ジェジュン、

“ロック”なシンガーとしての魅力 バラエティとのギャップもポイントに

 本日6月15日、ジェジュンが約8年半ぶりに『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演する。本国では俳優やタレントとしての活動が目立つジェジュンだが、27日にソロとして

日本1stシングル『Sign/Your Love』をリリースする。シンガーとしてどのような魅力があるのか。K-POPアーティストに詳しいライターの西門香央里氏に話を聞いた。

西門氏は、K-POPアーティストの中でも個性が強く、男性も憧れるミュージシャンだと教えてくれた。

「K-POPアーティストの楽曲は、EDMやダンスミュージック、エレクトロポップが多いのですが、ジェジュンはソロの時はロック色の強いアーティストとして活躍してきています。新曲『Sign』もロックバラードです。力強さがありながらも甘い声の持ち主だと思いますが、ボーカリストのスタイルとしては日本のアーティストのHYDEやGACKTに近いものがあると感じています。

ロックを歌えるK-POPのボーカリストというのは、貴重な存在ではないかと個人的には思っています。過去の楽曲ですが、『Mine』のMVは、ヘヴィでダークなサウンドやゴシックテイストな映像から、日本のヴィジュアル系を彷彿させました」

 サウンドやボーカルだけでなく、メイクやパフォーマンスも“ロック”な印象があるという。

「K-POPアーティストは、最近は特に中性的なメイクが多いのですが、ジェジュンの場合、

中性的でありながら目元を強調したをダークなメイクなのも特徴です。ライブではマイクスタンドを巧みに使い、ステージを縦横無尽に動き、ロックアーティストさながらの振る舞いが印象的。また、さいたまスーパーアリーナなどの広い会場でも、遠くの席にいる観客としっかりコミュニケーションをとる場面などがあり、ファンを大切にしていることが感じられます。

だからこそ長い間日本でも人気があるんでしょう

西門氏は『有吉反省会』(日本テレビ系)への出演など、最近の日本のバラエティ番組での活躍については以下のように語った。

「今年に入り、約9年ぶりに日本のバラエティ番組に多く出演していますが、そのブランクを感じさせないくらい日本語が非常に堪能。語彙力もかなりありますし、芸人さんとのやりとりや、ボケ・ツッコミのどちらもこなしています。端正な見た目やアーティストとしての活動との

ギャップも面白いですよね。今回のバラエティ番組の出演でジェジュンを知った多くの人は、

彼がどんなアーティストか知らないと思うので、『Mステ』でアーティストとしてのジェジュン

一般層に広まっていくのではないでしょうか」

 日本では『テレビ朝日ドリームフェスティバル 2017』、さらにはサガン鳥栖野ハーフタイムショーといったK-POPファン以外が集まるイベントへ出演するなど、幅広いファン層を獲得しようとしている様子のジェジュン。今夜の『Mステ』を通じ、その認知度をさらに上げていきそうだ

(文=村上夏菜)


http://realsound.jp/2018/06/post-207458.html