以前「低学年のうちにやっておけば良かったと後悔してること」の中で、小さい頃にもっと本(特に物語)を読んでおけばよかったという話をしましたが、息子は本当にどれだけ頑張っても絵本や小説を読もうとしませんでした
読み聞かせや音読はもちろん、短い本も対象年齢より低めの本もまるでダメ。読書嫌いの子でも夢中になって読むという本もいろいろ試しましたが、どれもほとんど読まずじまい。
結果、見事なまでの酷語男子に育ち上がりました
ただ、不思議なことに図鑑や理科の雑学本などノンフィクション系の本はものすごーく読むんですよね
たぶん息子は本を読んで新しい知識を得るのは好きだけど、本を読んでいろいろ想像を膨らますことには全く興味がなかったんだろうなと思いました(大人でもたまにいますよね。新書は読むけど小説を全く読まない人)
そんなわけで息子の場合、図鑑や理科の雑学本だけでも読んでいたため、算数の文章題や理社の問題文を理解できる程度の読解力はついたのですが、これが国語になるとやっぱり物語(フィクション)を読んでこなかったのはものすごく痛い
何がそんなに困るのかというと・・・
・縦書きの文章を読むのが遅い
・文章が長くなるとどこに何が書いてあったか覚えられない
・起承転結など文章の構成を考えながら読む習慣がない
・登場人物の特徴や関係性を把握するのが苦手
・「はにかむ」「おいそれ」など物語にしか出てこない表現がわからない
・「落胆した」「歓喜した」など感情をを表す表現が乏しい
もう挙げるとキリがないですが、絵本や小説を読んできた子が10年間で自然と身につけてきたこれらのことを3年間で全部詰め込んでいかなきゃいけないかと思うとなかなかつらい
幸い塾のテキストや中学受験用の参考書は、うちのようなタイプの子も暗記とテクニックで何とかなるよう上手にできていて、(あくまでも本人比ですが)少しずつ効果も出てきてる気が。同じタイプのお子さんをお持ちの方、希望を捨てず一緒に頑張りましょう
以下、読書(フィクション)嫌いの息子が低学年の時にかろうじて読んだ本。読解力アップの手助けになるかどうかはわかりませんが、学校でどうしても本を読まなきゃいけない時に便利だったので挙げておきます。
宿題の音読が大嫌いだったので苦肉の策で投入した本。1分で読み終わり、有名な作品にも触れられるので、とてもよかったです。
読書感想文のために買った本。登場人物や設定などをイラストでわかりやすく紹介しているので、文字からイメージを膨らます必要がなく、息子には読みやすかったみたいです。
学校の朝読書のために買った本。ゲームのキャラクターが主人公のため、イメージを膨らます必要がなく、読みやすかったみたいです。