テレビを見ていると松山千春さんのコンサートのコマーシャルが流れました。

 

北海道が生んだフォークシンガーの松山千春さんは、毎年、全国ツアーを開催しており、札幌で千秋楽を迎えます。

千秋楽には、全国各地のイベンターのほか鈴木宗男さんなど千春さんの仲間が駆けつけます。

 

 

コンサートのチケット販売についての告知に、時代の流れを感じるのは私だけかなぁ。

ちょっと前までは往復葉書だったのに、今では、インターネットでも申し込めるようです。

 

だがしかし私の思い出は、往復葉書などではありません。

もう少し、色気のある切ない話です。

 

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 札幌の松山千春コンサート、並ぶ長蛇の列には出会いがあった

 

 

昨年の1月に閉館した4丁目プラザは、PARCOとともに札幌市民のトレンドを牽引してきたと思います。

4丁目プラザの1階玄関口にあったプレイガイド。

札幌でコンサートに行くときは、ここでチケットを購入したものです。

 

結婚する少し前のことです。

仲間と松山千春さんのコンサートへ行くことになり、プレイガイドに並びました。

日曜日の午前10時から販売されるのに対し、私たちは、前日の13時には並び始めました。

そういう時代なのです。

 

私たちの後ろに、同年代の女性が一人で並びました。

私たちは2人組なので交代で用を済ませることができますが、彼女はトイレにいきたくなったときに、どうするのだろうか…。

19時頃になって、お腹がすいてきた私たちは、当時、オープンしたばかりのモスバーガーを食べたいと盛り上がり、それを聞いていた彼女に笑われました。

 

相棒が彼女に「ちょっと列を離れるけど場所を取っておいてね」と伝え、私たちは100m以上の長蛇の列を離れてテリヤキバーガーとコカ・コーラを3つずつ買いました。

1つは彼女の分です。

 

とても喜んでくれた彼女は、河合奈保子さんのような素敵な女性でした。ほほえみさわやか カナリー・ガール。

彼女は、札幌市内で保育士をされていたようです。

 

 

翌朝、無事にチケットを購入でき、前から5列目辺りのようでした。

私たちは、彼女に手を振って駅前通りを後にしましたが、当時はスマートフォンもなく彼女の連絡先は聞きませんでした。

だからこそ、コンサートのときに再会するのが楽しみだったのです。

 

 

 

 

待ち合わせの札幌三越に現れたのは…

 

 

コンサート当日を迎え、私は相棒と札幌三越で待ち合わせ、会場の厚生年金会館までは大通公園を歩いていく予定でした。

待っていると奴がやってきました。

 

その隣にいるのは河合奈保子さんに似た彼女ではあ~りませんか。

何と二人は半同棲生活をしていやがったのです。

その頃、奴を飲みに誘っても断られていた理由がわかった瞬間です。

 

 

私はチケットを彼女と交換し、奴らは仲良く隣通しでコンサートを楽しんだようです。

厚生年金会館には1階から5階まで席があり、彼女の席は5階席だったので、私は最後列。

 

 

松山千春さんの曲に、良生ちゃんとポプラ並木というのがあります。

そのときの私の気持ちを表しているような歌詞です。

 

 

最近は、若者に出会いがないそうです。

インターネットで要件を済ませているようでは、出会いの機会は減る一方だと思います。

私たちは、生活の便利さや豊かさを履き違えているように感じますが、いかがでしょうか。

 

 

さて、テレビのコマーシャルをみて、恥ずかしながらインターネットでチケットを申し込んでみました。

札幌で行われる全国ツアーの千秋楽。

最後列でも、当選できると嬉しいです。

 

 

さて。

松山千春さんの名曲「虹のかなた」のことについて。

私は、千春さんの曲の中で「虹のかなた」が最も好きです。

 

 

大倉山の野外コンサートへ行った際に、カーステレオで「虹のかなた」を大音量で流しながら奴と一緒に歌ったのを思い出しました。

あの頃、千春さんのマネージャーだったのは外崎さん。

私は今でも、「虹のかなた」は千春さんの事務所であるオフィスパンタを辞める外崎さんへの曲だったように感じています。

 

最近、諸事情あってコメント返信を止めているのですが、ペンネーム「虹野かなた」さんと言う方からのコメントに触発されました。

 

虹野かなたさん、そしてコメント下さっているみなさん。本当にありがとうございます。

なんとか続けてこられたのは、コメントを拝見しているからです。

 

 

★★★

諸事情あり、しばらくコメントに返信できないかもしれません。

でも全て、とてもありがたく拝見しています!

 

 

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