JYJユチョン 兵役中の恋愛は持病の喘息があったから実現?

《ショックがデカすぎて溜息しか出ない》、《衝撃のあまり思わずスマホ落とした》、

《これは夢だ、きっとそうだ》──SNS上に溢れる阿鼻叫喚が、衝撃の大きさを物語っていた。


4月13日、人気グループ『JYJ』のユチョン(30才)の結婚が報じられた。

複数の韓国メディアによれば、お相手は3才年下の一般人で、9月にも入籍する予定だという。

 報道を受け、事務所が即座に結婚の事実を認めたものだから大変。

冒頭のように多くのファンが打ちひしがれる事態になっている。

 

 気になる「3才年下の一般人」は、ただ者じゃなかった。韓国最大の乳製品メーカー

『南陽乳業』創業者の孫娘、ファン・ハナさん(27才)だと現地メディアは報じている。

「年間売り上げが1兆ウォン(約1000億円)を超える大企業です。ハナさん自身も通販事業を

運営しており、財閥令嬢にして実業家。小顔で目のパッチリした美人で、かつて有名韓流スターと噂されたこともあります。ユチョンとは去年の秋に知人の紹介で出会い、すぐに交際に発展したそうです。両家の顔合わせも終わっており、9月にソウル市内のホテルで挙式するといわれています」(韓国のスポーツ紙記者)

 

 ユチョンは昨年6月、ソウル市内の風俗店のトイレで女性に性的暴行を加えたとして

刑事告訴されたが、原告女性が被害を取り下げ、嫌疑不十分で不起訴処分となっていた。

「“美人局疑惑”まで噴出した大スキャンダルに巻き込まれ、傷心していたユチョン。

そんな彼を支えたのがハナさんだったといわれています」(前出・韓国のスポーツ紙記者)

 ファンが衝撃を受けたのは、結婚もさることながら、その交際期間にあった。

ユチョンは2015年8月から兵役中で、除隊は今年8月を予定している。ハナさんと出会い、

愛を育んだのは入隊生活のまっただ中ということになる。

一体、どうやって交際していたのか──。

 

◆自宅から通勤し、携帯電話もOK

 韓国人の間で「恋愛の最大の壁」といわれる兵役生活。男性は19~30才までに

約2年間の兵役に就くことが義務づけられており、芸能人も例外ではない。

 最初の5週間は新兵訓練所で軍事訓練を受け、その後、各師団に配属されるが、

基本的に入隊生活は過酷だ。韓国の兵役事情に詳しい作家の康煕奉氏が語る。

「軍隊ですので、上官の命令には絶対服従です。宿舎で生活し、厳しい軍事訓練に加え、

夜間警備などの軍務を毎日こなします。携帯電話の持ち込みは厳禁です。宿舎には公衆電話がありますが、上官の使用が優先されるため気軽には使えません。土日は休みで、家族が

会いに行くこともできますが、北朝鮮との軍事境界線付近など緊張感の漂う地域の師団に

配属された場合は、それも容易ではなくなります」

 

 恋人が兵役中の女性は、頻繁に手紙やメール(軍がプリントしてくれる)を送り、長期の休暇が取れた際はとりわけ密に過ごすもの。

 だが、20代の多感な時期に2年間の遠距離生活はつらい。兵役経験のある韓国人青年(34才)が語る。

「兵役中に別れてしまうカップルが非常に多いんです。特に兵役生活の中期である一等兵末期から上等兵初期に別れることが多く、この時期は『一末上初(イルマルサンチョ)』と呼ばれ、恋愛の鬼門とされています。えぇ、ぼくもそうでした。入隊前に結婚を約束しあった彼女だったのに、除隊後は別の男ができていて…。泣きましたね」

 過去には『冬のソナタ』のチェ・ジウ(41才)と人気俳優イ・ジヌク(35才)の交際も、彼の兵役中に破局を迎えている。

 

 だがユチョンは別れるどころか、兵役中に女性と出会い、そのままゴールイン

るというのだ。ここに、彼の兵役生活の特殊性が垣間見える。

 韓国の兵役対象者は事前の徴兵検査で、健康状態や病歴をもとに1~7級までに分けられる。1~3級は現役兵として前述の通り過酷な部隊生活を送り、5~7級は兵役免除や再検査などの扱いを受ける。問題は4級である

「4級と判定されるのは、持病などで現役兵としての軍務が難しい人間です。彼らは社会服務要員といって、軍の部隊ではなく、役所や福祉施設などの公的機関に勤めることになります。

ユチョンは持病の喘息から4級と判定され、江南区役所に配属されたのです」(前出・康氏)

社会服務要員の生活は、現役兵とは一線を画す。

「社会サービス業務や行政業務など、やることは基本的に公務員と同じで、毎朝自宅から出勤して仕事が終われば帰れます。携帯電話も持てるし、退勤後は友達と飲みに行くなり恋人と会うなり、自由に過ごせます。もちろん土日は休みです」(前出・康氏)

 

 ユチョンの場合、勤務地がソウル市内有数の繁華街である江南地区で、仕事が終わればいくらでも遊びに行くことができた。

「服務中は芸能活動ができませんから、むしろ入隊前よりも時間があったのでは

という声さえあります。実際、入隊後もユチョンの夜遊びは頻繁に目撃されていましたから。

知人の紹介で恋人に出会い、愛を育むことができたのも当然です」

(前出・韓国のスポーツ紙記者)

 2012年、軍の広報部隊として兵役生活を送る歌手のRAIN(34才)とキム・テヒ(37才)の熱愛

が発覚した際、彼の休暇取得日数が多すぎることが議論に上がり、テヒとの逢瀬のためではないかと非難が殺到した。

 

 一方でユチョンは休暇など必要なく堂々と恋愛できたのだから、その環境には彼我の差が

ある。社会服務要員、ソウル市中心部の職場、通勤勤務で携帯電話もOKという3条件が、

恋愛における「兵役の壁」をたやすく突破させたのだった。

「もちろん社会服務要員も立派な兵役だし、ユチョンが4級判定を受けたのは持病の喘息と

いうちゃんとした理由がある。でも入隊中なので身を律する必要はあったと思います。

恋愛がダメなわけではありませんが、ユチョンの場合は女性暴行騒動が出たり、結婚報道が

出たりと、ファンが複雑な気持ちになる話ばかりで…」(ユチョンファンのひとり)

 

 ユチョンの結婚報道が出た13日、同じ『JYJ』メンバーのジェジュン(31才)が

インスタグラムを更新した。アップされたのは、「NO」という大きな文字だった。

※女性セブン2017年5月4日号

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170420-00000014-pseven-asent&p=1