https://news.yahoo.co.jp/articles/97b2eb0fb9cd7e31c248e2e0b09152258d411066

盗難車持ち込み→タイヤ交換中に警察官登場→客逃亡 

タイヤショップがJ-CASTニュースに明かした客の素性

J-CAST 記事抜粋

盗難車のタイヤを交換しようと店に来て、警察官が立ち寄ったのに気づくと

ドライバーが逃げる、という珍事が起きた。

この顛末について、店がX上で報告して話題になっている。 

事案の舞台になったのは、「タイヤショップS.C.I」(水戸市)。

店長が2024年2月13日、J-CASTニュースの取材に対し、当時の状況を語った。

店の公式Xでは2月11日、前日の2月10日に店内で起こった騒ぎについて、

盗難車の写真付きで明かした。  

「タイヤ交換代もらってないので大赤字です」としながらも、

交換したタイヤで車の持ち主に戻るならよしとしたいと告白した。

この投稿は、大きな話題になって、6000件以上の「いいね!」が押されている。  

店長が13日に取材に答えたところによると、

●2月10日16時ぐらい

30代半ばぐらいの男トヨタの白いミニバン「アルファード」を運転して店に来た。

助手席には、20歳前後の女性が乗っていた。  

男は、身長が180センチぐらいで、サングラスをかけていた。

店では、中古タイヤを買ってスタッフに交換してもらった。

別にタイヤ付きホイールも持ってきて、店がタイヤを抜く作業をしたという。

工賃も含めて、総額1万5000円だった。  

そして、その間に、水戸署員2人がパトカーで来て、店に寄った。

車が偽造ナンバーだったため、その場で男を職務質問した。  

署員は、男に免許証を見せるように言い、男が渡して署員がメモした。

すると、男は、女性とともに店の前の道路を歩いて逃げていった。  

犯罪の事実確認ができていないためか、署員は、道路脇に立って

2人が目の前を歩いていくのを止めずに見ていたという

もう1人の署員は、パトカーの中にいた。

署員が来てから、15分間ぐらいのことだった。

店長が後で署員に聞くと、免許証も偽造だったという。  

車は盗難車だと判明したといい、レッカー車が来て、水戸署に運んで行った。

車の持ち主とは連絡が取れたと、その後に署員に言われたという。

 

実は、この男は、半年ぐらい前から計5回、この店に来ていたという。  

店によると、男は以前、トヨタのハイブリッド車「プリウス」を運転して来て、

タイヤ交換をしたこともあった。

中古のタイヤとホイールのセットも持ってきたりして、店が4回買い取ったという。

そのたびに、店では、男の免許証や保険証を確認していた。  

店長は、男が1月に店に来たときに、不審な点に気づいた。 

客がアルファードを買うと言った翌日には、もう乗って来たことです。

店でタイヤとホイールの交換をしましたが、リアのトランクを開けたままで

車のナンバーを見せない行為にも見えました。

また、スタッフは、エンジンをかけたままの作業を求められ

車のカギがないまま帰ったこともおかしいと思いました」  

車の盗難では、何らかの道具でエンジンをかける行為を聞くため、

そのことが疑われたほどだったという。  

盗難車持ち込みがあったときの様子は、防犯カメラに映像として残っており、

水戸署に提出したことを明らかにした。

この車のタイヤ交換でかかった費用1万5000円については、

被害届を出すかまだ考えているとした。  

今回のX投稿について、茨城県警の水戸署は2月13日、取材に対し、

同店を警察官が訪れる出動があったことは認めた。

詳細については、広報していない個別事案だとして、答えられないとしている。

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