トヨタ自動車の豊田さんが登場するテレビCMでの
「肩書ではなく役割で仕事をしよう!」
私は勤めを終えた高齢者ですが、とても胸をうたれます。
トヨタ自動車は、日本におけるグローバル企業のブランド価値ランキング第1位。
いつかはクラウンに憧れた私ですが、夢は叶いませんでした。
さて、普段行きつけの居酒屋のTVで、そのトヨタのCMが流れました。
すると隣に座った少し年上の女性客がテレビを見ながらつぶやきました。
日ハムみたいな企業じゃダメさ…。
今回は、この言葉に興味を持ち、彼女に話しかけたときの話です。
札幌を代表する企業の皆様におかれましては、気を悪くしないでご覧くださいませ。
彼女は札幌を代表する企業の方かもしれない
その日は、日ハム戦と巨人戦が別のチャンネルで放送されていました。
私が来店すると、女将はいつも私のために巨人戦をかけてくれます。
麦焼酎を飲もうとしたときに彼女が「今日はヤマザキか」と一言。
巨人の先発は山﨑伊織選手。(ヤマサキイオリです)
最近の活躍は目覚ましいですが、よくご存じだなぁ。
彼女は5分ほどすると「あれ?チャンネル変えたの?日ハムはどうしたの?」
彼女はテレビが日ハム戦だと思っていたようです。
たしか、その日の日ハムのピッチャーは山﨑福也選手。(ヤマサキサチヤです)
ヤマザキ違いか。
私は、女将にチャンネルを日ハム戦に変えてもらうことにしました。
「旦那さんはジャイアンツなの?昔はみんなジャイアンツだったもねぇ。でも、今の札幌は日ハムじゃん」
「自宅では、ジャイアンツのユニフォームを着て応援しているんですよ。ファンサービスのときに無料で配られたユニフォームですけどね」
「さすがジャイアンツ。日ハムなんか、何ひとつ送ってこないよ。会社でね、年間シートを2つ買って…」
こりゃ、すごい会社の方と巡り合わせたもんだ…。
「座席にもよるんだけどさぁ、仙台も東京も、名古屋も福岡も年間シートを買っていたけど、高くてね」
なんだ、こりゃ…。
「全国の取引先に配るのに買っていたんだけどね、名古屋と仙台は止めたのさ」
寂しそうに笑って話してくれました。
「もしかして、札幌を代表する企業の方なのですか? 地崎さんとか、ニトリさんとか」
「いやいや、まぁ昔の話ですよ」
ユニフォームの話が札幌の女性の心に火をつけてしまった
ジャイアンツが無料でユニフォームを配っているのは彼女もご存じだったそうです。
ソフトバンクは、さまざまなグッズやポイントも提供しているとのこと。
「日ハムは、やっぱり大阪商人。無駄な経費は使わないんだろうねぇ。自分たちの意向に従わなければ行政相手でも簡単に手のひらを返しちゃうもんなぁ」
あれ、何か怒っているのかな…。
「ユニフォームじゃなくたって構わないんだよ。タオルとかさぁ、あるでしょ、ファンが喜ぶもの」
そこで、女将が「シャウエッセンとか嬉しいですよね」
「そうそう、女将さん、そう言うことさ。でもさ、道民だから仕方ないさ。私は日ハムを応援するさ。札幌を代表する企業のなかにはスポンサーになっているところもあるけどね、私は応援しかできません」
「もうじき、エスコンフィールドで日ハムとジャイアンツの試合がありますね」
「あるある、私も見にいくよ。旦那さんも行くのかい」
「はい、ぼくもチケットとりました」
「ユニフォーム着ていくんでしょう」
「はい、そのつもりです」
「よ~し。私もユニフォーム買うわよ。買っちゃうもん」
この女性、意外に可愛いところがあります。
「札幌ドームのときは、イトーヨーカドーでタコ焼きを買うの楽しみだったのになぁ」
「あら、私も買っていたわよ」
話が合い過ぎて、高齢者2人でハイタッチしてしまいました。
「旦那さん、負けたほうが「そらとしば」の「よなよなエール」をご馳走ってのは、どうでしょう」
「はい。のぞむところです」
交流戦が楽しみです。
帰宅してから日ハムのスポンサー企業をネットで検索してみました。
働いていたときに世話になった企業もあります。
札幌を代表する企業のみなさんが日本ハムファイターズをサポートしているのには頭が下がります。
そういえば、レバンガ北海道がNBAでも活躍された渡邊選手の獲得に乗り出しているとか。
どうか、子どもたちに夢を届けてくださいませ。
★★★
諸事情あり、しばらくコメントに返信できないかもしれません。
でも全て、とてもありがたく拝見しています!