●1月30日・・海洋調査の東海大の調査船「望星丸」が石垣港(石垣市)を出港
(石垣市長も乗船)・・・2012年の東京都の海洋調査以来、初。
⇒1月31日・・夕方に帰港。
・・・・・・・・・・・中国公船2隻が侵入し、調査船と並走。(6時25分~10時15分まで4時間)
●2月1日・・・中国「海警法」施行から1年
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中国海警局に武器使用を認める「海警法」の施行から2月1日で1年となるのを前に、
沖縄県石垣市の中山義隆市長が31日、民間船で尖閣諸島周辺海域を訪れ海上から視察した。
現職の地元自治体首長による視察は異例。
市が委託した海洋調査に伴うもので、中山市長が視察に赴いたのは就任後初めて。
中山市長は30日午後5時ごろ、海洋調査を目的として同諸島へ向かう東海大の調査船「望星丸」
(2174トン)に乗り込み、石垣港(石垣市)を出港した。
市職員や市議など関係者も同乗した。
31日朝から魚釣島、北小島、南小島を視察し、同日夕に同港へ戻った。
下船した中山市長は取材に、「市の海洋基本計画で、周辺海域を漁業などで活用する上で
実態調査をする必要があった。(尖閣を)海上から見たのは初めてで、非常に大きな島だった」
と述べた。
視察時期については、調査を委託した東海大側の日程の都合上だとした。
各島周辺では、望星丸の動きに合わせ中国海警局の「海警」2隻が日本の領海に侵入。
第11管区海上保安本部によると、望星丸と並走するように航行し、その後領海の外に出た。
行政による現地調査は、2012年に東京都が実施して以来となる。
前回に続き同行した東海大海洋学部の山田吉彦教授によると、目視でヤギによる食害を確認。
海水を採取して汚染の程度や島の生態系の実態を分析し、漁業への影響を考えるという。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/ceaa8fca9d36b396bbee1fec1ea154e1158ad4bf
<独自>石垣市が尖閣諸島で海洋調査 中国公船が領海侵入、妨害目的か
産経
沖縄県石垣市が31日、同市の尖閣諸島で調査船を使った海洋調査を実施したことが分かった。
環境保全のためのデータをとるのが目的で、上陸はせず、海水成分などを調べた。
調査の際には中国公船が約4時間にわたり領海侵入し、調査船に接近した。
妨害しようとした可能性がある。
海上保安庁の巡視船が安全確保にあたり、接触事故などはなかった。
市は1日にも会見し、調査概要を明らかにする方針。
尖閣諸島で公的機関が本格的な現地調査を行うのは10年ぶりとみられる。
日本の実効支配を示す上でも意義がありそうだ。
関係者によると、石垣市がチャーターした調査船が魚釣島や北・南小島などに近づき、
複数の地点で海水サンプルを採取した。
中山義隆市長も乗船し、市の行政区域である尖閣諸島を海上から視察した。
今後、東海大の山田吉彦教授(海洋政策)の研究チームが汚染の有無やプランクトンの量
などを分析し、水産資源の維持や有効活用に向けた施策につなげる。
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公的機関による尖閣諸島の現地調査は、東京都が平成24年、
当時の石原慎太郎知事のもとで魚釣島などの購入を検討した際に実施している。
この時も上陸はせず、海水サンプルを採取して成分を調べるなどした。
尖閣諸島は24年に国有化されたが、周辺海域に中国公船がひんぱんに出没するようになり、
国は安定的な維持管理のためとして漁船以外の船舶が近づくことを原則認めていない。
このため十分な調査ができず、環境保全のための本格的調査を求める声が強まっていた。
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今回の調査により、都の調査後の10年間で海洋環境がどのように変化したのか
分析が進むとみられる。 調査に際し、中国公船2隻が領海侵入したことを受け、
政府は31日、外交ルートを通じて中国側に抗議した。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、2隻は中国海警局の3000トン級と5000トン級の船で、
31日午前6時25分ごろから相次いで侵入し、調査船の動きに合わせて航行するなどした。
このため海保の巡視船が退去要求を繰り返し、調査船との間に入って安全を確保した。
中国公船は午前10時15分ごろに領海外側の接続水域に出た。
尖閣周辺での領海侵入は1月15日以来。松野博一官房長官は31日の記者会見で、
「誠に遺憾で受け入れられない」と強調した。
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