https://news.yahoo.co.jp/articles/d034ac3ed0e8cab0266fe234813eb73c3fa5f3f4
米韓首脳会談、通貨スワップが議題に
ソウル 16日 ロイター]
聯合ニュースは16日、韓国大統領府高官の発言として、米ニューヨークでの
国連総会に合わせて開催が調整されている米韓首脳会議で、通貨スワップが議題になる
見通しだと伝えた。
両国は2020年3月に市場安定に向けた緊急対策として600億ドル規模の通貨スワップ協定を
締結したが、協定は昨年末で失効した。
ウォンは対ドルで今年に入り約17%急落。
新たな協定が締結されれば、韓国は事前に設定された期間・レートで
一定額のドルをウォンと交換に借り入れることが可能になり、ドルの流動性不足に対処できる。
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●聯合ニュースでは
「5月の韓米首脳会談で外国為替市場に関して緊密に協議することで一致しており、
財務相会談も開かれるなど両国の共通の関心事であることから、自然に議論がなされると
予想する」とも述べた。
コメント
●日本の円安と韓国のウォン安は根本的に意味が違う。
日本の場合はほぼゼロ金利であるために、日米の金利差が生じることで、
超低金利の日本円を借りて外貨に両替して投資や投機が行われる「円キャリートレード」
により円安が進んでいる。
しかも外貨建ての負債がない日本には財政破たんのリスクはなく、
世界最大の外貨準備を保有しているために、
投機筋も日本の為替介入や金利の上昇を警戒せざるを得ない。
片や韓国はすでに金利を上げたり、為替介入を行うことで通貨防衛を行っている状態で
ウォン安が進んでいる。
その上、外貨建ての負債返済に追われている状況で通貨が下落すると更に返済が困難となり、
通貨防衛に使う外貨準備が底を尽きれば万事休すである。
ということでアメリカや日本にすり寄りたくて仕方がないようだが、
過去の経緯からも、助けると後々恨まれることになることは明白なので、
ここは無視して放置する以外の選択肢はない。
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