☆感動のデビュー! 初ステージ☆


初リハーサルを終え 控室に戻ったSS501


リーダー 『ぐったりだ』

スタッフ  『お腹が空いてるし 暑いからよ』


(リハーサルの映像をチェックする)

室長    『ステージの前のスピーカーに注意して

        真ん中の人は動いちゃダメだ 動いたら5人の間隔が

        合わなくなってしまう』

(リハーサルで問題点が見つかる)

室長    『いいか 最後まで位置を守るんだ カメラ目線を徹底しろ』

末っ子  『本当に難しいな』

(いいステージにするため頭を悩ます)

室長    『目線はしっかりとカメラに向けるんだぞ 緊張しないで

        適度に力を抜いてやれ』

ヨンセン 『足がつるんです とても緊張して間違えてしまいました』


-リハーサルを終えた気分は?-

ジョンミン『振り付けを間違えて動揺してます(笑)他のメンバーは

      うまくやってるのに 僕が迷惑をかけて申し訳なく思ってます』

リーダー 『ステージは初めてなので緊張もしました

       速いテンポのダンス曲なのに もたついてるように感じました

       テンポがうまく合いませんでした 本番では緊張せずに

       自然に動けたらいいと思います』

-うまくいかない?-

リーダー 『足がちゃんと動かないんです 体も動きません』


SS501  『こんにちは!SS501です!』

(続いて「KM News」に出演)


【デビュー当日 初リハーサルから初ステージまでの間に 他の番組にも

出演する過密スケジュール 高まる緊張の中で 彼らはもう走り出した

夢にまで見た歌手に そして決して止まることの許されないアイドルに…】


MC    『もう一度ご紹介しますが…』


(Mnet「Phone 2 Fun」撮影)

MC    『楽しい仲間に会おう 罰ゲームもあるよ(笑)

       メッセージが来たわ』

リーダーと末っ子がコミカルなパフォーマンスを…

(1日中 多忙なSS501)


(カメラリハーサルの準備)

スタッフ  『この状態で回るんだ』

キュジョン『分かりました やってみます』

末っ子  『みんな 並ぼう』

リーダー 『リラックスして!』

(カメラリハーサルが始まる)


SS501  ♪君を愛してる 君にあげられるように♪

キュジョン♪そうやって君のために 僕は変わっていくんだ♪


末っ子  『見ていい?』

(「警告」リハーサル中)

カメラを鏡代わりにヘアを直す末っ子


ジョンミン♪許しはしない 2度と会いもしない♪


SS501  『お疲れ様でした!』


-カメラリハーサルはどうでしたか?-

ヨンセン 『さっきよりは気楽にできました』

リーダー 『体は大丈夫です 声が裏返った(笑)

       2回目なので気楽にできました 頑張ります』

(ヨンセンとキュジョンの母が応援に来ている)


【あんなに親思いの2人が結構クール(笑)それどころじゃないよね

どっちがどっちの?なんて必要ないくらいそっくり(笑)】


-お母さんから激励を-

ヨンセン母 『ファイティン!』

キュジョン母『頑張ってね』


【歩道にはファンが大勢詰めかけている 今この時から いやもう少し

前からすでに SS501と共に駆け抜けるであろうトリプルS

“私たちはいつもここにいる” “ずっと守ってあげる”と言って5人を

号泣させた頼もしいトリプルSの存在がここに…】


ヒョンジン『これから準備しよう』


-カメラリハーサルを終えた感想は?-

ジョンミン『1回目よりは良かったです 緊張もしませんでした

      最初は間違えて動揺したけど 落ち着きました

      間違えたの 分からなかった?(笑)ごまかすのは得意』


-これから何を?-

キュジョン『番組の収録に行くところです』


MC    『とてもカッコいいグループです』

SS501  『アイ・ラブ・ショーテン SS501!』

(収録が無事に終了)

MC    『(SS501に)言いにくい名前だね』


♪自分のことは自分でやろう♪

(靴を磨くヨンセン)

♪ピカピカ磨くよ SS501♪

(待ち時間に練習するジョンミン)

