肝心なことが国会で議論されない。。
裏に「憲法改正反対」の共産党。。
●共産党は人材と資金を大量に投入、金をかけて情報収集、
「桜を見る会の取材でも、山口県内の地方議員に依頼し、
自民党の有力者を紹介してもらった。
「自民と共産党は議会では政策をめぐり激しく対立していますが、
地域では共産党の議員は良識ある自民の保守系議員とは一緒に
活動していることも多い。」
コメント
「官僚や自民党内の非主流派が共産党にタレコミ」
・・・・・https://news.yahoo.co.jp/articles/e99e0f936cff929219411258560da3fa160a77c9
菅政権を倒すカギは「共産党」 “無敗の男”の仕掛けと赤旗砲
記事抜粋
相次ぐ不祥事でフラフラの菅義偉政権。だが、今年中に実施される総選挙
に向け野党も決め手を欠く。
カギを握るのは強固な組織力、調査能力を持つ老舗政党・共産党。
その力を野党共闘の旗の下に結集すべく、水面下ではあの「無敗の男」
がうごめいていた。
ある野党議員が話す。
「3月21日投開票の千葉県知事選は野党候補が事前調査で優位。
4月25日に実施される三つの補選・再選挙でも2勝はできる。
ここで与党を追い詰めれば、自民党内で菅交代論が噴き出す」
・
しかし、野党が決め手を欠くのも事実だ。野党共闘は一進一退が続き、
今も野党間で候補者の調整が終わっていない選挙区が60以上ある。
課題は山積している。立憲の支持母体である連合と共産党は
労働運動で対立してきた過去があり、今も溝は深い。
特にカギを握るのは、強固な組織力を持つ共産党と
最大野党の立憲民主党とが候補者を一本化できるかどうか。
そんな埋まらない溝を埋めるために“伝説”を身にまとった
政治家が積極的に動いている。
「無敗の男」の異名を持つ中村喜四郎元建設相(71)だ。
選挙は14勝無敗、うち8回は無所属で勝利した選挙の鬼。
1994年にゼネコン汚職疑惑で逮捕された時、特捜部に完全黙秘を
貫いたのも語り草だ。自民党時代は田中角栄元首相に師事し、
将来の総理候補と呼ばれた。その男が政治家としての最後の仕事として
選んだのが「強い野党をつくること」だ。
昨年、立憲に入党し、若手の育成にも力を注いでいる。
その中村氏はいま、野党協力のためのある“仕掛け”を施している。
19年10月から立憲の枝野幸男代表や共産党の志位和夫委員長ら
野党のトップを集め、定期的に会合を開いているのだ。
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集票力だけでなく、共産党にはもう一つ、唯一無二の武器がある。
政権を揺るがすスクープを連発する機関紙「赤旗」を中心とした
調査能力の高さだ。
今国会でも、赤旗の報道に端を発する“次の爆弾”が準備されている。
その一つが、菅首相の官房機密費問題だ。
菅首相は官房長官時代の2822日間で、官房機密費の中でも領収書が
いらない「政策推進費」を総額86億8千万円支出した。
1日あたり307万円の支出だ。また、菅政権発足後にすでに5億円が
支出されていることも明らかになった。
さらに問題視されているのが、昨年9月の支出。8月28日に安倍晋三氏が
辞任表明し、菅氏は9月2日に総裁選への出馬を表明した。
菅氏はその前日の1日に、官房機密費のうち9020万円を、
「政策推進費」に振り分けていたのだ。
共産党はこの件についても国会で追及する構えだ。
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「赤旗砲」とも呼べるようなこうしたスクープ報道は、
これまでも多くの成果を上げてきた。
19年には、安倍前首相が主催する「桜を見る会」に安倍氏の後援会の
会員らが多数招待されていたことを、赤旗日曜版がスクープ。
同紙で桜を見る会報道を指揮した日曜版の山本豊彦編集長は言う。
桜を見る会の取材でも、山口県内の地方議員に依頼し、
自民党の有力者を紹介してもらったという。
「自民と共産党は議会では政策をめぐり激しく対立していますが、
地域では共産党の議員は良識ある自民の保守系議員とは
一緒に活動していることも多い。そのつながりから
『桜を見る会には後援会の人がたくさん行ってるよ』
と教えてもらったんです」
(山本編集長)
編集部が取材の端緒を得て、地方にいる議員に調査協力を頼む。
そしてスクープとして世に出した後は、共産党所属の国会議員に
議会で質問してもらう。そういった一連の流れが、
「桜を見る会」が国政の大問題になる裏側にあった。
旧田中派を取材した経験を持つ政治ジャーナリスト・田中良紹氏も、
共産党の調査能力をこう評価する。
「共産党は人材と資金を大量に投入して情報収集をしている。
金をかけて情報を集め、反権力の旗を掲げていれば、
情報が他からも入ってくるようになる。
政府・与党内にも現政権をよく思っていない人がたくさんいる
からです。マスコミの情報に頼って国会質問をすることが
多い他の野党議員とはそこが違う」
今年で結党99年。日本最古の政党である共産党と、
若い政党である立憲との協力は、日本の政治地図を塗り替えるのか。
(本誌・西岡千史、上田耕司) ※週刊朝日 2021年3月12日号