●12-22・・韓国政府、中等症病床、来年1月までに1万床増。

・今月末までに病床2255床、来月6944床確保するという構想

●一般病床をコロナ病床に変更。。術後患者を早期退院、手術先送り、一般診療縮小

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https://news.yahoo.co.jp/articles/c7a77d4b90b619225fc4af19250a34bb05f93bb6

韓国政府、重症者210人に転院命令「20日間過ぎたから病床を明け渡せ」(上)

朝鮮日報

 韓国のある国立大学病院は22日、外科系の重症者用病床をコロナ重症者用病床に

変える案で頭を痛めていた。どの病棟の患者をどれくらい、どのように移すべきかで

悩んでいたのだ。同病院のある医師は

「今後、生死が懸かっている緊急手術を除き、脳や心臓の手術など、

ほとんどの外科系重症者の診療に支障が出るだろう」

「既にいる患者も重要度に応じて手術を先送りしなければならなくなる状況だ」と語った。

既に重症病床がいっぱいになり、一般患者は手術後、1人また1人と退院させていた。

そうしなければ病床が確保できないからだ。

病院関係者は「手術後1週間は状態を見なければならない患者でも、4-5日経過したら

退院させている」と語った。

今後、こうした傾向はさらに悪化する一方となりつつある。

韓国政府が22日、「来年1月までに新型コロナ患者用の病床を約2万5000床に増やす」

と発表したことから、最前線の各病院は騒然としている。

金富謙(キム・ブギョム)首相は同日

「新型コロナ感染者が一日1万人出続けても治療が可能なように病床を拡充する」

「現在1万5000床ある中等症以上の病床を来年1月までにさらに1万床確保する」と述べた。

あと1カ月余りで既存の病床数の約66%をさらに作らなければならないということで、

今月末までに入院病床2255床、来月は6944床確保するという構想だ。

このため、国立中央医療院、ソウル医療院、中央報勲病院など一部の公共病院を

新型コロナ専門病院に転換し、国立大学病院の新型コロナ重症病床をさらに増やす方針だ。  

問題は、この過程で新型コロナ以外の患者が適切な治療を受けられなくなり、

コロナ患者用病床に医療従事者が集中するため、一般診療にも空白が生じる可能性がある

という点だ。

中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は

「国立大学病院など上級総合病院の診療をコロナ患者に割かなければならない状況だ。

いわゆる『選択的手術』をするなど、一般診療の縮小は避けられない」

「外来診療日程も調整することになるだろう」と述べた。  

国立忠北大学病院は、今ある呼吸器センター病棟1つを改修し、

1週間以内にコロナ重症病床20床を確保する計画だ。

これで、既存のコロナ重症病床40床を1.5倍に増やせる。

確保できたコロナ患者用病床には、一般病棟2つを閉鎖し医療従事者を充てる方針だという。

同病院のチェ・ヨンソク院長は

「一般患者用病床の不足により救急室や入院が滞る副作用については

(患者とその家族に)申し訳ない限りだ」と述べた。