私が子供の頃は終業式の日にドキドキしながら通知表を受け取っていたものですが、今は休み前の三者面談を通じて事前に成績を知らされるのが通例のようです。
昔と今の違いなのか、青森と北海道の違いなのか、それとも田舎と都会の違いなのかはよくわかりませんが。
いずれにしても通知表をもらう時のあのドキドキ感を味わえないのは、ちょっと寂しい気もしますね。
まあ、それはともかく休み前の三者面談を終えて多くの教え子たちが自分の成績を教えてくれます。
上がったと喜んでいる生徒もいれば、残念ながら今回は思い通りに上がらなかった生徒もいます。
上がった生徒には、
「良かったね、これからもこの調子で頑張って!」
上がらなかった生徒には、
「次は上がるように頑張れ!」
とひと言だけ言って、それ以上ツッコミを入れることはしないようにしています。
その悔しさは本人が一番感じているはずでしょうから、周りの人間がとやかく言うことではありませんからね。
あとは本人が反省し、今後の生活を見直していけばいいだけの話です。
私の教え子たちは、通っている学校がバラバラ。
子供たちの成績を比べてみると、学校によって評価がまったく違うことがよくわかります。
私から見てほとんど同じ実力の持ち主であっても、5段階評価で5の子もいれば4の子もいます。
全般的に男の子よりも女の子の方が高い評価を得ているケースが多いように感じています。
これに関してはきっと普段の授業態度や提出物、さらに言えば先生受けといった点数以外の部分が大きく関係していると思わざるを得ません。
もし全道一斉に同じ定期テストを実施して、純粋にその結果だけで評価をくだすということになれば、子供たちの成績も大きく変わるのではないでしょうか。
個人的にはこれが最も公平で客観性の高い評価方法だと思うのですが、今の時代、それが実現することはないでしょう。
でもそう考えると、人が人にくだす評価なんてその程度のもので、あまり当てにならないことがよくわかりますね。
子供たちの成績ばかりではありません。
私たちは自分に都合の良い評価だけを信じて、都合の悪い評価にはつい目をつぶってしまいがちです。
私も含めて教育という世界に携わっている人には、特にその傾向が強いような気がします。
自分を良く評価してくれる生徒や親御さんは「いい人」で、自分を悪く評価してくる生徒や親御さんは「何もわかっていない人」というように。
言ってしまえば、人が人にくだす評価なんてそんなものなんです。
今やネットやSNSでの評価が全く当てにならないことは、みなさんもご存じのことでしょう。
そう考えると、そんな評価に一喜一憂するのも何だかバカらしくなってきます(笑)。
自分にくだされる評価はあくまで参考程度に受け取って、自分を信じて今日やるべきこと、明日やるべきことをコツコツと積み重ねていく。
そうすれば、その姿をきっと誰かがどこかで見ていて、自然に評価は上がっていくはずですから。
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