グラデーション♡ 韓国版・イタズラなkiss 第6話#3 イタズラなkissの行方 グラデーション♡

卒業式が終わり ハニたち7組は謝恩会へ…

カラオケで盛り上がるクラスメート

しかしハニだけは 深いため息をつくばかり

そんなハニを見つめるジュングは…

ジュング『(ハニ 俺が今日 一生忘れられん夜にしたる…)』

そこへ…

店長  『お待ちしていました さあ こちらへどうぞ』

入って来たのは1組の生徒たち

『7組と一緒なの?』

『イヤ 最悪よ』

ジュリ 『こっちもお断り!』

ガンイ 『店長 どういうことよ!』

店長  『同じ学校でしょう さあ楽しく』

ガンイ 『親しくないのよ!最後の日なのに…』

ジュング『早くせえ お前ら!準備いいな さあハニ!

      これはお前への気持ちや よく聴いとけ』

衣装に着替えたポン・ジュングが ハニのために歌おうと…

ジュング『お?スンジョ!何でおるんや?』

スンジョ『ショーもあるなら見ていこう』

スンジョのひと言で 1組も席に着く


ジュング『あいつら ふざけおって!仕方ないな 始めるぞ』

何だかんだ言いながら ポン・ジュングの歌とダンスで盛り上がる一同

しかし やはりハニは元気がない

ジュング♪お前は人生のナビゲーション 俺が行く道を案内しておくれ♪

      ♪人生の方向と速度と位置を 俺に教えておくれ♪

      ♪俺が困って涙したら 温かく抱きしめておくれ♪

      ♪俺が疲れて倒れたら 手を差し伸べて握っておくれ♪

結構ノリノリで聴いていたペク・スンジョの表情が変わる

ジュングがステージから降り ハニの手を取ったのだ

ジュング♪好きさ 好きさ お前だけを愛してる♪

      ♪俺の人生のナビゲーション♪

一方 ハニの父オ・ギドンが経営するククスの店は…

“不落粥”の人気で行列ができるまでになっていた

余興のステージが終わったばかりのジュングの携帯が鳴る

ジュング『もしもし お父さん いやシェフ! 今 謝恩会です

      ええ そうですか よかったですね 今ですか?

      分かりました 今すぐに!』

今 目の前のハニも大切だが 困っているハニの父も放っておけない…

ジュング『よし!先を見るんや 今日で死ぬわけやない 行くで!』

ここで 1組担任ソン・ジオが…

ジオ  『みんな 君たちが自慢だ 1年間一度もランクを落とさず…』

ガンイ 『あんたたちは偉い!つまらないテストや 大学に命を懸けず

     個性的で 明るくて 魅力的』

ジオ  『個性とか自由とかは… 劣等感だ だから…』

ガンイ 『何?劣等感?』

ジオ  『7組の話ではないけど 劣等感を持ちました?』

1組から失笑が…

ガンイ 『元々できる子を いい大学へやって自慢?

     底辺の学生がパラン大に入った喜び!その気持ちが分かる?』

ジオ  『はぁ… 天高く飛んでた学生が パラン大に封じられる苦しみは?』

スンジョのことを言ってるんだと思うと ハニの表情が曇る 
すると…

スンジョ『違いますよ そいつのせいじゃない

     バカに人生を封じられるだなんて それは俺への侮辱です』

さらに1組からくすくす笑いが…

ハニ  『バカ?』

スンジョ『迷惑バカ』

ハニ  『ペク・スンジョ!ちょっと迷惑かけたのは事実』

スンジョ『ちょっと?』

ハニ  『… いっぱい… あんたは何も努力して得てない

     生まれつき天才ならバカにしていいの?』

スンジョ『そっちが進んでバカにされてるんだ 至らなさを認めてるんだろ』

ハニ  『イヤな奴…人情のかけらもない! 生意気 冷血男 サイテー!』

スンジョ『生意気 冷血男 サイテー君が なぜ好きなんだ?』

ハニ  『え?』

スンジョ『好きなんだろ 幸せらしいし 教科書にも俺の名前が』

ハニ  『……』

スンジョ『勉強はかどるか?』

ハニ  『そう そこまで言うわけね こっちにも考えがある』

スンジョ『……?』

ハニ  『覚悟できてるわね?じゃ~ん!みなさん

     これがペク・スンジョの本性で~す』

『何なの?これ』

『女の子みたい』

ハニが取り出したのは スンジョが子供の頃の女装写真だ

ハニ  『1枚だけと思ってた?ホントに天才?』

スンジョ『来い!』

ハニの手を引っ張り 外に連れ出す

ハニ  『もう痛いってば 離して! 何のマネ?』

スンジョ『……』

ハニ  『ねえ 何する気?』

スンジョ『よくもバラしたな』

ハニ  『脅されたって怖くない!好きという気持ち… 大勢の前で

     バカにしたでしょ!だから仕返しよ やめるわ…好きなこと』

スンジョ『できるのか?』

ハニ  『できるわ!!!スンジョくんの性格なんてよく分かったから

     卒業と共に片思いも終わりよ もう忘れる!』

スンジョ『忘れる?』

ハニ  『ええ あんたなんか忘れて 大学で新しい…』

スンジョ『忘れてみろよ』

ハニの言葉をさえぎって スンジョはキスをした

ハニは硬直…!

今 何が起こったの?

