2016-05-30

  停滞したYGエンタ、中国資本のおかげで復活か



5月の1カ月間でYGエンターテイメント(以下、YG)は、株価のために泣いて笑った。

去る3日、韓国取引所によると、YGの株価は前日の前場比で6.07%下落し、4万線崩壊寸前まで押された。国税庁がYGの域外脱税などに関する税務調査を進めているというニュースが伝えられながらだ。

YGの売上高は、2008年に185億ウォンから昨年に1931億ウォンまで約10倍に成長し、国内外の関連会社13社を抱え、時価総額6000億ウォンに達する企業に急成長したことに関連し、8年ぶりに事業全般をチェックする税務調査が行われた。これは、YGに悪材料として作用し、株価は下落を迎えなければならなかった。

税務調査問題が潜まると、YGは再び回復に入り、27日の好材料を爆発させた。YG側は中国最大のインターネット企業であり、世界の最大のゲーム企業であるテンセントグループから3000万ドル(約354億ウォン)の投資を誘致したと明らかにした。

また、2000万以上のアクティブユーザーを保有している中国のオンラインチケット1位企業であるウェインから5500万ドル(約649億ウォン)を投資誘致し、計約1000億ウォン(8500万ドル)の投資を誘致した。

これにKTB投資証券は30日、YGの企業価値が上がるだろうと展望した。投資判断は「買い」を、目標株価は5万7000ウォンをそれぞれ維持した。

イ・ナムジュン研究員は、「YGは去る27日、中国のインターネット企業テンセントとオンラインチケットプラットフォームのウェインから8500万ドルの投資を受ける契約を締結した」とし、「ウェインの公演チケットプラットフォームを通して、直接公演の企画やプロモーションを進行でき、テンセントとの合弁会社(JV)を設立して、中国内のコンサートおよび音源事業規模を育てることができる」と話した。

続いて、「投資資金の5500万ドルは、第三者割当有償増資として譲渡される予定だ」とし、「これに伴うEPS(1株当たり利益)希釈率は約9%の水準だが、下半期の中国コンサートの収益性が小幅拡大すると予想され、EPS変動幅は微々たる水準にとどまるとみられる」と付け加えた。

ハナ金融投資も30日、YGについて、中国のパートナー確定とJV(合弁会社)の設立を通して、中国向けの売上の割合が拡大するだろうと投資の意見「買い」と目標株価5万7000ウォンを維持した。

イ・ギフン研究員は「中国ウェイン・テンセントグループから1000億ウォン規模の投資誘致および約650億ウォンの有償増資を発表した」とし、「中国向けのコンサート・音源・出演料・MD・ロイヤリティ、音楽関連制作の売上高の成長などが予想される。BIGBANG、iKONのマネジメント活動と子会社の迅速な業績改善など、第3四半期まで高い実績が期待される。また、既に発表したテンセントとの協力関係と別途の投資がないJV形式の中国進出で迅速な成長が期待される」と予想した。

停滞したYGが中国のパートナーとの事業シナジーでもう一度底力を発揮できるかに帰趨が注目される。


http://mottokorea.com/mottoKoreaW/Business_list.do?bbsBasketType=R&seq=36883