100円ショップの素材を使って、リアルな情景ボードを作ってみたいと思います。
1/12アクションフィギュアや1/10美少女プラモデルなどに合うものを作ります。
ポイントとしては、、、
・難しいことはできない
・工具も持ってない
・お金も時間もかけたくない
でも、、、
・紙ではなく、リアルなものが良い
・フィギュアに合わせやすいものが良い
このような方にオススメのものとなります。
では、やっていきましょう。
端材でもなんでも良いので、適当な大きさのベニヤ板を用意します。
今回、用意したものは、17cm×36.5cm、21.5cm×36.5cmの2枚のベニヤ板をL字金具で留めたもの。
大きさについては、このサイズに近かったら、なんでも良いと思います。
L字金具は、100均で売っているもので、ホームセンターで買ってきたネジで留めるだけ。
この他は、すべて100均ショップ(ダイソー)で買って来たものを使って作っていきます。
総額1000円程度。制作時間は、粘土の乾燥時間を除くと、約2時間ほどです。
まず、シャッターのようなデザインのフォトフレームを両面テープで貼り付けます。
そして、その周りと床面に、裏がシールになったホワイトボードを貼っていきます。
ホワイトボードは、カッターでカットできるので、扱いやすい材料ですね。
念の為、ホワイトボードの周りに布テープを貼って補強。見栄えも、このほうが良いですね。
壁側に、100均の壁紙を貼っていきます。
裏が、シールになっているので、空気を出しながら、ゆっくり貼っていきましょう。
同じように、床面にも、壁紙を貼っていきます。今回、チョイスしたものは、見た感じ、コンクリートに見える壁紙です。
フォトフレームの隣り壁には、石粉粘土を盛っていきます。
石粉粘土は、乾燥すると縮んでしまい、板に直接盛ると湾曲してしまいます。
それを避けるために、ラップを敷いてから石粉粘土を盛ります。
平らにならした石粉粘土の上に、爪楊枝を使って、レンガの溝を掘っていきます。
このへんについては、以前の記事で詳しく書いているので、そちらをご参照ください。
石粉粘土が乾燥するまで、1~2日ほどかかります。
石粉粘土が乾燥したら、木工用ボンドで貼り付けます。
出来上がったものは、縮んで小さくなっているので、足りない部分に石粉粘土を継ぎ足します。
出来上がった石粉粘土の壁に、いよいよ着色していきます。
アクリル絵の具「茶」「黒」の2色を使います。
筆のセットも100均で売ってますね。
まず、黒を水で薄めたものを壁一面に塗ります。これが、下地になります。
さらに薄めたものを、フォトフレームの方にも塗っておきます。
フォトフレームの方は、10分くらい乾燥させて、ティッシュで軽く拭き取っていきます。
家具で言うところのエイジング加工、プラモデルならウェザリングといったところでしょうか。
雨風で汚れた感じを出します。
ついでなので、このセットに小物として置きたいベンチのミニチュアにも同じ加工を施します。
右が加工前、左が加工後。
う~ん、あまり座りたくないベンチができました(笑
壁側は、下地の黒の上から茶色を塗っていきます。適当に、ランダムに塗っていくのがコツです。
フォトフレームのシャッター側にも、錆に見えるように、かなり薄めた茶色をランダムに塗っていきます。
これで、一応、完成なんですが、ちょっと寂しいので、少し手を加えていきましょう。
プラモデルで使うエアブラシで、落書きっぽく描いてみました。
ホワイトカラーのガムテープを小さく切って貼り、その上をカッターでカリカリ削ります。
それから剥がすと、ポスターを剥がしたような演出ができます。
ポリ袋を小さくカットして、ゴミ袋を作りました。
最後に、トップコート(艶消し)を全体に満遍なく吹き付けて、完成!
ちなみに、床面(アスファルト側)は、塗装など施していません。
これは、フィギュアへの色移りを避けるためです。
リアルを追求するなら、この部分も塗装するのも良いかもしれませんね。
では、1/12アクションフィギュアを並べてみましょう!
今回は、ニューヨークのハーレム街の路地をイメージして作ったので、この2人が一番お似合いですね。
情景ボードとしては、大きくないので、収納も場所を取りません。
1/12スケールのバイクの模型や、1/24スケールの車の模型にも合いそうです。
一人で歩くのが怖い雰囲気が漂っています(笑
と言うわけで、今回は、簡単に作れるリアルな情景ボードをご紹介しました。
材料費も安く、お手軽にできますが、レンガの塗装とシャッターのエイジング加工が、ちょっと難しく感じられるかもしれません。
でも、失敗しても修正が可能だし、味にもなるので、誰でもできると思います。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
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