そんなハニを置き去りに スンジョは行ってしまう 振り返り…

スンジョ『ざまぁみろ べ~だ』

ハニ  『キ…キス あたしが スンジョくん…スンジョくんとキスしちゃった』

輝きの高校時代が過ぎ ついに花の20歳になった

高校時代が輝きと言えるのは ペク・スンジョがいたから

“自分は楽しく生きて 他人を幸せに”

スンジョ「皆さんも その道が楽しいことを祈ります」

答辞でそう話したスンジョ…

スンジョ「オ・ハニ?あんたがオ・ハニか 頭の悪い女は大嫌いでね」

初めての出会いは 拒絶されるところから始まった

ハニ  「あんた!何でそこから?」

引っ越した先は ペク・スンジョの家だった

親同士が親友だからって 同居することになるとは

(信じらんない スンジョくんと朝食だなんて…)

スンジョ「“はた迷惑”と言ったのはウソじゃない

     あんたに会ってから 気の休まる日がない」

いつもいつも拒絶されてきた…

スンジョ「かまうなと言ったろ もう俺の人生に入り込むな

     どこまでやる気だ?いい加減にしろ

限りなく冷たくされるけど この気持ちは止められない

スンジョくんに向かう “ノアのカタツムリ”だから…

思いにふけるハニは まだベッドの中 昨夜のキスが忘れられないのだ

ママ  『ハニちゃん 大学に行く日でしょ』

ハニ  『そうだ!』

飛び起きるハニ

洗面所で スンジョと出くわしてしまう

ハニ  『早起きね』

スンジョ『おい どけ!』
 
スンジョの行く先をふさいでしまうハニ

モップにつまづき転んでしまう

ハニ  『キャッ!』

スンジョ『ドジ!』

ハニ  『ドジだなんて キスまでした仲なのに…

     何なの あたし1人でドギマギしちゃって』

朝食に顔をそろえた一同

スンジョはいつの間にかユルユルパーマに…

ママ  『制服姿を見てたら高校生に戻りたかったけど

     今日見たら大学生になりたくなったわ

     ハニちゃん お兄ちゃんの髪型どう?

     嫌がるのを連れてって パーマかけさせたの どう?似合う?』

ハニ  『ええ とっても』

ママ  『ほら 似合うって』

スンジョ『ごちそうさま お先に』

ママ  『もう行くの?時間あるのに ねえ ハニちゃんと行きなさい』

さっさと行ってしまうスンジョ

ハニは1人で登校…

ハニ  『一緒どころか1人で行っちゃうし なら何で同じ大学に来たの?

     いや…』

ジュリ 『何をブツブツ言ってんのよ』

ハニ  『パーマかけた?』

ジュリ 『受験生は5割引きだって どう?』

ハニ  『ヘルメットね』

ジュリ 『ゴホッ…ねえ ミナはまだなの?自分がランチに誘ったくせに』

ミナ  『来てるわ』

ミナの声に ハニとジュリはキョロキョロ…

何と!そこに立っているのは 超イメチェンしたトッコ・ミナが…

ハニ  『ミナなの?』

ミナ  『何よ』

ハニ  『さっき見たけど 全然気づかなかった すごくステキ!』

ジュリ 『可愛い』

ミナ  『気に入った?』

ランチに行こうとする3人の前に キスの連発でイチャつくカップルが…

ジュリ 『浪人しようか?』

ミナ  『本は捨てたでしょ』

ハニは1人はにかみ 顔を赤らめて…

異変に気づいた2人は 追及する構えを見せる

ジュリ 『ハニ 何かあったでしょ?一体何なのよ 早く吐きなさい』

ハニ  『何を…?』

わざとらしく口元を押さえているハニ

ミナ  『何で押えてんの?』

ハニ  『実は キスしたの』

2人  『何て?えっ?キス?』

ジュリ 『いつ どこで どんな?!!!』

ハニ  『声が大きい…』

ミナ  『キスしたなら恋人同士?』

ハニ  『それが何て言うか イタズラにされた感じで』

ミナ  『何よ キス!キスしたんでしょ!』

ジュリ 『みんなに知らせちゃお!ハニ 春から縁起いいわね うらやましい』

ミナ  『もっと教えて!』

ジュリ 『別にいいじゃない ハニ 頼むから!』

走り出したハニの前にスポーツカーが急停車!

危うくひかれそうになったハニ…

ミナ  『大丈夫?』

ジュリ 『平気?』

ハニ  『うん…』

『大丈夫?』

車から降りてきたのは女性だ

?? 『ケガないわね』

ハニ 『ええ すみません』

?? 『新入生?』

ハニ 『はい…』

?? 『ウェルカム!』

謎の女性は颯爽と去って行く

何だか気になるハニだった

高校生の時と同じように 3人はペク・スンジョの教室を探す

ハニ  『いた!』

ジュリ 『オ・ハニ~!』

ドンッとミナに押されて教室へ

気づいたスンジョがこっちに歩いて来る

ハニ  『どうも…』

スンジョ『おい 何の用だ?』

ハニ  『ただ あんたの講義室がどんな感じか 気になって…』

あまりのつっけんどんな態度に…

ミナ  『(本当にキスしたの?)』

ジュリ 『(情けないんだから…)』

すると スンジョの後からさっきの女性が出てくる…!

??? 『あら また会ったわね』

ハニ  『……』

スンジョ『……』

??? 『彼女?』

ハニが期待のまなざしで スンジョをガン見する

スンジョ『まさか』

ハニ  『(まさかなんて ファーストキスは一体…)』

??? 『そうよね カフェに行かない?』

スンジョ『いや 先に帰るよ』

さっさと帰ってしまうスンジョ

残されたハニと謎の女性は…

2人の目から 見えない火花がバチバチとぶつかり合うのを

ジュリとミナは ハラハラしながら見ていた

 
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