仏教の聖地とヒンドゥー教の聖なるお祭り | 大学5年目世界一周

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某都内に住む大学5年生が世界を旅し、感じたことをつらつらと綴る雑記。

ブッダが悟りを開いたとされる地ブッダガヤ。
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私もブッタが修行したとされる木で悟りを開いてきました。
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この地では、日本語ペラペラ、日本人の奥さん持ち(自称)、日本に昔住んでたというインドの怪しいおっさん三カ条全てに当てはまる胡散臭いおっさんがタダでガイドしてくれるということで乗っかってみました。
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このおっさんいやおにいさん、24歳にして幼稚園だか小学校だかの校長先生をもう5年もしているのだそう。





親日家だけあって教室も日本語だらけ。
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でもこれインドの子供たちにとって意味あるん?笑




こうやってインドの観光地にたくさんいる日本語が流暢な客引きが生み出されるのでしょうか。





ほんとでもインド人って僕ら日本人では考えられないほど人生固めてる人が多い。



僕くらいの年齢で学生なんてほとんどおらず、みんなそれぞれの仕事を持ってる。




そしてかなりの割合で結婚してて子供が何人もいます。




僕もインド人やったらそんなやったんかな。





いやっ、俺インド人でも23で結婚できてないだろうなw








そんなことはさておき、ブッダガヤの後はアラハバードという街へ移動。




アヌープさんは結局だましてくるとかなくめっちゃイイ奴でした!




ここ、アラハバードに来た理由は、世界最大のお祭り、「クンブメーラ」を見るため!





クンブメーラとはヒンドゥー教徒、特にサドゥーの最大のお祭りです。


*サドゥーとはヒンドゥー教におけるヨガの実践者や放浪する修行者の総称。あらゆる物質的・世俗的所有を放棄し、肉体に様々な苦行を課すことや、瞑想によりヒンズー教における第四かつ最終的な解脱を得ることを人生の目標としている。「ナーガ」と呼ばれるサドゥーは衣服さえ放棄し、ふんどし一枚きりか、あるいは全裸で生活し、髪を剪らず髭も剃らず、灰を体に塗っている。インドではサドゥーは法的に死亡者とみなされる。彼らは一般に、列車に無料で便乗することが黙認されている。(wiki大先生からのお言葉)
聞いただけですごいですね。中には苦行の一環として自分の右手をうん十年間上げ続けてるサドゥーなんかもいるそうです。彼らはヒンドゥー教徒の中では尊敬されていると同時に、カーストが未だに色濃く残るインドで下位カーストに多い貧しい人たちがそれを打ち破るためになることが多いのだとのこと。






開催都市は4都市を順々に回す形らしくその中でも今年はなんと144年ぶりの最大のクンブメーラ、「マハ・クンブメーラ」とやららしいです。





何のことだかようわかりませんが、来場者見積もりはなんと



1億人!!




この数字はガンジス河で1月14日から3月10日までの期間中に沐浴する人数とのウワサもある。






そりゃ世界最大だわ!






世界の70人に1人はこの期間ここに来るんですから!






でも、まてよ!インドは人口が10億人もいるわけで、彼らの10人に1人が来たらって考えると大したことないわけではないですけど、日本人で行く人を探すのは大変そうですね。








このお祭りの初日に行ってきたんだけど、世界最大のお祭りとあってこの人だかり!
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この日だけで来場者or沐浴者1100万人とのウワサ!





東京都民全員荒川に集合して水浴びするとこ想像したらやばいっしょ!!!





そしてみんな沐浴!!
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一番の見どころ、名物サドゥーの一斉沐浴!!
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はい、彼ら、基本全裸で沐浴します。




無数にいる全裸の男たちが一斉に河に向かってダッシュし一斉に沐浴。





ここまで解放感に包まれているともうなんかすがすがしいですね。




むしろ混ざってみたいわこれ!





全裸の男たちは世界中のプレスの注目の的です。みんな体張ってます。
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この日は、会場にあるヒンドゥー教キャンプに泊めさせていただきました。
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ヒンドゥー教徒のお偉いさん(サドゥー?)達。
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宿泊費タダ、飯タダで何日いてもいいそうです。




そしてここではインドにおける格差(サドゥーの地位?もしくはカースト?)を非常に感じさせられました。




位の低い人は高い人にあったらひざまずいて足を触ります。




そして、位の低い人は高い人の雑用を常にこなさなくてはなりません。




僕が彼らと出かけた時も手が汚れたら位の低い人がマフラー差し出して位の高い人や僕の手を拭かせてくれたし、チャイを飲んだ時も、位の低い人は自分は飲んでないのに僕や位の高い人の分の代金を払わなくてはなりません。




彼がこのキャンプで偉かった人(カーストが高いのか、サドゥーなのか、聖職者としての地位が高いのかはわからん。とりあえずこの国にはいろんな階級区分が複雑に入り混じっているっぽい。)。
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まだ若干20歳前後。ただこんないかついおっさんどもも彼には逆らえません。
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キャンプにいても会話の中心になるのは彼だし、彼と共に会話を盛り上げる人、同じテントにはいるけど会話には混ざらず雑用をこなす人、そもそも同じテントに入れない人といろんな人がそこにはいました。




年長者を敬う日本の文化のもとで育った僕にとってはかなり異様な光景。





でも、彼らにとってはそれが当たり前の自然なんでしょう。




外国人として位の高い人と同等に扱ってもらい、彼らといろいろ話すことができたのはラッキーでした(ただ向こうほとんどヒンドゥー語しか話せないので会話になっていたかどうかは疑問ではあるが)。




ただ、それをテントに入れない人はどういった思いで見ているのかを考えるとなんか複雑でもありました。





それでも、やっぱり人は人。




階級はあれど、いろんな人に街を案内してもらったり、しきたりや言葉を教えてもらうなど良くしてもらったし、やっぱ人間の本性って階級なんか関係ないんだなと思えた瞬間でもありました。




そんなこんなでヒンドゥー教徒と過ごした一晩、インドで一番宗教を感じる機会となったし、すっごく貴重な経験をさせていただいたなと感じています。




日本語と韓国語であふれ、金のことばっか考えてる奴らがうようよいる超ツーリスティックシティー、バラナシはヒンドゥー教の聖地を返上すべきです!!




今は、バラナシからインドの首都デリーへ夜行電車で移動中。




今日は大幅な遅れもなく、2時間遅れくらいで無事到着できそうですww