これだけ被害が拡大してるのに。。

手だてを打たないのって。。なんか裏がありそうなんだけど。。

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記事抜粋

8月19日、栃木県大田原市の「HondaCars野崎」で試乗車など11台が盗まれた。 

うち10台は、販売店の店長がSNSで情報提供を募るなどした結果、県内のコインパーキング

などで8月23日までに見つかったが、最後の1台が8月30日午前、

さいたま市岩槻区にある別の事件で逮捕された男の自宅から見つかったことが

捜査関係者への取材で判明。ナンバーが付け替えられていたという。 

警察は、この男と車の窃盗事件との関連を調べている。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/ca53f60e018447e2587717f64501caa17ac398c8

「犯罪者にとことん優しい日本を痛感」 

自動車11台盗難→すべて発見の被害者が語る不条理 

「犯罪天国になっているのは事実」

ENCOUNT 記事抜粋

今年に入り自動車の大規模盗難が続いている。

8月5日には群馬のホンダカーズ沼田南戸鹿野で12台が盗難。

6月には成田空港近くの有料駐車場2か所が被害に遭った。

そのうちの一つ、スーパーパーキングでは盗まれた9台すべてを発見、取り戻している。

ターゲットはディーラーにも及び、

8月19日には栃木・大田原市のホンダカーズ野崎で11台もの車が盗まれた。

懸命の捜索により、30日までに全台を発見したが、

被害者が直面したのは、不条理な現実の数々。

Xに「犯罪者にとことん優しい日本を痛感」とつづった松本正美店長に投稿の真意を聞いた。

犯人グループが店にやってきたのは19日午前1時過ぎだ。従業員はおらず、

11台の防犯カメラがあったが、犯人は手慣れた様子で2台を録画不可能な状態に。

さらに車のキーが保管されていた金庫を破壊した。

金庫は防火仕様で、素材は鉄とコンクリート。7センチの厚さがあった。

松本さんが「最低でも7人」と見積もる犯行グループは、エンジンをかけると、

そのまま北と南に分かれて暗闇の中に消えた。車をどこかに置いて、

再び戻ってくると、残りの数台の車も準備。

わずか2時間半の間に11台という“大量盗難”を成し遂げた。

防犯カメラの映像を解析すると、犯人たちはベトナム語を話していることが分かった。

松本さんは、1か月ほど前から閉店間際に不審な外国人の姿を目撃していた。

松本さんは防犯カメラの映像から、付近のコインパーキングを中心に社員総出で捜索を行った。  

さらにSNSを積極的に活用。営業マンとして「シビックタイプR販売台数日本一」を

誇る松本さんは、自動車ファンの間で全国的に知られた存在だった。

犯行グループがGPSによる追跡を警戒して盗難車両をコンパーキングで“寝かせて”

いる間に、次々と車を確保した。

27年前に店長に就任して以来、松本さんの店では車両盗難は一度もなかった。

ただ、治安面の悪化は気にしていた。

 

今回の盗難では、金庫について想像の上をいかれた。 

「会社の事務所にドーンと置いてありました。持っていけないしね。

5人でも持ち上がらないから。そういう隙はあった。

こりゃ大丈夫だろう、金庫は壊さないだろうと思っていた。

でも、そんなことなかった。簡単に壊された」

28日、松本さんはXにこうつづった。  

犯罪者にとことん優しい日本を痛感しております」

「自分は取材で訴えたいのは何個かあって、やっぱり犯罪者に優しい日本だなと。

例えば刑罰に対しても窃盗じゃないですか。最大で懲役10年、罰金50万円。

あんパン盗んでも一緒かよ、みたいな感じですよね」  

自動車窃盗は万引きと同じ窃盗罪が適用。

「10年以下の懲役又は50万以下の罰金」が科せられる。

犯罪の規模や再犯によって量刑が異なるものの、あまりも甘いとかねて問題視されている。

松本さんが1台も取り戻せなかった場合、11台の被害総額は3000万だった。

人にとっては残りの人生を棒に振るような金額だ。

現行の法定刑は犯罪の抑止力になっておらず、罰則の強化が不可欠と実感した。  

さらに警察の対応にも疑問の連続だったという。 

「とにかく事情聴取が長すぎる。初日は朝8時ぐらいに警察が来てから、

3時ぐらいまで拘束されましたからね。盗難はスピード命。

SNSにアップしたいし、防犯カメラも見たい。そういうのができなかった。

初動が遅すぎるなと」。

自動車は盗難後、3日が勝負と言われている。

立ち合い、被害状況の確認、カギの照合、書類作成……

捜査を依頼するためには必要な作業だったが、とにかく時間がかかった。

また、最後に見つかったフィットは、ホンダのアプリで行方を追っていた。

給油情報と時間が分かるため、実際に犯人が訪れたガソリンスタンドを特定

することができた。「でも、防犯カメラの映像は見せてくれなかった」。

事件のことはガソリンスタンド側も知っており、協力の姿勢を示していた。

しかし、映像を見せるとなると、警察の許可が必要だった。

「警察は捜査情報になるので出せませんと」。

運転手の姿や偽造ナンバーかどうかを確認することはできなかった。

 

放置されている違法ヤードの問題や外国人の不法滞在問題も指摘した松本さんは、

「いろんな問題が複合的に重なって、犯罪天国になっちゃっているのは事実」

と結論づけている。

「実際、この事件があってから、自分の知り合いの県外のホンダカーズにも

外国人が下見に来たんですよ。朝行ったらロープが外れていた。

で、防犯カメラを見たら、ハイエースで来た外国人が見ていたと。

うち狙われてます。どうしたらいいですかと。

カギはとりあえず全部持ち帰れ、と伝えました。

セキュリティー入っていても、社内は安全じゃないと」  

まだ盗難されていなければ、防げる可能性がある。

金庫の中に入っていた数百万円の現金は戻ってこなかった

もはや日本は安全な国ではなくなった。

松本さんは、「このことを1人でも多くの人に知ってもらいたい。

特に販売店とかね。防犯の意識を変えてもらいたいなって」と呼びかけた。

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