こんにちは。
札幌でプロ家庭教師、メンターとして活動させていただいています
わたなべと申します
今日も、毎日の指導の中で気づいたことをお伝えしたいと思います。
僕は個別指導で授業をすることも多いのですが、
そういった場合、授業予定をお子さんとの間で決めていきます。
もちろん、ご家庭とのやりとりで、事前に授業可能な曜日などを
設定することはあるのですが、
そうはいっても、実際には現場でお子さんと話して、次の授業予定、
月間予定などを決めることが多くなります。
この方式は、部活や他の習い事などをしている小どもたちが、
その忙しいスケジュールの中でも授業を組んでいくことができるという点で、
とても優れていますよね。
先生側のスケジュールとぶつからなければ、
お互いに話し合って授業日の変更も自由です。
実施できなくなった授業の日数をあとにとっておいて、
テストの前や集中して勉強したい時などに使用する、
というやり方もあります。
このように、一見、かなり有効そうな方式なのですが、
近ごろ、難点もあることに気づきました。
例えば、
・先生側の都合とすり合わせるのが難しい場合があること
(たいていの個別指導塾では、先生と生徒さんの直接の連絡を禁止しています。)
・変動後の日程を把握することが、先生と生徒さん双方にとって負担であること
などがまず挙げられます。
しかし、個人的に僕が普段小どもたちの勉強の様子や
進み具合、定着度合いを見ていて感じることは、
くるくる予定変更の多いお子さんは、
比較的学習が進みにくく、チカラも身につきづらいのではないか、
ということです。
それぞれのお子さんのライフスタイルに合わせて
柔軟に予定を作り、変更できるというのは確かに便利です。
でも、柔軟に予定を変えるということは、裏を返せば、
その時間に先生と勉強することになっていたのを取り止めて、
何か他の事柄を優先する判断をする、ということです。
急な病気とか、どうしても外せない用事とか、
もちろん多々あると思いますので、
一概にいい悪いということは決められないことは承知しているのですけど、
やはり、予定変更の程度とそのお子さんの
勉強力には関連性がある気がしています。
学習計画についても、そもそもそこまでガチガチに決めることは
僕個人は推奨していませんが、
予定の変更が多いと、先生側も何をどういう流れの中で教えているのか忘れたり、
生徒さん側もどんなお話の続きなのかあまり覚えていない、
ということになりがちなようです。
たとえとしてはおかしいかもしれませんが、
ディズニーランドに今週末行くぞ、と予定していて、
それが延期になり、また翌週も延期になり、、、、という場合、
たぶん、そのひとはそれほどディズニーランドに行きたくはないのかもしれません。
他のたとえなら、今週末、自宅の大掃除を予定したけれど、
友人に誘われて出かけることになったので延期し、
翌週もちょっとした用事で延期し、
次の週はあんまり体調がよくないので取り止め、、、、
というように、僕たちは、物事への向き合い方を自分なりに
無意識的にも調整しているように思います。
ディズニーランドに行きたいひとは、
置いておける用事はとりあえず保留して出かけますし、
本気で掃除をしようとしているひとは、
むしろ掃除用具などをそろえるのではないでしょうか。
ですので、外せなかったり突然の事態もあったりするにせよ、
予定変更の多い小どもたちは、そこまで勉強がしたいわけではない
と言わざるをえないような気がします。。。。
(もちろん、変更が多くてもよく勉強が進んでいるお子さんもいます!)
そういう小どもたちとたくさんお話をして、
自分なりの勉強への向き合い方をよく自分でとらえて、
だんだん楽しめるようになってもらうことも、大切な仕事なのだなぁと感じています。
いつも書いているように、ほんとうにそのひと自身の道を進めばOKなのですが、
いまのところは勉強も生活の一部になっている以上、
楽しくやってもらえたらいいな、と思います
今日もお読みくださってありがとうございました。
わたなべ
<※2019年4月12日追記>
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