https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191011-00014632-bunshun-int
韓国人による“壮大な自己批判”の試み『反日種族主義』は一読の価値あり!
学界的には少数派ながら、この「植民地近代化論」者の代表格としてこれまで、研究を通じ
「虚偽の反日公式史観」と長らく戦ってきたのが今回、 「文藝春秋」11月号 でインタビュー
した李栄薫・元ソウル大教授(68)だ。この夏、自らの編著で出版された『反日種族主義』
(ソウル・未来社刊)はすでに10万部を超えるベストセラーになっており、
韓国社会に衝撃を与えている(編集部注:本書の邦訳版『 反日種族主義 日韓危機の根源 』は、11月14日に文藝春秋から刊行予定)。
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●韓国版レビュー
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私は在日三世です。韓国語がわかるので、先日購入して読んでいます。
6人の韓国人研究者が「徴用工」、慰安婦、竹島など日韓関係悪化の火種となり続けている
問題について客観的データや史料を駆使して再検討し、現在の韓国で常識となっている
歴史認識は多くの思い込み、勘違い、迷信に侵されているとしながら、そうした正しくない歴史認識によって成り立っている非合理的、非科学的な反日思想を「反日種族主義」と名付け
批判しています。
日本が朝鮮を統治していたころ、日本は人的物的資源を手当たり次第に奪っていった、
という従来の通説は、朝鮮総連やそれに同調した日本の左派知識人らが政治的意図からでっち上げたものであり、その間違った学説が韓国に波及したのが今の韓国の反日思想のルーツだという指摘が特に印象的でした。
日本の朝鮮統治時代というのは、人々が貧しいながらも案外平穏な暮らしを送っていた時代であり、決して反日的韓国人や日本の進歩的知識人が主張するような、どうしようもない
暗黒時代ではなかったのだろうと思いました。
この本がもっと売れたら韓国人の歴史認識が変わるし、韓国人の歴史認識が変われば
日韓関係も改善するのではないか、という可能性を感じさせる良書です。
日本人の方々にも、韓国にこれだけの勇気と知性を持った研究者がいるということを
知っていただきたいです。日本語訳版の発売が待たれます。
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経済史学者でありソウル大学名誉教授でもある李栄薫(イ・ヨンフン)氏が6名の共同著者
(すべて経済学者)と共に、なぜ現在の韓国が反日となっているのかその実態に迫った本。
日韓併合時代の実際の状況についても詳細なデータと共にまとめています。
現在の韓国人は「反日」が種族主義としています。
この根本には嘘教育があると筆者は指摘します。各章の見出しにしても「嘘をつく国民」
「嘘をつく政治」「嘘をつく裁判」など嘘にまみれた韓国の現状を嘆いています。
単なる批判的な意見ではなく、詐欺事件は日本の1,000倍、保険詐欺はアメリカの100倍など実際の数字や事例などで証明していきます。
日韓併合中の慰安婦は貧困のために親に売られ、毎月ちゃんと給与を貰っていたとか、
土地の個人所有は日韓併合で実現したとか、韓国の土地の龍脈(風水)の流れを壊すために韓国全土に杭を打ったというのは、実は土地測量用の杭だったとか、
韓国から米を日本が収奪されたのではなく日本へ売った方が6倍高く売れたためだったとか、徴用工像のモデルになっている写真は実は日本人の姿だとか、
韓国の反日思想は幻想であると言い切っています。
この本は韓国から批判されている日本を擁護するものではなく、正しい歴史認識に
立ち返って韓国が正しい国際国家へ歩んで欲しいと願いから書かれています。
ねつ造された歴史教育により反日や反米に走る韓国には未来がないという訴えです。
日本よりの意見を言うと命の危険にさらされることもあり、同調圧力が非常に強い韓国
において、正しいと信じることを訴えるイ・ヨンフン氏は素晴らしいと思います。
本書はハングルで書かれていますので、
ぜひ日本語や英語に翻訳して世界に拡散して欲しいです。
同じような主旨で書かれた本として崔基鎬(チェ・ケイホ)氏著の「歴史再検証 日韓併合」
(祥伝社平成19年出版)を読みました。
韓民族を救った日帝36年の真実として、併合前の朝鮮半島の姿と併合後に発展を遂げる姿をデータと共に描いています。この本と合わせて大切にしたいと思います。