韓国ドラマ「トンイ」から「イ・サン」へ受け継がれる歴史
当ブログで韓国ドラマ「トンイ」を書き始めたのは2014年3月
今からもう11年以上も前のことになると思うと感慨深い
当時は 韓国ドラマ全盛期であったと記憶している
他にも様々な作品のあらすじを文章化して来たが
この「トンイ」という作品の人気は根強く 当ブログで最も多く読まれている
2014年10月から書き始めた「イ・サン」もまた 沢山の方に読んでいただき
他の作品とは桁違いに閲覧数を伸ばしている
こちらは2021年11月から<改訂版>を書き始め つい先日最終回を迎えた
好きが高じて文章にしたくなったものの はじめはあまりに拙かった
10年以上経った今でもテレビで放映される程 こんなに愛されている作品を思うと
<改訂版>を書かずにはいられない衝動に駆られ 無謀にも始めてしまった
「イ・サン<改訂版>」を書きながらも 「トンイ」の閲覧数が伸びていく
そういえば… イ・サンの祖父である英祖(ヨンジョ)王の生母は「トンイ」だと
2つの作品が繋ぐ 朝鮮の歴史に思いを馳せた
「トンイ」として知られる淑嬪(スクピン)チェ氏は
宮廷の針房(チムバン)として 7歳で入宮したとされている
時期については定かではないが 後に仁顕王后の内人(ナイン)となり
朝鮮第19代王粛宗(スクチョン)の寵愛を受け 承恩尚宮(スンウンサングン)となる
そして粛宗19年には淑媛(スグォン)となり 同年に王子を出産している
※内人(ナイン):尚宮(サングン)ではない女官の総称
※承恩尚宮(スンウンサングン):王の寵愛を受けた宮女が封ぜられる正五品の尚宮
「トンイ」チェ氏は王子を3人産んでいるが 長男と3男は夭折
後に英祖(ヨンジョ)王となる延礽君(ヨニングン)は 次男だった
よって「トンイ」は「イ・サン」の曾祖母ということになる
当ブログで人気の高い「宮廷女官チャングムの誓い」
そして「トンイ」 「イ・サン」の3作品は
いずれもイ・ビョンフン監督が手掛けた名作であり
今も尚 衰えることなく 視聴率の高い人気ドラマである
ひとつの作品としても勿論十分に楽しめるが
李氏朝鮮という歴史を視野に入れ 時系列で作品を追ってみるのも面白いだろう
言うまでもなく 李氏朝鮮を興した李成桂(イ・ソンゲ) 太祖(テジョ)
第一王子の乱・第二王子の乱を経て即位した李芳遠(イ・バンウォン) 太宗(テジョン)
ハングル文字の創製で有名な李裪(イ・ド) 世宗(セジョン)
こちらの世宗大王は 韓国紙幣に肖像が描かれている
……と ここまできてもまだ 第4代国王だ
「チャングム」が仕えた中宗(チュンジョン)王は第11代
「トンイ」の夫 粛宗(スクチョン)王は第19代
その息子 英祖(ヨンジョ)王は第21代
「イ・サン」 正祖(チョンジョ)王は第22代
李氏朝鮮の時代の文献は少なく 史実とは異なるとはいうが…
だからこそオリジナリティーが溢れ 面白いとも言えるのではないだろうか
今後は中国ドラマのレビューについても積極的に進めていく予定なので
そうなると 中国の歴史についても学びつつ…
作品と照らし合わせて楽しんでいただければ幸いである
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