2つの優勝 | 月猫の主題による狂詩曲(ラプソディ)

月猫の主題による狂詩曲(ラプソディ)

ピアノのこと、フィギュアスケートのことなど、きまぐれに綴ります。

NHK杯が開幕してますが、そっちのけで

今週の2つのおめでたいことについて

 

まずは三原舞依選手の優勝↓

 

GPSイギリス大会なんて、今までのフィギュア観戦上初めて聞く大会。

別名MK ジョン・ウィルソン トロフィーだそうで。

えーっと中国杯の代替地ですね。(ロシアの代替地がフィンランド)

 

リザルトはこちら

 

で、GP10戦目にして初優勝。

病気や五輪代表選考漏れなど様々な難関があって

しかも10代などの若手としてではなく23歳というベテランの年齢。

これは嬉しかっただろうなぁ。

 

私はタイミングよくFSをライストで見ることができたのですが

ぽんぽんジャンプを決めていって、

神様どうかこのまま最後まで成功させて!と祈りながら見てました。

3Loでちょっとバランス崩したように見えた時は

もう髪の毛が逆立つほど緊張しましたよ。

 

演技終了後のガッツポーズがもう凄くて。

本人もやった感が大きかったのでしょうね。

SP72.23  FS145.20  TOTAL217.43

立派な成績でした。優勝おめでとうございます!

PCSはFSでは8点台後半出てました。

中には9点台出しているジャッジもいてましたね。

次のフィンランド大会はルナヘンがいるから簡単には勝てないと

思いますが、頑張ってGPF行ってほしいな~

 

佐藤駿選手も3位と大健闘でした。

大怪我からの復活の兆しが見えているようでよかった。

佐藤選手も次はフィンランドでマリニン選手と激突か~

うーん 優勝しないとGPFは難しいかもしれないけど

こちらも頑張ってほしいです。

 

 

そしてもう一つのおめでたいことがこちら↓

 

 

私が亀井さんの演奏を初めて聞いたのが確かピティナ特級で

優勝した時の演奏で今回と同じサン=サーンスのコンチェルト5番でした。

(この曲は得意らしい)

この曲は私の好きなトッカータOp.111-6の元となった曲で

このコンチェルト自体も私の好きなコンチェルトベスト5の中に入ります。

 

この時の演奏を聴いた最初の感想は

「なんてひょうきんな演奏をする人だ」でした。

弾きながら上半身のパフォーマンスが非常に激しくて、

そしてものすごく楽しそうに演奏する人だなぁと思いました。

 

それは今回のロン=ティボー国際音楽コンクールでも一緒で

演奏しながら、演技をしているような感じでした(笑)

第3楽章は圧巻の演奏でしたね。

(2:43:20から亀井さんの演奏です)

 

そして個人的に面白いと思ったのがこちらの記事↓

 

最近のコンクールで同率順位がやたらと多いのは

結局そういうことなんじゃなかろうかと。

技術的にはっきり優劣がつけられなかったらあとは好み次第ですもんね。

 

こんなトップクラスのコンクールだと技術的には

もうみんな大差ないのだと思いますよ。

だからそのコンクールのその時の審査員の好み次第で

順位が決まるんだと思います。それってある意味水物でしょうか。

 

コンクールで頑張っておられる方には失礼かもしれませんが

フィギュアのように技術点がなく、ALL芸術点みたいになるピアノは

こういった競争に適するものではなく

自分がどういった演奏をしたいか、どのように表現するかという

「自分の道」を極めるほうが自然なような気がしないでもないです。

 

しかし、ピアノ一本で生計を立てられるのは

本当に一握りの方たちだけであることを考えると

こういったコンクールの経歴を積んで、世間にアピールすることは

必要なことなのかもしれません。

 

話は逸れましたが、亀井さんにとってロン=ティボーでこの曲を

演奏することは3年越しの夢だったそうで、それがかなって

本当によかったですね。おめでとうございます。

これからきっとチケットが取りにくくなるんだろうな!

 

そ~~~して、パデレフスキ国際ピアノコンクールで

奥井紫麻さんがファイナルに進出!

「おくいしま」じゃないよ 「おくいしお」だよ~って

そんなん読めないよ~

 

以前にYouTubeで演奏をきいたことがあって

なんていうか、するどい音を出す人だなと思いました。

今日、いや明日の午前3時からですね

こちらも頑張ってください!!!