★桂田精一社長(58)

元陶芸家

●父・鉄三‥地元神社の宮司で、長年、斜里町の町会議員。「しれとこ村」社長

・地元のホテルチェーン「しれとこ村グループ」

観光船と宿泊業をやっているのはここだけ。

・父の代で事業拡大。

●2014年‥父の事業「しれとこ村」の代表取締役社長に就任。(桂田さん当時50歳?)

●2017年‥高齢となった創業社長(叔父らしい)が経営権を4000万円で譲渡。

●2018年・・「知床遊覧船」の社長に

・地元の観光船4社でつくる「知床小型観光船協議会」の会長に。

当時のベテラン船長は自ら安全管理を徹底。天候の判断が早く見極めも的確

・元従業員談「社長はほとんど遊覧船の事務所に来なかった」

●2020年・・桂田社長「人員を刷新したい」

・桂田社長曰く「リストラではない。コロナ禍で12月~4月に進退を決めてもらった。」

●2021年3月・・ベテラン船長ら5名が退社新船長に豊田徳幸氏(54)。

・桂田社長曰く「船長2人がセンスがあると言った。

豊田は元々、運転手や水陸両用車などの経験があった」

・スタッフ談「豊田船長は、安全管理は人任せ。海での操船経験も浅い。」

●2021年6月11日‥豊田船長は出航後、約5分で事故

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https://news.yahoo.co.jp/articles/9e4795cc79687dbe14e5cefcb0b304b1039dc05e

ド素人が運行管理者&協議会会長のナゼ

日刊ゲンダイ

北海道・知床沖で先月23日、乗客乗員26人が乗った観光船「KAZUⅠ」が

沈没した事故から2週間が経過。いまだ12人の行方が不明だ。

一方、事故から日が経つにつれ、運航会社「知床遊覧船」(斜里町)

の桂田精一社長(58)のデタラメぶりが次々と明らかになっている。

会社の無線はアンテナの故障でつながらず、豊田徳幸船長(54)の携帯電話は

事故当時、圏外。営業所内で運航状況を把握しなければならない「運航管理者」

の桂田社長は外出中だった。

しかも桂田社長は、船長経験など運航管理者の要件を満たしていなかった可能性まで

指摘されている。 

「事の重大さを理解していないのではないか」と地元関係者がこう続ける。 

船のことを分かっていない。法律を理解していない。説明が二転三転する。

観光船事業がどういうものなのか、安全があって成り立つものなのに、

その安全管理をおろそかにしていた。

無線機が壊れ、携帯電話は通じないなんて、普通、あり得ないことです。

せめてあらかじめ電波の確認をするとか、最低でも2つ以上の非常時の通信連絡体制を

整えるべきだった。無線のアンテナが壊れていると分かった時点で、

たとえ波がなかろうが運航しないのが常識で、それを判断するのが経営者です」

 そんな素人がなぜ、観光船運航会社の社長になれたのか。  

元陶芸家だった桂田社長は8年前、地元神社の宮司で、長年、斜里町の町会議員を務めていた

父・鉄三氏の事業を引き継ぎ、宿泊施設を営む「しれとこ村」の代表取締役社長に就任。

知床遊覧船を前の経営者から買い取ったのは、6年前だ。

桂田社長は地元の観光船4社でつくる「知床小型観光船協議会」の会長を務めているが、

他社より1週間前倒しして今季の営業を開始。その初日に事故が起こった。 

「斜里町ウトロは観光で成り立っているので、観光業者の立場が強い。

その傾向は世界遺産に登録されてから、ますます顕著になった。

元町議のお父さんが創業者で、複数の宿泊施設を経営している桂田家は、

町の発展に貢献したとされ、一目置かれる存在。

父親の鉄三さんは何かを決める際、しっかり考えを主張する一言居士なところがある。

観光協会を含め、他の業者も鉄三さんには頭が上がらず、桂田家はどんどん事業を拡大

していった。観光船と宿泊業をやっているのは精一さんのところだけで、

船と宿をセットにして売り上げを伸ばしていった

事故後、なかなか会見を行わなかったのも、注意できる立場の人がいなかったからです」

(別の地元関係者)  

ズサン経営が招いた観光船沈没事故により、地元観光業が受けたダメージは計り知れない。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/2e3944dbc72f064f6e072b823d9761c9012cc11b