リーダー 『5分後に本番?笑っちゃいますね ハハハ』

-本番がとても楽しみですね-

リーダー 『はい』

(本番を待つメンバー)


(ついに観客が会場に入る)

ファンはそれぞれに横断幕を作ってきている

“ヒョンジュンとヨンセン” “ジョンミン” “キュジョン”


末っ子  『いよいよ本番です あまり緊張してません』

(収録へ向かう)

末っ子  『ウソですけどね(笑)頑張ります』

ヨンセン 『(マネージャーに)緊張してますか?』

ヒョンジン『してるよ』

(撮影ごっこをするヨンセン)

ヨンセン 『失敗しないか不安では?』

ヒョンジン『もちろん』

ヨンセン 『メンバーの中で一番心配なのは誰?』

ヒョンジン『ヨンセンだ(笑)』

ヨンセン 『(キュジョンに)マネージャーはキュジョンが心配だって(笑)』

キュジョン『僕はヨンセンが心配だ(笑)』

ヨンセン 『(ジョンミンに)ジョンミンが心配だって』

ジョンミン『まだかな』

(動じないジョンミン)

ヨンセン 『つまんない(笑)』


スタッフ  『撮ります』

(記念写真を撮影)

スタッフ  『思い出に残る写真になるよ』

SS501  『ありがとうございます』


駐車場を通ってステージに向かう

(収録前にのどを慣らす)

末っ子はラップのリズムを取り リーダーは“ロッキーのテーマ”を

(テンションがおかしい)

それぞれに大声を出して気合いを入れる


-今の気持ちは?-

ヨンセン 『緊張してます 風船もすごいですね』


夕暮れ 次第にイルミネーションやスポットライトが輝き始める

ヒョンジン『いつも通りにやれよ』

SS501  『はい 頑張ります みんなで一緒に 1 2 3 ファイティン!』


(このステージが本格的なデビューとなる)


【ずいぶん前からメディアに露出があり ファンクラブもいくつかある彼ら

全ての姿をカメラの前にさらけ出してレッスンにも耐えてきた

それでも デビューの日は遠ざかった 心を新たにして懸命に歌い踊り

ステージに立ち スポットライトと歓声を浴びるこの日を待っていたのだ

実力派と称され スーパースターを約束されたような状況は どれだけの

プレッシャーだったことだろう デビューの日でありながら もう人気を得て

いる彼らが 噂通りの 評判通りのグループなんだと示さなければ

ならない日 そんな感慨を込めて初ステージを見ると もう涙せずには

いられないのだ】


ヨンセンと末っ子が互いの胸に手を当てて高鳴る鼓動を確認している

(緊張しているようだ)

ヨンセン 『聞こえる?(心臓の音)』

リーダー 『落ち着け』

(かなり緊張しているヨンセン)

ヨンセン 『冷や汗が出てくる』


-現在の意気込みは?-

リーダー 『楽しんで一生懸命やります』

ジョンミン『僕もです ちゃんと見ていてね(笑)』


(「Everything」が始まる)


キュジョン♪君に向かってる 何があろうと 君を思ってる♪

(「Everything」 ショーミュージックタンク


ヨンセン ♪僕は君を感じてる 何があろうと君を愛してる♪


(あわただしく時間が過ぎる)


スタッフ  『お疲れ様です』

ジョンミン『緊張した!』

SS501  『お疲れ様です!』

ジョンミン『間違えちゃったよ』


-うまく出来た?-

リーダー 『はい』

キュジョン『よかったよね どうでしたか?』

ヨンセン 『ミスしてしまいました』

先生   『よかったわよ 気にしないで(笑)』


リーダー 『これから変身します』

(「警告」のために衣装替えをする)


-今の気持ちは?-

末っ子  『緊張してます』

スタイリスト『大丈夫よ よかったわ』


ヨンセン 『次はデビュー曲だから実力を見せないと』


スタッフ  『SS501 急いでください!』


白で統一された“Everything”の衣装から 黒い衣装に

スタッフ  『最初と最後に花火が上がる ステージ前方で爆発するから

       だから最初は前に出ないように』


リーダーは緊張を吹き飛ばそうと大声を出す

(直前まで念入りに準備するSS501)

