2022年夏からアメリカ駐在に帯同中の
新米駐妻 さっぴー です!
娘(小学1年生)と息子(年中)がいます。
失敗や悩みも多いですが
「なんとかなる」「まいっか」を合言葉に
ドタバタの日々を楽しみながら
現地レポート(ただの日記)を書いています
子どもの予防接種の話。
テキサス州含む一部の州で定期接種になっている、A型肝炎ワクチン。
州や小児科にもよって違うとは思うので、あくまでもひとつの体験談としてお読みください👇
うちの子たちはA肝1回目を日本のトラベルクリニックで打って、2回目は現地で受けました。
まず、日本のかかりつけ小児科に相談したところ3回接種の国産ワクチン・エイムゲンを用意できるとのことでした。
近いしそれでいいかなぁ〜と思いつつ、念の為専門のトラベルクリニックにも問い合わせ。
すると、アメリカで一般的なHavrix(2回接種)が打てるとのこと。
トラベルクリニックは遠くて面倒だなぁ…と少し躊躇しましたが、他のワクチンも含めて家族全員でまとめて打てた方が結果的に手っ取り早いだろうということで片道1時間のトラベルクリニックへ。
その時に、子どもの入学要件として必要なワクチンも一緒に打ちました。
(入学に必要なワクチンはこちらの記事にまとめてます
https://sappieblog.com/immunization/)
A型肝炎は1回目と2回目の間隔を半年以上開けなければならず(トラベルクリニックのお医者さんは正直5ヶ月空いてればいいよと言ってましたが)、我が家は渡米直前でバタバタしていたので、結局2回目は現地で受けることにしました。
渡米後、現地校への入学前後に知り合った先輩駐妻さんたちに予防接種の話を聞いてみると、A型肝炎2回目はアメリカに来て現地校に入って数週間経ってから打った人も多い。
(駐在の内示の時期によって日本では2回目間に合わない)
中には渡米後に1回目を打って入学し、半年後に2回目を打った人もいました。
学校からは「打っといてね〜」って感じで軽く言われるとか。
「へ〜、案外ゆるいんだ安心!」
と私はのんきに入学させたわけですが、入学翌日に息子のPre-K(年中さん)のスクールナース(養護教諭)からメールが。
「A型肝炎2回目受けるまで登校禁止」
!?!?
1st(1年生)の娘のスクールナースからも連絡が来ましたが、前情報通り「追い追い打っといてね。打ったら教えてね」とだけ。
どちらも公立の現地校なのにこの差は一体!?
私の推測ですが、
おそらくPre-K(年中さん)は義務教育じゃなく通わせるかどうかは任意なので、入学要件ワクチン全て打ち終わるまで登園不可を言い渡せちゃうのかも?
K(年長さん)以上の義務教育だと、登校優先だからワクチン未接種でもある程度ゆるいのかな。
とりあえず急いで息子のA型肝炎の予約をしなければ!!!
駐妻さんたちが子どもも薬局で接種できたと言っていたので、大慌てで薬局のウォルグリーンに駆け込むと「18歳以上ならHavrixもここで打てるけど、子どもは小児科じゃないと打てない」と薬剤師。
小学生でここで打ったと言ってた人が2人もいたのに!?
数年でルールが変わったのか!?
小児科…?
どうしよう…まだ何も情報もってない…
を経てやっと入学できたPreK、いきなりずっと登校不可だなんて無理無理無理無理!!!!!
とパニック状態の私。
グーグルマップで出てきた近隣の小児科へ、わけもわからず必死に手当り次第に電話で問い合わせ。
(電話の英語はマジで聞き取れなさすぎて絶望)
1軒目の小児科からは「早くて2週間後」と言われ涙目に。
2軒目の小児科からは、「A型肝炎は小児科じゃ打てない。州の保健局へ行け」と。(私のHaveixが伝わらなかったのか、外国人だから適当に追い払われたのか?)
んなわけねぇだろと思いながら電話をかけ続け、5軒目でようやく3日後に予約できる小児科が見つかりました。
そこで無事に子どもふたりともA肝2回目を接種。
↓小児科の壁にドクタースース
予防接種だけの新患は受け付けてないと言われ、かかりつけとして登録して年1度の健康診断も同日に受けました。
15枚ほどの書類に目を通してサインをせねばならず非常に大変でした
↓こんなのがドサッと
め、眩暈が…
この小児科では、「州のルールでA型肝炎はHavrixのみ」(エイムゲンは✕)と言われました。
もし日本でエイムゲンを受けてきたとしても、指摘されて打ち直しになっていたかもしれません。恐ろしや…
A型肝炎以外にも、その小児科だけなのか全体的にそうなのかは分かりませんが、ワクチンの種類に厳しかったです。
日本のMRもダメだと言われ、MMRの不足分を打ち直しされました。
スクールナースは「MR+おたふく」でMMR1回としてカウントしてくれたのに!
余計なワクチンを避けたかった私は「トラベルクリニックの医師もスクールナースもこれでOKだと言っていた」と少し抗議をしましたが、小児科では「これは州のルール。日本のドクターは州のことを知らない。スクールナースはただ数えるだけだから正しくない。州のルールでMMRのワクチンじゃないとダメ」と頑なで、最後は「多く打つ分にはいいのよ!」と諭されました😭
大は小を兼ねる、さすがアメリカ様…
注射が大嫌いで暴れる息子を先生と看護師と私で押さえつけて、太ももに同時接種。
(息子ホントごめん…)
筋肉注射でかなり痛がって、その日はずっと抱っこ。
スクールナースへ予防接種履歴の書類をメールで送って、すぐに「明日から来ていいよ!」と許可がおりました。
しかし、翌日になっても足が痛くて歩けないと息子が泣きわめくので、+1日余計に休ませました…。
(腕に打てた娘は、腕が上がりにくかったものの登校はできた)
費用に関してですが、定期接種なので保険でカバーされて完全無料でした。
健康診断も年に1度は無料です。
窓口でも支払いゼロ、その後請求書郵送なども一切ありません。
日本のトラベルクリニックで受けた分は、A型肝炎1回で15,000円ほどでした。(高いよね)
駐在員の場合は、アメリカで定期接種の分は渡米前に接種しても会社から予防接種の補助が出ることが多いと思います。
もし補助がない場合は、2回目はあえて渡米直後に無料で受けるのもありかもしれません。(保険加入前提ですが)
現地で受ける場合は、我が家のような「登校禁止」などの悲劇にならないために、入園入学と予防接種のタイミングや学校のルールも確認しておくと安心かと思います。
(うちは夏休みに重なったので渡米前に学校と全く連絡が取れなくなってしまいましたが)
夫が先に渡米してる場合は小児科に電話もしやすいと思うので、予防接種の予約だけ取っておくのもアリかと。
そうすれば渡米直後の日程で押さえておけると思います。
日程変更やキャンセルは前日までなら費用かからない所が多いはずですが、予約時に必ず確認してください。(当日キャンセルは50ドル位かかる所もあるので)
それではまた次回~