潜在意識の書き換えで合格脳にする

不合格になる人の考え方 学習に必要なこと

 

本当の自分の声を聴いてみよう

 

合格、不合格の差には何があるのだろうか?

 

客観的には、学習の時間量の差です。

 

学習の時間量はどうすれば増やすことができるかは先のブログ記事、

 

時間の置き換え法』で書きました。

下矢印下矢印下矢印

コチラを参照してください。

下差し下差し下差し

独学者で合格と不合格の差は何かを考えてみた

 

 

今日は、主観的な方向から見てみます。

 

潜在意識の話

 

意識には、顕在意識と潜在意識があります。

 

これは、学習に最も重要な要素をもつ『記憶』とも関連することがらです。

 

記憶については、最後に書きます。

 

顕在意識とは、私たちが意識できていることです。

 

意識できていることなので、言葉で表現ができます。

 

それに対して、潜在意識は、言葉で表現をしていないものです。

 

こころのどこかで思っていることです。

 

潜在意識化で思っていることなので、言葉にしていないことです。

 

例えば、ある福祉系資格の試験に不合格になった人がいます。

 

この人は、どんな思い(考え)をもって日々勉強をしているのでしょうか?

 

『今回は絶対に合格するぞ』と思って(考えて)勉強しています。

 

しかし、こころの奥底からこのように思って(考えて)、日々の学習に臨めているのでしょうか?

 

こころの奥底では、『今回も落ちるかもしれない』と思って(考えて)いないでしょうか?

 

潜在意識で思っていることは具現化しやすい

潜在意識は楽を選ぶ

潜在意識は、困難を否定し、楽なことを選ぶ傾向にあるようです。

 

先ほどの例で、顕在意識では、『合格できるために一生懸命に勉強するぞ』と思って(考えて)、言葉にもしています。

 

合格するためには、様々な困難が生じるでしょうから、それらの困難を克服していかなければなりません。

 

生じる困難を克服できるかどうかが合否の分岐になります。

 

克服できるかどうかの分かれ道の選択をしているのが、潜在意識です。

 

顕在意識では、克服するぞ、と思って(考えて)いても、潜在意識(こころの奥底)では、「今回も無理かもしれない」、と思っているならば、分岐点で、楽な方の道を選んでしまいます。

 

なぜ、楽な方の道を選ぶのか、それは、潜在意識には、防御・防衛が働きます。

 

この防御・防衛が楽な道を選んでいるのです。

 

現象として、楽な方を選び、不合格を具現化させてしまいます。

 

なぜ、不合格になったのかは、実は、潜在意識で、『合格しないかもしれない』、と思っていたからそうなったのです。

 

合否の違いは学習時間の量の不足ですが、なぜ学習時間が不足するのか、その原因を作っているのが、潜在意識で思って(考えて)いることなのです。

 

潜在意識を知る

潜在意識を知る方法

では、自身のこころの奥底を知るにはどうすればいいのか?

 

その方法は意外に簡単です。

 

自分に問いかけてみると、自身の潜在意識(こころの奥底)を知ることができます。

 

先述の例で

 

顕在意識、いつも意識しできていること、言葉で表現できていることを、『本当にそう思うか?』、と自身に問いかけてみたとき

 

その答えが、「合格しないかもしれない」、という言葉が脳裏をかすめました。

 

それが、潜在意識化で思っている(考えている)ことです。

 

先にも言った通り、この「合格しないかもしれない」、という潜在意識が困難が生じた時の、分岐点で楽な方を選ぶ行動の原因です。

 

成し遂げなければならないことがあるとき、自身の潜在意識を知ることは大事なことだと思います。

 

「合格しないかもしれない」、と自分はこころの奥底では思って(考え)ていることがわかった、じゃ、どうすればいいのか?

 

潜在意識を変える

潜在意識を変える方法

潜在意識の変更方法も意外に簡単です。

 

それは、潜在意識をだますのです。

 

だますというと変な言い方ですが、潜在意識は脳の働きです。

 

脳の働きとして、潜在意識にそう思わせるのです。

 

「合格しないかもしれない」、を、「合格する」という思い(考え)に置きかえればいいだけです。

 

脳に「合格する」、と思わせるのです。

 

思わせる方法は、「〇〇試験に私は『合格』する」、と何百・何千回と言葉にだして言い続けます。

 

暮らしの中で、よく目にするところに紙に書いて貼っておきます。

 

これをやり続けることで、潜在意識は、「合格する」、という意識に変わります。

 

何百・何千回と言葉にだして言い続け、紙に書いた「合格する」、の文字を見続けていくと、潜在意識が書き換えられます。

 

時々、潜在意識が書き換えられたかどうかを確認しましょう。

 

確認方法は、「自分は本当に〇〇試験合格するのか」と自身に問いかけてみてください。

 

その答えに、「合格しないかもしれない」、とう思い(考え)があるうちは潜在意識は書き換えられていません。

 

その答えに、「合格しないかもしれない」、の思いが(考え)が浮かばず、

 

「合格する」、という思い(考え)だけが生じたとならば、潜在意識は置き換わり、書き換えられました。

 

潜在意識を変える方法は、簡単ですが、変わるまで、変え続けなければならないところに困難さが生じます。

 

本気で思えるか、とよく聞きますが、本気で思うか、本気で思っているか、とはこのようなことなのです。

 

潜在意識を、置き換える、書き換える。

 

脳の働きとして、潜在意識を、置き換える、書き換えることなのです。

 

潜在意識は、記憶にも大きな影響を与えている

記憶は潜在意識そのものといっても過言ではない

 

試験合格には、知識を記憶しなければならないとは、合格の本質です。

 

記憶とは何か

 

記憶は、ある事柄を、長期記憶化すること、そしてそれを取り出す(思いだす)こと、です。

 

長期記憶化されたものは一生忘れません。

 

一生忘れていないからこそ、あるきっかけでその記憶を取り出す(思いだす)ことができるのです。

 

記憶には、3つのプロセスがあります。

 

1 感覚記憶右矢印2 短期記憶右矢印3 長期記憶

 

五感から入った情報は、まず感覚記憶へ

 

感覚記憶では1秒もかからずしてそのほとんどを忘れます。

 

わずかに残った情報のみが短期記憶化されます。

 

この短期記憶化された情報でさえ、長期記憶化されないものがほとんです。

 

短期記憶化された情報も長期記憶化されなければ、数秒で失われていきます。

 

このように記憶とは、長期記憶の脳に書かれたもののことなのです。

 

学習では、正答を導き出すための知識という情報を、長期記憶の脳に書き込む作業なのです。

 

長期記憶の脳に書き込む作業は、何回も何回も反復する、知識にストーリー性を持たせる(エピソード)、などの工夫をすることで、1 感覚記憶右矢印2 短期記憶右矢印3 長期記憶、化させていきます。

 

潜在意識の中に、書く、刻む、ことと同じです。

 

 

学習は、学習時間とか、正答に必要な知識、など客観的なものでありますが、実はこのように主観的なものでもあります。

 

 

勉強がんばりましょう