要約すると、この映画は、ユチョン事件の前から、制作や編集過程で手間取って
公開時期を明かしていなかったと。
そこに来てユチョン事件が起きたから、これ幸いと、「映画公開の遅延の原因がユチョン」
にあるようにすり替えたそうだ。
壊れていた「ルシッドドリーム」なぜパク・ユチョンを言い訳にするのか
ソル・ギョングとコ・ス主演映画「ルシッドドリーム」（以下ルシド）が
突然「パク・ユチョンの映画「に変身した。
28日「ルシド」（監督キムジュンソン）の配給会社NEW側は「ルシド」公開日を1月4日とし、
「劇中パク・ユチョンが登場するシーンもある。編集はストーリー上不可だった」と明らかにした。
これにより、公開が延期されていた「ルシド」は、配給会社NEWが披露する新年初の映画になった。 .しかし、映画の主演ではなく特別出演に過ぎないパク・ユチョンの名前が前面に出され
「ルシド」がパク・ユチョンの映画のように映し出されている状況。
また、パク・ユチョンのために「ルシド」の公開が遅れたように、すべての責任を転嫁させながら
事情を知っている関係者は眉をひそめている。.
世紀の名作に泥がついたのではなく、当初壊れていた映画にパク・ユチョンという悪材料が重なったためだ。 パク・ユチョン事件が起きる前から「ルシド」の公開は持ち越されていて、関係者たちのため息は増えていった。 「編集すればするほど山に行く」というのが、映画と密接に関わる彼らの伝言だった。
「ルシド」は、子供を拉致された父親が夢の中で助力者の助けを借りて、犯罪の手がかりを見つけ出しながら起る話を描いた作品である。
「ルシド」という言葉自体が睡眠者が自ら夢を見ているという事実を自覚したまま夢を見る現象、
すなわちルシド（明晰夢）を指すもので、製作過程にCGが必要なのはもちろん、下手をすると
幼稚に映る可能性が濃厚だった。
.致命的な短所をつかめない「ルシド」は、編集に編集を重ね、撮影を早めに仕上げたにもかかわらず、映画公開の便りはなかった。
.後半作業が長引く映画は一つや二つではないが、「ルシド」の理由は多少異なっていたのだ。
複数回に渡って編集した関係者は、先に日刊スポーツに「編集というのも 撮っておいた分量から、とにかく解決すべきじゃないのか。それが限定的だと見ると失望感が大きいのが事実だ」と吐露した。
.一定レベル以上の制作費が投資され、ソル・ギョングとコ・スをはじめとする俳優たちの熱演が
映画の完成度のために埋葬させれないという心境だった。 「ルシド」が良い方向で完成できることを願う心情を知っている彼らも映画の無事公開を応援した。
.この過程で襲ったパク・ユチョンのスキャンダルが浮き彫りになり、「ルシド」側の悩みが増えた
のは間違いない。しかし、劇中コスの助力者として登場するパク・ユチョンの編集は、当初議論できる状況ではなかった。
事件の展開過程で 必ず必要な人物であるパク・ユチョンを映画からはずせば、どっちつかずの作品になるしかなかった。
公開まで大衆の顔色を見る必要があったが、とにかくNEWの大型ラインナップがある程度確定した状況で、「ルシド」が割り込む隙間はなかった。
10月に公開されようが、1月に公開されようが、パク・ユチョンのイメージと彼への視線が大きく変わるだろうか？
.一連の状況を詳細にオープンする必要はないが、パク・ユチョンのせいで早期に公開できた
はずの作品が公開延期され、苦労し悩んで、やっと公開するというように恩を着せ、すべての
理由を覆す必要もない。
.映画公開遅延への良い言い訳ができたかのように、すべての理由を裏返し、
結局パク・ユチョンを編集することはできなかったと言う。
これにより、主演のソル・ギョングとコスの存在感は消えた。 礼儀もない。
悪循環が悪循環を招いて、暗雲がいっぱいだ。公開後は興行運につながれば幸いだが、首を左右にふる人も多い。最善の編集を経て、映画を「大丈夫そうに」完成したと信じて見るしかない。
今年NEWは、ドラマ「太陽の子孫」と「釜山行き」で上半期ブラウン管、夏市場スクリーンを掴んだ。そして、後半には、チョン・ウソン、チョ・インソン主演映画「ダッキング」でウンパルを継続する見込みである。
しかし、2017年初の映画は、長い間頭痛の種となった「ルシド」である。
早く片づけたい気持ちが大きいものの、作品にとって興行惨敗は致命的だ。
.誰が笑って、誰が泣くようになるか、映画自体よりも、むしろ成績に興味が集まっている。
조연경 기자 cho.yeongyeong@joins.com
