「事故の前、検査で認められた、船長の携帯電話は当時、圏外だったことがわかっていて、
国(国交省)は「検査に足りない点があった」と不備を認めました。」
↑の記事が削除されてる。。
うろ覚えだけど。。記事では
「国交省による検査を代行している日本小型船舶検査機構(JCI)が20日、
船舶安全法に基づく年1回の中間検査を実施。この際、運航会社「知床遊覧船」
の豊田徳幸船長(54)が、陸上との通信手段を衛星電話から携帯電話に変更する
との申請にその場で許可したことに、国交省は「検査に足りない点があった」とした。
なぜ、その場で携帯への許可を認めたのかとの問いに日本小型船舶検査機構(JCI)の
関係者は、国交省側に聞いてくれ」と。。
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で。。共同通信の「国交省が知床遊覧船の事業許可取り消し視野」の記事が出た。。
国交省側の検査体制(監査や検査は文書や口頭での確認が主体)に不備があり、
対策が求められる中、まずは、「事業許可取り消し」をってこと。。?
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https://news.yahoo.co.jp/articles/8ecbddfdfc2cae2a85a40febef20d7620eee7711
知床、運航会社の許可取り消しへ 国交省、観光船沈没から2週間
共同通信
北海道・知床半島沖の観光船「KAZU 1(カズワン)」の沈没事故で、
国土交通省が運航会社「知床遊覧船」に対し最も重い事業許可取り消しも視野に
処分を検討していることが7日、同省関係者への取材で分かった。
7日で発生から2週間。同社のずさんな運航管理が相次いで判明しており、
同省は法令違反があったとみて特別監査を進める。
国交省によると、海上運送法に基づく行政処分では事業許可の取り消しが最も重く、
同法や事業許可の条件に違反した場合に適用されるが、これまでに処分事例はないという。
同省は、同社の書類や関係者の聴取内容を基に、違反の事実確認を続けている。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/97a21b83da839b94ee301a8574318870025b0d9c
知床・観光船事故 カズスリーでも事故当日不備
定点連絡なし、衛星電話も「なかった」
道新【斜里】
オホーツク管内斜里町沖で観光船カズワンが沈没した事故で、運航会社「知床遊覧船」
が所有する別の観光船カズスリー(KAZUⅢ)(18トン)が事故当日、カズワンと同様、
安全航行を確認する定点連絡を行っていなかったことが6日、関係者への取材で分かった。
船と交信する同社事務所の無線アンテナが壊れていた上、カズスリーに搭載すべき
衛星電話について、関係者は「今年は付いていなかった」と証言した。
同社が国に提出した安全管理規程の運航基準では、カズワン、カズスリーとも
航路上の定められた地点を通過する際、船長は事務所に時刻や波高などを連絡すると
規定している。
同社関係者によると、事故が起きた4月23日、船同士の無線は通じたが、
カズスリーと会社事務所との無線はカズワン同様に通じなかった。
また、カズスリーの衛星電話は昨年リース契約が切れ、今年は船内になかったという。
また、カズスリーの船長は同日、携帯電話でも事務所に定点連絡していなかった。
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https://www.hokkaido-np.co.jp/article/676152
法定検査機関の日本小型船舶検査機構(JCI)は事故3日前、船舶設備の検査を実施。
外部との通信手段として船長の携帯電話を使うとの申請を受け、その場で認めていた。
だが事故後、同社の桂田精一社長は、出航可否を判断するための運航基準が
安全管理規程に盛り込まれていることを「聞いたことがない」と発言。
緊急時の連絡手段として国に届けていた衛星電話は少なくとも1年前から故障し、
同社事務所の無線アンテナも折れていた上、船長の携帯も航路上の大半が
通信エリア外であることも明るみに出た。
なぜこうした不備が見逃されたのか。
監査や検査は文書や口頭での確認が主体とみられ、行政指導を行った事業者の
運航実態を継続的に確認する制度もないのが実態だ。
日大の南健悟教授(海事法)は
「今回の事故は監査や検査をすり抜け、安全管理がないがしろにされたために起きた。
行政の介入が不十分だった」と指摘。
安全意識が低く、安全管理をおろそかにしている事業者を排除することなど
罰則の強化が不可欠だとみる。