●楠本大樹(34)は、支配下にあった唐田健也さん(当時63)の生活保護費を搾取
●唐田さんが区役所職員と面談する際、楠本「同席」が常態化。
●楠本が唐田さんに暴行しても、区役所員は「注意のみ」で、上司や警察に通報せず。
●2022年6月、中区役所・生活援護課の係長男性(52)は、
ウソの内定通知書を作成させ、楠本に現金約26万円を支給。
●2022年11月、唐田さんは楠本により暴行死
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https://news.yahoo.co.jp/articles/dad8af11006b05a987d90eda74fae89f67edb8f6
「生活保護関連費の不正支給」堺市の元係長を背任罪で略式起訴
支給相手は”隣人暴行傷害致死事件”の34歳被告
MBS
大阪府堺市で起きた「支配ー被支配」関係にあった隣人同士の暴行死事件。
傷害致死罪に問われている男に、生活保護関連費を不正に支給したとして、
堺市中区役所の元係長が略式起訴された。
堺区検察庁が背任の罪で略式起訴したのは、
堺市中区役所・生活援護課の係長だった男性職員(52)。
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起訴状によると男性職員は2022年6月、生活保護費を受給していた楠本大樹被告(34)
が、就労に必要だという説明で、車の運転免許の取得費用を「技能修得費」として
申請した際、その説明がウソである可能性を把握しながら、現金約26万円を支給。
堺市に損害を与えたとされている。
男性職員は楠本被告に、ウソの内定通知書を作成させ、支給を決裁していた。
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略式起訴は2月22日付け。堺簡易裁判所は3月1日付けで、
男性職員に対し罰金30万円の略式命令を出した。
不正支給をめぐっては、他にも中区役所の職員3人が背任容疑で書類送検されたが、
大阪地検堺支部は不起訴処分とした。
地検堺支部は不起訴の理由を明らかにしていない。
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≪報告書が指摘する起訴の男と隣人の“支配関係”≫
楠本大樹被告は2022年11月、隣人の唐田健也さん(当時63)に
暴行を加え死亡させたとして、傷害致死などの罪で起訴されている。
堺市の検証委員会の報告書によれば、楠本被告と唐田さんは“支配ー被支配”の関係にあり、
唐田さんの生活保護費を楠本被告が搾取していたとみられている。
また、略式起訴された男性職員ら区役所職員が、
唐田さんと面談する際、楠本被告が同席することが常態化。
楠本被告が唐田さんにたびたび暴行を加えても、男性職員らは注意をするだけで、
上席への報告や警察への通報に踏み切らなかった点も指摘されていて、
楠本被告と職員らの間にも“異常な上下関係”があったことが浮き彫りになっている。
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