街コンに参加するため、札幌まで来た姪っ子

諸兄のみなさま、街コンなるものご存知ですか。

岩見沢に住んでいた兄の娘が、勤めている保育所の同僚と一緒に札幌で開かれる街コンに参加すると言っていたのは、１０年程前のことです。

私は「街コン」の意味が分からず、それは「合コン」なのかと尋ねると違うらしい。

何組かのグループが参加する飲み会のようなものと教わりました。

異業種の方と交流できるだろうか。

自分も興味を持ったのですが、おじさんは参加できないと。

交際相手や結婚相手を探すことを目的に若者が集まる飲み会なので、私のような高齢者は審査で落とされるとのことでした。

街コンではないが、札幌のＯＬとの合コンは経験しました

私が若いころは合コン全盛期で、職場や学生時代の友人から話を聞いたことがありました。

私は、札幌市内の銀行で勤める女性と合コンをしたことがあります。

後輩が、その銀行の女性を好きになり、私たちが後輩のために設定した宴。ただし結局、後輩は彼女と付き合うことができませんでした。

私にとっての合コンは、後にも先にも、これ１回きりです。楽しい思い出はありません。

私は姪っ子の話す街コンに参加してみたいと思い、羨ましく感じていました。

友達と一緒に同年代が集まれば、きっと楽しく、お気に入りの女性と知り合えるかもしれません。そんなことを考えていた私に妻が「何をニヤニヤしているの」と突っ込んできました。

女性のカンは鋭いと思ったことを覚えています。

街コンに嬉々として参加する姪っ子。

しかし兄からは、姪っ子には交際している人がいると聞いたことがありました。

交際相手や結婚相手を探す若者が参加対象なら、ならば姪っ子は対象外になるはずです。

姪っ子の説明によると婚活パーティとは違い、そこを余り気にする必要はないとそうですが、ずいぶん勝手な解釈だと思いました。

姪っ子は、彼と上手くいっていないので新しい出会いに期待していると笑っていました。終始無言の兄は呆れていたのだろうと思います。

さて、その街コンに参加した姪っ子の後日談。

姪っ子が街コンの会場内にあった露店でナポリタンを買うのに並んでいると、前に並んでいた男性がナポリタンに大量のタバスコをかけていたそうです。

姪っ子も辛い物が好きなのでナポリタンに大量のタバスコをかけて席に戻ると、彼が隣のテーブルにいたそうです。

二人とも辛い物が好きで、街コンが終わってから激辛カレーを食べに行き、すっかり打ち解け、１年程でゴールインとなりました。若い二人には８歳と５歳の男の子がいます。

二人は札幌で生活していましたが、彼は大手医薬品メーカーに勤務しており、４年前に大阪へ転勤。

今は岸和田に住んでいます。

兄も再就職で大阪に住んでいるので、ときには家族揃ってたこ焼きでも食べていることでしょう。

姪っ子はタバスコをかけている彼をみたときに「ビビビ」ときたと話していました。

女性のカンの鋭さには驚かされます。