一見、穏やかでニコやかに会話に加わっている、

或いは流ちょうにおしゃべりをし会話を楽しんでいる、

はたから見ると何の障害も無いように見える人たちがいます。

でも社会に出ると様々な障壁が露見され、

やることなすことがどうも上手くいかない。

まわりからは本人の努力が足りないとか我ままだとか思われてしまう。

本人はまわりから距離を置かれないように、一生懸命に頑張る。

 

その頑張った努力がなかなか報われない人たちがいます。

今の日本の発達検査では、

いわゆる境界知能と言われるIQ数値範囲では

発達障碍者支援法による支援や配慮を受けることが出来ないようです。

「この子、ちょっと助けが必要やな、

ちょっと環境を整えてあげたら困らないだろうな」と、

周囲で理解をしてくれる人がいれば良いのかもしれませんが、

 

「まわりと同じようにできないのは良くない」

 

そこに本人やまわりの思いが強いと、

結局本人が辛い思いをするのではないかと思います。

日本では境界知能に対する受け止め方が曖昧で、

必要な教育的支援がスルーされてしまっているのではないでしょうか。

 

「境界知能の人たち」古荘純一・講談社現代新書

専門医の視点で、具体的な症例とその課題など示されています。