・スターがスキャンダルに対処する古典的な方法として「ボランティア活動」がある。
.ボランティア活動は、出演停止期間でも、メディアへ露出できるようにする。
・芸能人は「悪質な書き込みより 無反応が怖い」と言う。
彼らには「忘れられること」が致命的なのだ。
・冷たい視線を ある程度受け入れて、自ら姿勢を正す姿も一緒に見せたら、世論の視線は
良かった。一部芸能人は自分がしたことに限りなく寛大。
被害者「コスプレ」をしながら、自分の悔しさだけを強調する。結局ブーメランとして戻る。
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「被害者のふり」をしたら死に、「罪人」を認めたら生きる？
スキャンダルに対処する芸能人の姿勢
大型スキャンダルが起こると、「調査に誠実に臨む」、「真実がうそに勝つ」と話す。
芸能人がスキャンダルに対処する姿勢はそれぞれ違う。 これによって結果も違う。
俳優オム・テウンが昨年1月マッサージ店で女性従業員を性暴行した疑いで告訴され、警察の
調査を受けた。 ユ・サンム（強姦未遂容疑）、パク・ユチョン（売春容疑）、イ・ミンギ（性的暴行容疑）、イ・ジヌク（当日出会った女性と性的関係、性的暴行容疑なし）に続いて、芸能界5番目の性スキャンダルだ。 少女時代のティファニーは、光復節を控えて大衆の怒りを買った。
金と名誉両方を持ったスターにとってひとつのスキャンダルは、芸能人生命を終えるほど致命的
芸能人とその企画会社は、スキャンダルにどのように対処するのか。 そしてその対処方法に問題はないだろうか。
●自粛
物議をかもした芸能人が選択する最も一般的な方法は、「自粛」。
テレビ出演、メディアインタビュー、ソーシャルメディア活動、公演など、すべての対外活動を中断する。 私的な出会いもできないくらいカメラに露出できないようにする。
最近のティファニーが代表的な事例だ。
自粛は大衆に「罪を悔いている」「自分自身に下した罰を受けている」というメッセージを与える。
その後、時間がある程度経つのを待って活動を再開する。 自粛時間は、スキャンダルの深刻さに比例して長くなる。
しかし、スキャンダルへの否定的なイメージがあまりにも強いと、自粛も無用の長物。
.国籍変更による兵役回避疑惑を受けたユ・スンジュンは、いくら自粛しても国内芸能界に復帰できないでいる。入国さえ許されない。
韓流スターであるパク・ユチョンでも、性的暴行容疑は脱いだが、「風俗店女」「トイレ」「売春」
「軍服務不誠実」のイメージがあまりにも否定的で、いつ復帰できるか難しそうだ。
韓流スターセブンも 酒店出入り問題が浮き彫りになり、人気を回復できずにいる。
スターがスキャンダルに対処する古典的な方法として「ボランティア活動」がある。
.放送出演を出禁となった芸能人たちが主にこの方法を使う。
自粛しながらボランティア活動をするのだ。ボランティア活動は、否定的なイメージをある程度積極的に変えてくれる。 付随的な効果を出すこともある。
.芸能人は「悪質な書き込みより 無反応が怖い」と言う。
彼らには「忘れられること」が致命的なのだ。
.ボランティア活動は、出演停止期間でも、メディアへ露出できるようにする。
キム・ヨンマンとイ・スクンは、インターネット賭博問題後、ボランティア活動でメディアに登場した。
キム・グラは、インターネット放送で慰安婦を卑下する発言後、放送を降板したとき
ナヌムの家のハルモニを訪ねてボランティア活動をした。
スキャンダルに包まれた芸能人たちが最も恐れるのは、現行法よりも上位に存在する
「国民情緒法」だ。
.大衆とマスコミから一度でも「ふらち（不届き）罪」になったら、芸能人人生は、生きても暮らしてもいけない。
● 「イ・ジヌク公式立場」の得失
.イ・ジヌクの場合、所属事務所はイ・ジヌクが警察から性的暴行無嫌疑処分を受けると
「イ・ジヌクを最後まで信じてくださった方々に感謝の挨拶を申し上げる、これからイ・ジヌクは日常に戻り、俳優としての本業に全力を尽くしたい。真実が嘘に勝つことが証明された」と公式発表した。
イ・ジヌク側のこうした反応に対し、支持する世論も多かったが、批判的な世論も少なくなかった。
一部のメディアは、
「無罪なら幸いだが、当日会った女性の家に訪ねて行って「ワンナイト」という軽率な人という事は確実になった」 「まだ疑いを脱いでいないじゃないか」
「活動宣言の報道資料を出すほど堂々とすることではない」
「俳優として 以前のイメージを取り戻すのは難しいようだ」というネチズンたちの否定的な反応を浮き彫りにした。 その後警察はイ・ジヌクを性的暴行の疑いで告訴した女性に誣告容疑を適用し、拘束令状を申請したが、裁判所で棄却された。
ある芸能界関係者は「イ・ジヌクの事例がスキャンダルに対処する芸能人の姿勢に教訓を与える」としながら こう言った。
