札幌に住む以上は、雪対策は喫緊の話題です。

今年も各地で、降雪による交通障害や事故が起きているようです。

 

 

私が住んでいる札幌市厚別でも雪が積もっていますが、まだ、問題になるような状況ではなく助かっています。

しかし、雪対策が万全とはいえず、家の前の道路が一晩で埋まるパターンも考えられ不安を拭えません。

 

 

ところで、札幌市の場合、除雪とともに雪像作りの雪を確保するのが雪対策になります。

年が明けて、さっそく自衛隊が活躍されていると聞いています。

 

 

世間では、能登半島地震の被災地に対する支援活動を優先すべきだとの意見もあるようです。

被災された方々に対しては、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 

 

ですが、どうか、札幌雪祭りのために活動する自衛隊の皆さんを責めないでくださいませ。

彼らは、寒い中、札幌市民と観光客を楽しませるようプログラムに沿って必死に雪と闘っているのです。

 

私は、自衛隊の皆さんの活動を陰ながら応援しております。

 

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 札幌でも雪害は発生する

 

人の記憶は薄れていくもの。あれは3年前のことです。

札幌でも、数日間ほどJRがまったく機能しない雪害が起きましたが、人々から忘れられているように感じます。

 

 

あのとき、家の前は悲惨な状況でした。

車が交差できず、隣接する民家などにも隙間がなくうず高い雪の山。

車を路肩に寄せられず、ドライバーの怒号が飛び交う場面も目の当たりにしました。

 

 

あれから3年たつのに、雪対策はできていません。

今だって、同じような降雪があれば、悪夢が繰り返されるでしょう。

 

 

留萌や深川などでは、雪害のときに自衛隊が出動して除雪や老人を助けているのがニュースで紹介されていました。

札幌でも、どこかに出動されていたのかもしれませんが、私の家の前は1週間ほど経過してから排雪が行われるまで見捨てられていました。

 

 

歳を取ったためか、魅力的な商業施設を整備するよりも、日々の暮らしやすさを充実していただきたい。

そう思う気持ちのほうが大きくなっています。

 

 

地震が多い地域の場合には、住民が何日間かを避難所で過ごせるよう備蓄品を用意しておくべきでしょう。

残念ですが、北陸地域においては準備万全とはいえない状況だったようです。

それと同様に、札幌も雪対策は万全とはいえないと思います。

 

 

私は、北海道への移住を考えている人には、冬の住環境を確認するようアドバイスしています。

駐車場や住宅付近の道路状況、通勤する際のアクセスが確保できるか。

移住における大切な要件です。

 

伊達市や帯広市など、雪が少ない地域であれば少しはマシかもしれません。

 

 

雪が降ってJRが動かないから働きにいけない…でも、仕方ないよね。

私は、そんな考えの人は北海道に住む資格がないと考えています。

 

交通機関が不通になると予測できた場合には、前入りするなど対策をしておくのが社会人の務めではないでしょうか。

情けない話ですが、北海道の職員ですら天候を理由に出勤できないケースがあり、それがまかり通るそうです。

 

 

そんな考え方でいるから、雪対策が後回しにされるのでしょう。

腹立たしいです。

 

 

あれれれ、ちょっと熱くなりすぎましたね。

少しクールダウンして、もう1つの雪対策の話をいたしましょう。

 

 

 

 

 

 札幌雪祭りの雪対策でも自衛隊が活躍しています

 

毎年1~2月には、北海道各地で冬の催し物が開催され、雪像や氷像が会場を彩ります。

娘に流氷をみせようと紋別へ出かけたときには、近くに大雪像がありました。

 

層雲峡の氷ばく祭りでは、氷で作られたオブジェがライトアップされており圧倒されました。

 

 

でも、やっぱり札幌雪祭りは別格です。

たくさんの大雪像と、市民が工夫を凝らして作る雪像が数えきれないほど大通公園を埋め尽くします。

 

 

大雪像は自衛隊の方々により作られます。

作業の合間に甘酒やココアを飲む隊員の姿をみて、戦争とは無縁であって欲しいと願うのは私だけでしょうか。

 

 

札幌雪祭りは雪不足になるケースがあり、雪の確保が札幌のもうひとつの雪対策になっています。

雪の輸送で活躍するのも自衛隊の皆さんです。

 

 

札幌市内からだけではなく、喜茂別町や新篠津村などから自衛隊が集めてくれています。

私は、ダンプで雪を運んだ経験があるので、かならずしも安全な作業ではないことを知っています。

 

 

札幌雪祭りは、自衛隊の方々の活躍なくして成り立ちません。

どうかご無事で、たいせつ役割を遂行してください。

 

 

雪は融けると消えてなくなりますが、家の前に積もるとやっかいな邪魔者になります。

その邪魔者を近隣から、わざわざ集めなければならないのだから不思議なものです。

 

 

家の前の雪対策は、画期的な解決方法がないかもしれません。

それでも、この難題に正面からぶつかってくれる政治家が登場するのを祈っています。

 

解決に向けて、私に何か取り組めることがあるのなら、残り少ない年寄りのパワーを使ってくださいませ。

私たちの時代には解決しなくても、次世代には苦労しないで冬を楽しく過ごして欲しいと心から願っております。

 

 

何はともあれ、今年ももうじき札幌雪祭りが開催されるようです。

自衛隊の皆さんの奮闘をお祈り申し上げます。

 

 

★★★

諸事情あり、しばらくコメントに返信できないかもしれません。

でも全て、とてもありがたく拝見しています!

 

 

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