以前、「絵本を読まなかった息子の今」という記事の中でも書きましたが、うちの小6の息子、国語が大の苦手
逆に私は読書好きの国語女子で、現代文は記述ぐらいしか対策した覚えがなかったので、息子も記述だけちゃんとやってれば大丈夫だろうと思っていたのですが、本を全く読まない息子の勉強がそれだけでいいはずがなく、4年生の後半には偏差値40台に・・・
そこから慌てて基礎中心の勉強法に変え、試行錯誤した結果、最近ようやく50を切らなくなってきました(文章の内容が生き物など好きな題材の時のみ60超え)
以下、我が家が実際に試した国語が苦手な子用の学習法です。
◾️語彙は例文の中で覚える
読書好きの人の場合、読解はほぼ完成されているので、あとは解法や記述を頑張るだけですが、本を全く読まなかった人の場合、非英語圏の人が英語を身につけるように、語彙(単語)や文法→長文読解→記述(英作文)の順番でやっていかなきゃダメなんだなと思いました
そこでまず力を入れたのが語彙。
語彙力を鍛える方法として一般的なのが「辞書を引いてわからない言葉を調べる」ですが、息子の場合、ただ調べるだけだと、例えば「無頓着=無関心」と覚えて、その後、「君は僕に無頓着だ」というようなヘンテコな使い方をすることがよくあったので、辞書で調べた後、必ず例文を作るようにしました。
(5年のαの先生も例文作りを宿題にしていたので、国語が得意な子にもたぶん有効だと思います)
ちなみにSAPIXの「コトノハ」や「言葉ナビ」はちゃんと文章や例文の中で言葉を覚えていく形になっていて、とてもありがたかったです。
ただ、コトノハは問題数が少なくてカタカナ語やオノマトペなどが補いきれていない気がしたので、以下のドリルを投入しました
また、学習漫画もシチュエーションの中で言葉を覚える形になっているのでとても良かったです(下に行くほど難しくなってます)
◾️本文に線を引きすぎない
国語の読解でよく言われるのが「大事なところに線を引く」ですが、息子にこのことを伝えたところ、全然関係ないところに線を引きまくり、おまけに問題の傍線部が発見できなくなるという事態が発生したため、線引きは以下の二つだけにしました。
・作者が説明文の冒頭で疑問を投げかけたら、それは作者がこれから話したいことだから丸で囲む。
・説明文で話がガラッと変わったと思ったら(物語文で場面が変わったら)段落と段落の間に線を引く。
おそらく国語が苦手な子の場合、「大事なところに線を引く」と言われてもそれがどこかがわからないので、線を引く場所を具体的に言わなきゃダメなんだなと・・・
あと、授業中や家庭学習の時には文章の構造を把握するために線を引いた方がいいと思うんですが、テストの時にあまり線を引きすぎると普通に時間も足りなくなるし、探しにくくなるので、線引きはほどほどにして、どこに何が書いてあるかちゃんと記憶できるようにした方がいいなと思いました。
(算数で全部筆算でやると遅くなるからある程度、暗算で解けるようにした方がいい感じ?)
◾️記述は平易な言葉で書く
国語が得意な子の場合、もともと10点中6点ぐらい取れていた記述をより満点に近づけるために、「主語と述語を明確にする」「◯字の記述であれば入れる情報量はこれくらい」などいろんなテクニックを駆使していくと思うのですが、国語の苦手な息子にこれを伝えたところ、「文章がうまくまとめられない!」と記述のところを白紙で提出するケースが続出したのでやめました
代わりに「難しい言葉を使わなくていいから、誰かに口で説明するつもりで書いてごらん」とだけ言って自由に書かせるようにしたところ、拙いながらも何とか書き、10点中4点ぐらいは取ってくるようになったので、「0点よりはマシだろう」ととりあえずこの方法でやってます
かなり乱暴な方法ですが、自分が英語で話す時も難しい単語が浮かばない時は簡単な言葉で何とか表現しようとするので、あながち間違ってもいないかなと。
ただ、「勇気づけられた」と書くところを「強めに励まされた」と書いたり、「感激した」と書くところを「ありえないぐらい喜んだ」と書いたりするので、読んだ人がびっくりしない程度には何とかしたいなと思ってる次第です