リーダー 『早く位置につけ 花火が上がるけど緊張するな』


(ついに「警告」の収録が始まる)


マネージャーたちの真剣な表情

ファンの熱狂的な歓声

花火が爆発する音


末っ子  ♪ためらわないだろ いつもみたいに 甘い言葉や偽りの涙♪

       ♪もう僕をだませない♪

ヨンセン ♪ハラハラさせる必要なんてない 口先だけの言葉も♪

       ♪今日やっと気づいたんだ 悲しい事実に♪

リーダー ♪情けない男さ 君にだまされてた♪

ジョンミン♪もう終わりだ 魔法は解けた 君を許しはしない♪


【何回も繰り返し練習した あのフレーズ 汗だくで踏んだステップ

この時のためにずっと耐えてきた 大丈夫 練習の時と同じに…

メイクして 衣装を身にまとい ライトを浴びて 歓声を受けて…輝いてるよ】


SS501  『お疲れ様でした!』


(収録はすべて終わり…)

駐車場まできたスタッフとSS501


-ステージを終えた感想は?-

ヨンセン 『ミスはなかったです』

ジョンミン『たくさん間違えました ああ~(泣)』

スタッフ  『気にするな 頑張ったよ よくやった』

末っ子  『間違えた!(茫然)重要な部分を…』

スタッフ  『気にするな 大丈夫よ ミスは大したことない よかったよ』


(急に泣き出すヨンセン)

-なぜ涙が?-

(答えられないヨンセン)

-なぜ泣いてるの?うれしい?-

ヨンセン 『すみません もう泣かない(笑)嬉しい日なのに…』

-何を考えてるの?-

ヨンセン 『両親のことです』


ジョンミンがヨンセンのそばにやってくる

リーダーが胃の具合が悪かった時もそう

ジョンミンはメンバーに何かあれば真っ先に駆けつける男だ


ジョンミン『なんで泣いてるんだ?どうした?(笑)』

ヨンセンを抱きしめる

ジョンミン『よくやったよ なんで泣いてるんだ?』

ヨンセン 『デビューという夢がかなったから…』

キュジョンもそばに…

キュジョン『どうしたの?』

ジョンミン『うれしいって(笑)』

キュジョン『そうか 僕も嬉しいよ(笑)』


スタッフ  『ヨンセンが泣いてる』

リーダー 『どうしたんだろ…』

ジョンミン『(リーダーに)見てられないよ』


リーダーも涙ぐむ


スタッフ  『よかったわ』


ジョンミンも涙を流す

キュジョンが支える

ジョンミン『泣けてきた…』


スタッフ  『(リーダーに)どうしてそんなに泣くのよ(笑)』


(急にみんなで泣き始める)


スタッフ  『大丈夫だから 成功したんだから泣かないで』


スタッフ  『初めてのステージだからね』


先生がリーダーをなぐさめる


先生    『泣かないで』


マネージャー チョン・ヒョンジンの目にも涙が…

ヒョンジン『(ヨンセンに)落ち着いた?今日で解散みたいだな(笑)

       俺まで泣けてくる』

スタッフ  『なぜ泣いてるの?』

ヒョンジン『感動して』

スタッフ  『そんなにうれしかったのね』


末っ子  『ヨンセ~ン どうしたんだよ(笑)』

スタッフ  『そんなに泣いて何を考えてるの?(笑)』


(涙をこらえるキュジョン)


スタッフ  『顔を見せないように(笑)』

ジョンミン『何だか胸がいっぱいなんです』


(みんな涙が止まらない)

今度はリーダー もうしゃくりあげて泣いている


先生    『みんな どうして泣いているの?』

という先生が泣いている(笑)


末っ子  『うまくいったんだから そんなに泣くなよ(笑)』


(緊張が解けてヨンセンは鼻血まで…)


スタッフ  『鼻血の時は上を向いた方が…』


涙の洪水がおさまり…車に乗り込んだSS501


室長    『リハーサルの時は少し不安だったよ 帰ろう

        お前たちは これでプロの歌手だ みんな頑張った』