意味のある凡打とたまたまのヒット | 札幌の家庭教師 学びの森通信

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札幌でプロ家庭教師をしています。
家庭教師歴26年になります。

初球を打ってヒットになれば、思い切りのいいバッティング。

 

でも凡打になれば、何も考えていない淡泊なバッティング。

 

私たち素人は、とかく「結果論」でしかものを見ない傾向にあります。

 

でも監督やコーチの見立ては、きっと違うはずですよね。

 

同じヒットでも「意味のあるヒット」と「たまたまのヒット」。

 

同じ凡打でも「意味のある凡打」と「ただ当てただけの凡打」。

 

テレビで解説者の話などを聞いていると、そういった違いがあるのがよくわかります。

 

何打席もヒットが出なくても出続けられる選手もいれば、そこそこヒットを打っているのにすぐに替えられてしまう選手がいるのは、専門家から見ておそらくそういった違いなのかも知れません。

 

「結果論」でしかものを見ないか、「中身」にしっかり目を向けられるか。

 

それが素人とプロの違いと言ってもいいでしょう。

 

専門家からすれば、ヒットであろうと凡打であろうと、それが「意味のあるもの」であるかどうかが重要なんだと思います。

 

「A塾よりもB塾の予想問題の方が当たるらしい」

 

教育熱の高いある地区のお母さん仲間の間では、定期テストが近づくとこういったウワサが飛び交うそうです。

 

これを聞いた多くの親御さんは、A塾よりもB塾に我が子を通わせたいと思うんでしょうか?

 

仮にその予想問題が当たって5点10点上がったとしても、それは「意味のあるヒット」と言えるんでしょうか?

 

私からすれば、勉強の専門家であるはずの塾が生徒のためではなく、自分らが生き残るために「たまたまのヒット」を量産しているようにしか見えません。

 

こうやって「たまたまのヒット」で一回おいしい思いをした生徒と親御さんは、今後もテストがある度に塾の予想問題を当てにするようになるでしょう。

 

こういった勉強が長続きするとは私にはとうてい思えません。

 

「これってわざわざ高い月謝を払って、子供をダメにしているようなものですよね」

 

教えてくれた親御さんがおっしゃっていました。私も全く同感です。

 

「結果論」でしかものを見ないのが素人。

「中身」に目を向けられるのが専門家。

 

私も専門家を名乗る以上、「たまたまのヒット」よりも「意味のある凡打」を優先できる人間でありたいものです。

 

お子さんの勉強、「たまたまのヒット」を狙うだけのものになっていませんか?

 

 

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