韓国・釜山の日本領事館前の少女像、地元自治体が撤去
【釜山=宮崎健雄】
慰安婦問題を巡る日韓合意に反対する韓国南部・
市中心部にある日本総領事館前の公道に慰安婦を象徴する少女像を置いた。
道路を管理する釜山市東区は道路法違反を理由に約4時間半後に撤去した。
28日は、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を約束した日韓合意から1年の節目。合意ではソウルの日本大使館前の少女像について、韓国政府が関連団体と協議して「解決を努力する」ことが盛り込まれたが、韓国国内の反対論が根強く、撤去の見通しは立っていない。こうした中、釜山の「新少女像」撤去は、合意がなし崩し的にほごになることを憂慮する日韓両政府の意向を反映した措置と言えそうだ。