古賀さん。。空から見に来てる。。?。。喜んでるだろうなぁ。。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0234b73f4cf53735f67a800528c94019d651d8f4

過去最多「金」9個! 

ニッポン柔道大躍進を支えた古賀稔彦さん〝追悼モデル〟

記事抜粋

古賀魂〟で大躍進だ! 

柔道競技7日目(30日、日本武道館)、女子78キロ超級決勝で

素根輝(21=パーク24)がオルティス(キューバ)を下し、

金メダルを獲得した。

同階級では2004年アテネ五輪の塚田真希以来、4大会ぶり2人目の快挙。これで今大会の柔道日本勢の金メダル数は男女合わせて9個となり、

アテネ五輪の8個を抜き史上最多に。

自国開催の大一番で好成績を残した裏には、

ニッポン柔道の思いを一つにした「346ウオッチ」の存在があった。

素根らの活躍により日本勢は個人男女14階級で男子5個、女子4個

合計9個の金メダルを奪取。

史上最多となる金ラッシュでまさに神がかり的な大躍進ぶりだが、

日の丸戦士たちを後押ししたものがある。  

今大会は選手、監督、コーチがそろってカシオ製の白い腕時計「Gショック

を着用した。実はこれ、3月に53歳で急逝した1992年バルセロナ五輪男子71キロ級金メダルの古賀稔彦さんの追悼モデルだという。  

カシオ社の広報担当者がこう説明する。

柔道の日本チームに弊社から100本ほど提供しました。

ベースは白を基調としたGW―M5610MD―7JFですが、

腕のバンドには古賀さんが大事にしていたお言葉『克己復礼』や

古賀さんの愛称『平成の三四郎』からとった3、4、6と日本国旗が刻印

されています。

時計の裏ぶたには『TOSHIHIKO KOGA』のレーザー刻印が

施されています」  

実際に、この日も全日本男子の井上康生監督やスタンドで試合を

見守った男子60キロ級金メダルの高藤直寿(パーク24)らが

〝古賀モデル〟の腕時計を着けていた。  

時計の制作を依頼したのは、古賀さんの弟分でバルセロナ五輪男子

78キロ級金メダルの吉田秀彦氏(パーク24総監督)だ。

本紙の取材に応じた吉田氏は

「古賀先輩が五輪に対していろいろと強い思いを持っていたので

奥さん(早苗さん)と相談して、カシオさんにデザインしてもらって、

選手全員、コーチ陣、監督に古賀先輩の思いを一緒に背負って

戦ってほしいってことで、奥さんと僕からプレゼントした」

と明かした。

その上で「全員が時計をしてくれていたので、うれしかった」

と神妙に語った。  

時計に記された「克己復礼(こっきふくれい)」は、

私情に打ち勝ち規範や礼にかなった行いをする

という意味だが、この4文字には古賀さんの特別な思いが込められている

という。

「これは奥さんから聞いた話なんですけど、古賀先輩が娘さんに送った言葉

なんですよ。その言葉が一番いいんじゃないかなと。

やっぱり礼儀正しくって部分が柔道の基本ですから」

(吉田氏)  

礼を重んじ、勝負に徹した〝平成の三四郎〟の思いを背負った

選手たちはそれぞれの力を十二分に発揮し、最高の結果を届けた。

吉田氏は

「あんまりこうやって言うのはよくないかもしれないが、

古賀先輩の思いが伝わったのかなと思いますね。

本当に作ってよかったなと思いますね」

と声を震わせた。  

古賀さんは素根が1年ほど在籍していた環太平洋大で総監督を務めていた。個人戦最後の日に教え子が見事に金メダルを獲得。

不滅の〝古賀魂〟は後輩たちにもしっかりと受け継がれた。