札幌の美容皮膚科医のたけなかです。
今週クリニックでインフルエンザ予防と花粉症対策についての勉強会をしました。
インフルエンザは秋~冬にかけて流行しますが、それは血中のビタミンD濃度が低下する時期と一致しているそうです。
ビタミンDは日光にあたることによって生成されるので、紫外線にあたる機会が少なくなる冬は不足しがちになります。
紫外線が多い夏でも私のように日焼け止めや日傘でしっかり紫外線対策をしている人はビタミンD不足になりやすいです。
(なので私はビタミンDサプリを飲んでいます。おかげで血中ビタミンD濃度は50以上をキープしてます)
北海道は他の地域に比べて紫外線量が少ない方なので、北国の人はビタミンDが少ない傾向にあると言われてますね。
ビタミンDには
免疫力を高める 風邪やインフルエンザの予防
生活習慣病への効果 肥満、糖尿病、高血圧の改善
といった効果があります。
これからインフルエンザや風邪が流行るシーズンになりますが、ビタミンDを摂取し免疫力を上げておくと感染症にかかりにくくなります。
感染症対策には抗酸化力が高いビタミンCも一緒に摂るといいですよ。
ビタミンDの摂取方法としては、食品ではシイタケ
シイタケを日光にあてて料理に使うとよいらしいです。
ただ食品だけではなかなか十分量がとれないのでサプリメントを利用するのもいいですね。
ビタミンDとビタミンCのサプリを一緒にとるのがオススメです
花粉症やアトピーなどのアレルギー症状でお悩みの方もビタミンDを積極的に摂るようにしましょう。
またアレルギーの方は油の摂り方にも気を使う必要があります。
油にはオメガ3、オメガ6があり(他にもいろいろありますが今回は割愛します)、加工食品や普段料理で広く使われているサラダ油、ごま油などはオメガ6系といわれ、とりすぎるとアレルギーや炎症を起こす原因になります。
えごま油、亜麻仁油、魚油に含まれるEPA、DHAはオメガ3系の油で炎症を抑える作用があり、積極的に摂りたい油です。
現代人の食生活ではオメガ6系が過剰摂取になりやすいので、意識してオメガ3系を摂るようにしたいものです。
オメガ3のサプリメントもありますので、利用するといいですね。
花粉症やアレルギーの方はビタミンDとオメガ3を一緒にとるとよいでしょう
というのが今回の勉強会の内容でした。
当院ではサプリメントのご紹介もしていますので、気になる症状がある方はご相談下さいね
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