を…噛みちぎるしかないということです

私なら猟犬を うま~くなだめて寝かしつける策を選びます』

ニヤニヤと笑いながら退席するユン・ヒョング

すぐにも始末するといきり立つハ・ウギュ

その考えの愚かさに イ・ジョンムは苛立つ

『王の部下が奴を嗅ぎ回っているのだ

王に弱みを握られたいか?! 情けない!』

ムン・ジェシンは イ・ソンジュンとの接触を意識的に拒む

この密命の先には ソンジュンの父左議政(チャイジョン)の存在がある

今はまだ 密命が父親の罪を追究することになるとは知らないソンジュンだった

ジェシンが見ることろでは

女であるキム・ユンシクは イ・ソンジュンに思いを寄せているようだ

しかし 自分の父を殺したのはソンジュンの父だと知ればどうだろう

無邪気なユンシクを ジェシンは見ていることがつらかった

 

尊経閣(チョンギョンガク)の書物には 手がかりになる物がなかった

ソンジュンとユンシクは 貰冊房(セチェクバン)の禁書を見に出かける

貰冊房(セチェクバン)への市場の道を 楽しそうに見物しながら歩く2人

※尊経閣(チョンギョンガク):成均館(ソンギュングァン)内の図書館

貰冊房(セチェクバン)に着いてしまった2人の 楽しいひと時は終わった

するとソンジュンが 先に入っててと言い どこかへ行ってしまう

ユンシクがひとり入ると そこにはハ・ヒョウンが…

ソンジュンは元気かと聞いてくるヒョウンに ユンシクはうろたえる

すでに婚約の話は ソンジュンの口から断られている

女のヒョウンの方から破談にしてほしいと告げられている

しかしヒョウンは 自分から破談にさえしなければ

ソンジュンの心を取り戻せると信じていた

『情けない話ですよね 婚約者のくせに人づてに様子を聞くなんて

ソンジュン様と いちばん仲がいいそうですね 助けてくれませんか』

 

動揺するユンシク

『あの人の心が私に向くように

家同士が決めた結婚です 心変わりしたからと破談には出来ません

気持ちが戻らなくても 結局は結婚することになるんです

あの人のためにも 助けてください』

そこへソンジュンが入ってくる

大喜びで駆け寄るヒョウン

話がしたいと懇願するヒョウンを気づかい

ユンシクは外で待つと言い 出ようとする

ソンジュンは しっかりとユンシクの手をつかみ 引き止めた

『すみません 自分の軽率さを悔いて生きていきます

しかし 僕の心は変わりません

僕は他に 心を許した人がいます

こんな至らぬ人間は忘れてください すみません 行こう』

ソンジュンは ユンシクの手を取り 外へ出る

市場の中を走って行く2人

ヒョウンは 何が起きたのか… すぐに理解できなかった

市場の路地裏で ソンジュンは ようやくユンシクの手を放した

『どういう意味だ 外で待つとは!』

『あの人と… 話があると思ったんだ どのみち2人は結婚する仲だから

僕を気遣わなくてもいいよ 大丈夫だから 僕は… これで十分』

ユンシクは 懸命に笑顔を作る

『今まで僕は 一度も僕たちの未来を考えたことがない

それは欲張り過ぎだから…』

『今から考えろ!真剣に考えるんだ!』

『……』

『僕は頭が割れるほど考えてきた!』

『僕たちは違い過ぎるよ』

『僕は君のおかげで 無理だと思ったことをやり遂げてきた

なのに君は… 自分が引いた線の外に出ようともしない

君が退けているのは欲じゃなく 僕だ』

『じゃあどうすれば? 怖いのに…

あんたが大好きで… 毎日が幸せなんだ

僕はこういうことに… 慣れてない』

行こうとするユンシクを ソンジュンは引き止め しっかりと抱きしめた

目を閉じるユンシク… そっと口づけをと顔を近づけるソンジュン

2人を邪魔したのは ぶつかり合う笠子帽のつばだった

 

苦笑する2人

 

男装のユンシクが笑い出し ソンジュンはその手を握り歩き出す

今は 手を握り合うことだけが 2人の愛の表現であった

2人が向かう貰冊房(セチェクバン)の隠し部屋にはすでに2人がいた

ムン・ジェシンに向かって 得意気に書類を広げるク・ヨンハ

『見つけたよ ユン参軍(チャムグン)の土地の権利書の写しだ

元の地主を突き止めれば 黒幕が分かる もうすぐだ!』

『やめよう』

『何?』

『密命は金縢之詞(クムドゥンジサ)を探すことだ 黒幕を探すことじゃない』

『知ってるんだな 誰なんだ!』

ソンジュンが貰冊房(セチェクバン)に遅れて来た理由

それは ユンシクへの贈り物を買っていたからだった

その贈り物は ユンシクの薬指で光り輝いた

 

『卒業したら終わりか?終わりなどない 僕が毎日新しく始めるから』

隠し部屋に続く箱の滑車が軋み 大きく揺れて傾いた

ソンジュンの胸に倒れ込んだユンシク

2人は互いに笠子帽を脱ぎ捨て 唇を重ねる

ユンシクは ユニの顔でソンジュンを見上げ そしてうつむく

2人の幸せに水を差す話し声が聞こえてくる

先に来ていた ヨンハとジェシンの声だ

『何だと?!』

『しっ!声が大きい』

『つまり 事件の黒幕は左議政(チャイジョン)…

イ・ソンジュンの父親?!』


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