「イ・ジヌク側が「ワンナイトの軽い人」という冷たい視線を ある程度受け入れて、自ら姿勢を正す姿も一緒に見せたら、世論の視線がはるかに良かった。ネチズンとマスコミが「あなたは間違っていないのに、なぜそんなことを・・.頑張れ」と、イ・ジヌクをむしろ受け入れてくれただろう。
一部芸能人は自分がしたことに限りなく寛大なのだ。
被害者「コスプレ」をしながら、自分の悔しさだけを強調する。
「不法ではないのに、何が問題なのか」というふうに対処する。
これが大衆の情緒を刺激して、最終的にブーメランとして戻る。
自分のスキャンダルに対処するとき 発言水位を調節しなければならない。
大衆が、違う受け入れをする可能性も考慮しなければいけな。 」
.●同情論
自分自身を強く断罪する形をとって同情論を引き出す芸能人もいた。
.税金追徴問題を経験したカン・ホドンは引退を選んだのがいい例だ。
彼は芸能活動にかかる費用処理問題で税務当局と意見が相違した。 「脱税」という刺激的な言葉がマスコミに取り上げられ 世論が急激に悪化した。 ユ・ジェソクと一緒にMC 2強体制で全盛期だったが、彼は引退を宣言した。
チェ・ミンスは、2008年に高齢者暴行論議を起こし、カメラの前でひざまずいて許しを求める姿を見せた。 また、1年間山中に蟄居した。
●断罪
東洋では、「強力な断罪」手法が非難世論をある程度落ち着かせる効果を生む。
日本最高の人気ガールグループAKB48の峯岸みなみは所属事務所の恋愛禁止規定に違反した事実が明らかになると断髪したまま涙で許しを求めた。
韓国ガールズグループ「アップデートワイス」の台湾出身メンバーも似たようなことを経験した。
放送撮影中、台湾国旗を振ったことが中国に知られ論争が起きると、憔悴した姿でカメラの前で謝罪文を読んだ。 すると非難一色だった中国の世論が同情論的に急に変わった。
●「無対応」 これもよく駆使されている手法だ。
.映画監督ホン・サンスと女優キム・ミニは、不倫スキャンダルで世界を騒然とさせた。
すると二人は海外から無対応で一貫した。
警察に呼び出されたスターが「警察の捜査に誠実に臨む」とだけ言った後 口をつぐむのも
代表的な無対応戦略である。
G-DRAGONは大麻喫煙、スンリは性スキャンダル、テソンは交通事故過失致死（無嫌疑処分）、パク・ボムは、薬物密輸入議論を起こした。企画会社は、このような事件には、通常「無対応」で一貫している。ただし、「このような無対応が道徳的に正しいか」は、別問題だ。
●法的対応
歳月が変われば、芸能界にも新しい流れが見える。「法的対応」がそれだ。
..ここには2000年代の「芸能界X-ファイル」事件という重大な契機があった。 この事件は、特定の芸能人を越えて芸能人全体の名誉に打撃を与えた。砂粒のようだった芸能人らが非常対策委を組織して対応した。
ユニ、チョン・ダビン、チェ・ジンシルなどがインターネットの誹謗中傷に耐えられず自殺したのも
芸能人を覚醒させた。 これにより、法的対応に出る芸能人が大幅に増えた。
●熱愛説
マスコミが熱愛説を報道し、その芸能人に訴訟を受けることも頻繁である。
芸能プロダクションも、記事で写真など熱愛物証がはっきり見えたら「良い心でお互いを知っていく中できれい見守ってほしい」と報道資料を出す。
.物証が足りないと、「民・刑事上の強く対応」と明言する。
あるメディアがテ・ジナに億台の賭博疑惑を提起すると テ・ジナは記者会見を開き、悔しさを主張しながら、この報道機関の代表を強く批判した。
.テ・ジナの会見内容は、数多くのメディアに報道された。芸能事務所従事者は、「現在、スターと特定の報道機関との間で戦えば、報道機関が負ける。スターの伝播力がはるかに大きいからだ。.特に韓流スターは、報道機関に劣らず 世論形成に強力なパワーを持った」と話す。
●入隊 あるいは破格な露出
一部の男性芸能人には大型スキャンダルが吹くと軍隊を避難所に選ぶようだ。
自粛期間と軍服務期間を一致させるのが色々な面で効率的だという話のためだ。
.スーパージュニアのカンインは暴行と飲酒運転ひき逃げ事件後に、
HOT出身イ・ジェウォンは性的暴行の疑い後に、チュ・ジフンは麻薬投薬疑惑の後に、
それぞれ翌年入隊した。
女性芸能人は破格の露出を図ることもある。
シン・ウンギョンは1996年飲酒運転で芸能界を去ったが、翌年イム・グォンテク監督の映画
「遊ぶ雌ウィンドウ」で復帰した。 当時としては破格の露出のおかげで無事に復帰できた。
1980年代ティーンスターのアサンアは二回離婚で2004年ヌード写真を撮った。
芸能界で浮かぶのは難しいが 去る時はあっという間だ。
.スキャンダルにどう対処するかによって、スターの運命は、極と極で分かれることができる。
http://m.entertain.naver.com/read?oid=262&aid=0000009690
