●米国の観光ビザの取得条件は厳格だが、
ロシア人やウクライナ人が観光ビザで空路メキシコに入り、
米国国境を目指すことは比較的容易。
●ウクライナとロシアの移民希望者は、亡命申請のためにメキシコ経由で
米国南部国境を目指す方法について、SNS上でノウハウを共有。
●米国との国境であるメキシコのティフアナに行き、
米国との国境を越えた直後に亡命を求め、釈放されて亡命申請。
が。。今。。
●3月15日から、米国は「ロシア人の入国を禁止」=亡命不可に。。
3月15日と言えば。。「ロシアが米国首脳の入国を禁止」した。。。
ロシア人のイリナ・ゾリンカさんも。。きっと。。亡命のために
わざと「観光客(観光ビザ)」でメキシコのティファナまで来たんだろうけど。。
ロシア人は今後。。米国に亡命するのは難しいかと。。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/2542be6e982dd7799ce98f7921db53b7e7b3fd5d
メキシコ滞在のロシア人とウクライナ人の待遇が逆転
亡命希望者のロシア人は米国に入国できず
スポニチ
メキシコに観光客として入国し、その後米国に亡命を求めようとしている
ロシア人とウクライナ人が、米国との国境の町、ティフアナで異なる待遇を受けている。
AP通信によれば数日前までロシア人はティフアナから米国側のサンイーサイドロへの入国が
認められる一方で、ウクライナ人は阻止されていたが、18日になって両者の待遇が逆転。
阻止されて野宿している34人のロシア人に対してティフアナの市当局は退去を求めている。
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AP通信の取材を受けたロシア人のイリナ・ゾリンカさん(40)は7人の家族とともに
17日にティフアナまでやってきており「このような対応は理解できない」と涙ながらに抗議。
米政府からの正式な見解などは出ていないが、人権擁護団体のメンバーによれば
15日になって米国はウクライナ人に人道的見地から1年間の特別滞在を認め、
同時にロシア人の入国を禁止したとしており、
この方針がメキシコ側の対応に影響が出た可能性も出てきている。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/9a603212e00c471d58746891e389a230ae1072b8
記事抜粋
ワシントンの移民政策研究所に所属する専門家のジェシカ・ボルター氏は
「メキシコ経由ルートが魅力的な理由は他にもある」と言う。
米国の観光ビザの取得条件は厳格だが、ロシア人やウクライナ人が観光ビザで空路メキシコに入り、
米国国境を目指すことは比較的容易なのだ。
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2022年度の政府のデータによれば、亡命を申請していたロシア人の約4分の3、
ウクライナ人の半数が最終的に裁判所の審査で亡命を認められている。
ただし米国の移民制度では申請が積み上がっているため、処理には数年かかる可能性がある。
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ウクライナとロシアの移民希望者は、亡命申請のためにメキシコ経由で
米国南部国境を目指す方法について、ソーシャルメディア上でノウハウを共有している。
ロシアの反体制派で人権派弁護士のドミトリー・ズバレフ氏は、昨年その長旅を決行した。
彼は以前、大統領選挙に出馬した野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の選挙運動を支援した。
ナワリヌイ氏は現在獄中にあり、彼の組織がロシア当局によって「過激派」と認定されたことを受け、
反体制派に対する弾圧強化を恐れたズバレフ氏は国外に逃れた。
ズバレフ氏が語ったその足取りはこうだ。
2021年6月にメキシコ・カンクン行きの航空機に乗ってモスクワを離れ、
その後、米国国境のティファナへと飛ぶ。
そこで他の移民11人と共にミニバンに乗り込んだ。
米国との国境を越えた直後に亡命を求め、釈放されて亡命申請の手続きを進めている。
現在コネチカット州で暮らすズバレフ氏は、多くのロシア人が後に続くだろうと予想している。
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ズバレフ氏より先にメキシコ経由で米国に渡った仲間の活動家ら数人が、
どのようなルートを使ったか教えてくれたという。
同氏はメキシコ到着後、カンクンのホテルで数日間休養してから国境に赴き、
米国への入国をめざす他のロシア人らと合流した。
ズバレフ氏は、車の入手経緯については語ろうとはしなかった。
ただ、ティファナでロシア人相手に車の入手を手配している仲介業者から
ロイターが話を聞いたところ、
「ロシア人は他国からの移民とは違う。(資金や援助者などの)リソースがある」という。
米国への亡命を希望したズバレフ氏は、15人ほどの他の移民とともに
殺風景な国境施設の監房に53時間勾留された。
コネチカット州にたどりついたズバレフ氏は、昔取った杵柄(きねづか)である
工学の知識を利用して光ファイバーケーブルを扱う事業を始め、
亡命申請が承認されるのを待っているところだ。